青山繁晴議員が「僕と握手したらガンが治った」「僕の本を読んだら奇跡が」と吹聴! こんな国会議員アリなのか

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青山氏がまたしても『虎ノ門ニュース』でトンデモ発言…


 あの“ネトウヨの尊師(グル)”こと青山繁晴・自民党参院議員が、あいかわらずの怪気炎をあげている。といっても国会の中ではなく、外で、だ。

 本サイトではもうおなじみ、青山センセイといえば、独立総合研究所なる民間シンクタンクを率い、「安全保障の専門家」を自称する極右論客。ネット右翼たちから「真の国士」と持ち上げられ、安倍首相のおぼえもめでたく、2016年の参院選で自民から電撃出馬し当選した。ところが、その後は国会で訳のわからない質問を連発するなど醜態をさらけ出してばかりで、化けの皮がどんどん剥がれまくっている御仁である。

 そんな青山センセイの近況は、本来ならば通常国会が始まって多忙を極めているはずだが、“アベノミクス偽装問題”などどこ吹く風。いつもどおり、ネトウヨ番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)で信者相手に吹きまくっているわけだが、4日放送の同番組では、さすがにスルーできないレベルのことを語っていた。

 それは著書『ぼくらの死生観 英霊の渇く島に問う』(ワニブックス)の宣伝をし始めたときのこと。「えっとですね、この間、人間ドックで都内の大病院に行ったんですよ」と喋りだす青山センセイ。「体内年齢も測ってくれるところね。そこで(私の体内年齢は)30代って結果が出るから、あの〜、出るからってことはないけど」と、またぞろ苦笑いするしかない自慢話を始めた。

 ちなみに、青山センセイはとっくに還暦を超えてらっしゃるのだが、まあこの自称「体内年齢30代」はただのジャブである。続けて、こんな驚くべきエピソードを語り始めたのだ。ちょっと信じられない内容なので、あえて省略や要約をせず、発言をそのまま書き起こしたい。

「若い女性が走って来られたんですよ。ね? 病院ですから、ちゃんと音を立てないように。そして、これ(『ぼくらの死生観』)読んでたんです! いま、座ってこれ読んでたら、書いた本人が目の前通ったから、思わず追っかけました、ということなんですが、これ、以下、科学者の青山千春博士に『決して言うな』と言われてることなんで、って別に、千春博士がどう言おうといいんですが、あのー、どうしようかと思ったんですけど、すっごく“いいこと”が起きてですね」

 補足しておくと、「千春博士」とは青山センセイの妻である青山千春・東京海洋大学准教授(海洋学)のこと。妻に止められてるとかどうでもいいのに……なんてツッコミはここ“青山劇場”ではご法度だ。書き起こしを続けよう。

「あのー、名前とか永遠に言いませんが。ね? この方と握手をして、で、僕に手から伝わった感じがあって。『もともとガンで再発なさったんじゃないか』と何気なく思ったんですよ。で、この方からたまたま連絡があって、そしたらその、実際に(ガンの)再発を告げられて手術しなきゃいけない、と。そういう再発だったと。それで、心を鎮めるためにもこの本をその病院の一室で読んでたら、書いた本人が通った」

 いや、いちいちツッコンでいたらキリがないのはわかっているのだが、言わせてくれ。握手しただけで「ガンが再発する」とわかる(らしい)青山センセイって、ホント何者なんだろうか。国会議員を辞めて臨床医師になったら明日からでも“ゴッドハンド”扱いだと思うのだが、しかし、もっとヤバいのはここからだ。「へヘへェ」と恐れ入る番組MCの居島一平に、青山センセイは神妙な面持ちでこう語ったのだった。

「一平ちゃん。当然、僕は、僕も大腸ガンやりましたし大丈夫です、というメールをお送りしたんですけど。そしたらですね、その後、手術の日を決めるために病院に行って検査したら……。ガンが全部消えてた、と。ホントに」

 青山繁晴と握手をしたらガンが消えた──。

 なんということだろう。新約聖書によれば、イエス・キリストは盲人の目を見えるようにしたり、様々な病気を治したりしたという。青山センセイはこれに匹敵する奇跡を起こしたというのだ。いやはや、“ゴッドハンド”どころかマジで“神”ではないか。

