国会で自民党が恥知らず質問連発! 義家弘介は「改ざんは親分肌の麻生大臣への冒涜」とゴマスリ、西田昌司は「佐川事件」と命名

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
国会で自民党が恥知らず質問連発! 義家弘介は「改ざんは親分肌の麻生大臣への冒涜」とゴマスリ、西田昌司は「佐川事件」と命名の画像1
自由民主党HPより

 思わず耳を疑った。14日に開かれた衆院財務金融委員会で質疑に立った自民党の西田昌司議員が、なんと今回の文書改ざん問題を、「佐川事件」などと呼び出したのだ。

 安倍自民党が図々しく恥知らずな集団であることは重々承知していたが、まさか「アッキード事件」を「佐川事件」にすり替えてくるとは……。週明けの予算委員会集中審議で佐川宣寿前理財局長の証人喚問をおこなうことで与野党が合意したが、自民党はすでに「佐川主犯説」で責任を佐川氏と財務省に押し付けはじめているのだ。

 そもそも、佐川前理財局長が嘘をついていたことは、いまになってわかった話などではなく、森友問題が浮上して早い段階から疑われていたことだ。それを安倍首相は国税庁長官に昇進させ、麻生太郎財務相は就任記者会見すら開かせようとせず、「(人事は)適材適所」などと疑惑追及から遠ざけてきた。ところがどっこい、文書改ざんが発覚すると、今度は子飼い議員に国会で「佐川事件」と呼ばせ、安倍首相や麻生財務相はあたかも被害者であるかのような顔をして大臣席に座っているのである。

 しかも、この日の財務金融委で西田議員は、5日の段階で文書に「書き換えられた可能性がある」ことを国交省が財務省に伝えていたという件を俎上に載せ、「麻生財務相には11日に報告した」と言う太田充理財局長に対し、「なんで報告しなかったんだよ!」「まさに、財務省による、財務省のための、情報操作なんだよこれは!!」と大声をあげて罵倒。さらにはこんなことまで言い出したのだった。

「根本的に総理自身がですね、財務省の情報、はたしてほんとうに操作してないのか、こういうことを含めてやらないと、政治が官僚に牛耳られて、自分たちの都合のいいところだけ使われますよ。はっきり言いまして、いまの財務省のやり方は、昔の陸軍と同じなんですよ!」

 だが、じつは5日の時点で国交省は財務省だけではなく首相官邸の杉田和博官房副長官に報告。菅義偉官房長官も6日に報告を受け、安倍首相もそのことを承知していたことを15日に認めた。14日の同委で安倍首相は「11日に報告を受けた」と答弁していたが、これはとんだ大嘘で、安倍官邸は国交省の報告を国民に知らせようとせずに知らんぷりしていたというわけだ。にもかかわらず、西田議員は全責任を財務省に覆い被せようとし、挙げ句、“総理は騙されている!”などと宣っていたのである。この安倍自民党の責任転嫁体質こそ、「陸軍と同じ」と言うべきだ。

“佐川呼び捨て”の麻生財務相に義家弘介が「私も呼び捨てにされたい」

 この日、デーブ・スペクターは〈テレビで悪役商会が出てると思ったら財務省を叱ってる自民党の西田議員だった〉とツイートしていたが、安倍首相や麻生財務相のことは必死に庇い、財務省の官僚を激しく攻撃するその姿は、醜悪以外の何物でもなかった。

 しかし、こうした反吐が出そうな自民党によるショーが、きょうも国会で繰り広げられた。なかでも醜かったのは、義家弘介・元文科副大臣の衆院財務金融委における質疑だ。

 まず、義家元文科副大臣は、今朝の毎日新聞が伝えた森友学園への約8億円値引き売買の根拠となってきた地中ゴミについて、建設業者が「虚偽の報告書を作成した」と大阪地検の調べに答えているという件を取り上げ、この報道を「たいへん扇動的な記事」と表現。この期に及んで、いまだ自民党が問題の真相究明になど乗り出す気はゼロであることを印象付けた。

 さらに、今回の文書改ざんについても、「麻生財務大臣への極めて冒涜的な態度」「この部分については激しい怒りを感じております」などと言い出し、「麻生大臣がG20に出席できなくなった」「内政の問題で出席できなくなる。たんに文書の書き換えのみならず、我が国にとって深刻な事態になってしまっている」と述べたのだ。

 いやいや、すっかり「佐川が勝手にやったことで麻生財務相は何も知らなかった」という前提で話が進んでいるが、今回のような大規模な改ざんを一介の理財局長の判断で実行したという筋書きを誰が信じるだろう。だいたい、公文書の改ざんは民主主義の破壊行為であり、何より国民に対する背信行為である。それを「麻生大臣を冒涜した!」と怒り出すというのは、国民を二重でバカにしている。

 だが、義家元文科副大臣はこの委員会に出席していた麻生財務省の顔色しか見ていない。その証拠に、唐突に「麻生大臣のお人柄」について演説を展開しはじめたのだ。いかにいまの自民党が腐っているのかを象徴する言葉なので、少々長いが紹介しよう。