青山繁晴が「(青山の)本を読むと奇跡が起きる!」とまさかの自著宣伝…

 当然、現代医学の常識を超越した話だ。はっきり言っておこう。仮に、青山氏のいうその女性のガンが「全部消えた」ことが事実だとしたら喜ばしいことだが、そのことと青山センセイが握手したことに因果関係はない。繰り返す。ありえない。だが、スタジオでは居島一平が「エーッ!!」と大げさに驚いてみるものの一切否定しようとしない。調子にのって続ける青山センセイ。

「一平ちゃんいま信じられないって顔したけど、いや、僕もびっくりしましたけど。非常に具体的に(メールに)記されていて。で、お医者さんがこの短い間、一週間ぐらいですか? その間に『いったい何をしたんですか』と。とにかく……一週間じゃないか、まあでも短い間に、『何もない』と。で、もう一回検査をしたと。でも何にもないんで、もう手術も取りやめ、健常者にもどって普通に仕事されてますと。で、あのー、青山千春博士は『それは偶然です』と言うし、僕もそう思います。ね? でも、たとえば生きる意欲を持っていて、やっぱりガンの再発を言われて、しかもまだ若い女性なのでどれほど苦しかったかと思うけど、その、たとえば心を鎮めて書物を読まれるような意欲があると、こういう奇跡も起きるということだと思うんです」

 そう。結局、著書の宣伝なのである。完全にカルトとしか言いようがないが、こんな人が与党の国会議員をやっているという事実を、わたしたちはどう受け止めるべきなのだろうか。

 ちなみに、その後も番組では青山センセイの新刊の宣伝が続くのだが、居島一平が「そして青山さんの最新刊『ぼくらの哲学2 不安ノ解体』もまもなく発売」と紹介するやいないや、青山センセイは突然立ち上がり両手をVの字に広げ、「シュワッチ!」と絶叫。「いまのはコマネチではない!シュワッチです!」などと述べており動機は不明である。

 ようは、客観的に見てヤバイ人なのだが、どうも、信者の目にはこれが“神”のように映るらしい。もともと、青山センセイのカルトっぽい逸話や奇行は枚挙にいとまがなく、たとえば2012年に公開された「チャンネル桜」での自身の番組『青山繁晴が答えて、答えて、答える!』では、出生時のこんな話を披露している。

「お袋にちっちゃいころ、よく聞かされたのは、こういうのほんとうにあるのか知らないですけど、まず僕が生まれたのは7月15日で暑い神戸の夏だったんですけども、予定より早く産気づいて、産婆さんが慌てて来たわけですよね。そうしたらもう半ば産まれてて、そして、タライにお湯を張って、赤ちゃんの僕が産まれて、そのまま立ったそうです」

 他にも、2016年には「現代アート」と称した個展を開いて、小さなキャンバスに筆で目が描かれただけの作品に16万2000円の値段をつけたり、昨年には『青山繁晴のまいにち哲学』と題した“日めくりカレンダー”を発売したりしている。これってほとんど新興宗教のビジネスみたいではないか。

 いや、百歩譲って、この人がただの“いかがわしいオッサン”だったら、まあちょっとは大目に見てもいい。だが、念のためもう一度確認しておくが、青山センセイは、現在、政権与党所属の国会議員なのである。つまり、この「握手したらガンが治った」とか吹聴するカルト宗教の教祖みたいなお方に、国民の血税から給料が払われているのだ。

 目立ちたいとか人気者になりたいだけなら、議員を辞めて年末『ガキ使』の「笑ってはいけない」とかに出ればいい。プライドを満たしたいのなら、今後もどうぞ言論活動を続けてくれていい。その性格を生かして宗教家になるのも、日本国憲法の下では自由だ。

 しかし、これ以上国政に関与するのだけは、後生だから勘弁してもらいたい。青山センセイの議員任期満了まで残り約3年半。それはあまりに遠すぎるのである。

最終更新:2019.02.08 12:09

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