「私もまだ11年しか近くで存じ上げておりませんが、麻生大臣のお人柄、まさに親分肌でもございます。すべてをポジティブに、そしてすべてを信じながら物事を進めて行くという、たいへん大きなリ-ダーであると私は認識しておりますが、その麻生大臣がこの矢面のなかで、自分たちの部下が水面下で、そのようなことをやっているなかで前線に立たれていた。大臣はつねに前向きなことしかおっしゃりませんけれども、その心中察するやいかばかりかと、私自身、感じております」
「一部でテレビの評論家も、野党のみなさんも、麻生大臣が『佐川、佐川』と呼び捨てにするのはいかがなのかという話を聞きますけど、5年間、同じ釜のメシを食ってですね、さまざまな問題をともに力を合わせて乗り越えてきた、まさにファミリー、チームでやってきたわけでありまして。私だって、11年間やってきて『義家』と呼び捨てにしていただけませんから。私は呼び捨てにしていただけるくらい信頼されたいと思ってますよ! それぐらい佐川さんのことを信頼し、そして佐川さんの能力も評価し、これまで国会の前線に立ってきた。しかし一方で、佐川氏は書き換えを知っていながら答弁していたのだとしたら、これ、たいへん(声を詰まらせて)胸の痛い話だなと思います」

麻生財務相は「こんなことを俺に言わせることがふざけた話」と答弁

 端的に言って「気持ち悪い」という言葉しか見つからない。自己保身のために佐川氏を国税庁長官に昇進させて擁護し、都合が悪くなったらあっさり首を切った麻生財務相を、多くの国民は「部下になりたくない上司の最たる例」と感じているはずだ。それを「親分肌」「たいへん大きなリ-ダー」などと延々とゴマをすって「麻生大臣かわいそう!」とアピールするとは……。「社畜」ならぬ、安倍自民党の「党畜」の見本を見せつけられた思いだが、この質疑こそ、間違いなく「国会の無駄遣い」だ。

 しかも、義家議員に「最後に麻生大臣の難局へのご決意を」と水を向けられた麻生財務相は、こう答弁した。

「昨日も、私としては事務次官等々、局長等々、幹部を部屋に呼んで、本件について真摯に反省をする必要がある(と言った)。これ、大きな大人のね、いい年こいた大人に対して、こんなことを俺に言わせるところがそもそもふざけた話なんだと言い渡した」

「こんなことを俺に言わせることがふざけた話」って……。財務省トップとして、改ざんに対する「真摯な反省」なんてまるでゼロ。ただただ「下が全部悪い」としか主張しないのだ。

 佐川氏が証人喚問を受けることは当然の話ではあるが、こうした財務省と佐川氏に責任があることを前提にして麻生財務相を露骨に庇う茶番を見るにつけ、もうすでに官邸サイドと佐川氏とのあいだで「罪を被ってもらう」という線で話はついているのだろうとしか思えない。

 こうした罪をなすりつけるやり方が、近畿財務局職員の自殺という痛ましい事件をつくり出したというのに、まだそれを繰り返そうとする安倍自民党。だからこそ国民は、佐川氏の証人喚問を冷静な目で見届けると同時に、「文書改ざんでもっとも得をしたのは安倍首相」という本質を忘れてはいけないだろう。

最終更新:2018.03.16 09:47

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

国会で自民党が恥知らず質問連発! 義家弘介は「改ざんは親分肌の麻生大臣への冒涜」とゴマスリ、西田昌司は「佐川事件」と命名のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。佐川宣寿安倍晋三森友学園編集部義家弘介西田昌司財務省麻生太郎の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍首相「黒川検事長の“訓告”は検事総長の判断」はやはり嘘だった
2 松本人志が「黒川検事長は新聞記者にハメられた」と陰謀論で擁護!
3 三浦瑠麗の〈#検察庁法改正案に抗議します〉攻撃の間違いを徹底検証
4 検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体!
5 検察は河井克行を逮捕できるのか? 捜査は買収の原資“安倍マネー”に
6 内閣支持率「27%」だけじゃない、安倍政権の危機を表すデータ
7 テラスハウスの出演者がセクハラ告白
8 箕輪のセクハラを告発した女性が暴露したエイベックス松浦の疑惑
9 河井克行前法相は東京の“緊急事態宣言解除”の直後に「逮捕許諾請求」
10 田崎史郎が“黒川検事長と賭けマージャン”を正当化!
11 官邸が黒川検事長の“賭け麻雀”を悪用、稲田検事総長に「辞職」圧力
12 窮地の安倍首相が櫻井よしこの「言論テレビ」に逃げ込み嘘八百!
13 葵つかさが「松潤とは終わった」と
14 “番犬”黒川検事長の定年延長で安倍政権がやった犯罪行為を検証
15 検察OB意見書にあったロックの言葉を訳した安倍の大学時代の教授が
16 検察庁法改正でダダ漏れ指原莉乃の政権批判を封じたい本音
17 黒川検事長と賭け麻雀、産経記者が書いていた黒川定年延長の擁護記事
18 自民党がネトサポに他党叩きを指南
19 佐川不起訴の裏に法務省の官邸代理人
20 河井克行前法相と案里議員の違法選挙は安倍首相ぐるみだった
1 官邸が黒川検事長の“賭け麻雀”を悪用、稲田検事総長に「辞職」圧力
2 窮地の安倍首相が櫻井よしこの「言論テレビ」に逃げ込み嘘八百!
3 検察は河井克行を逮捕できるのか? 捜査は買収の原資“安倍マネー”に
4 検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体!
5 田崎史郎が「#検察庁法改正に抗議します」で“黒川と安倍は近くない”と嘘
6 安倍応援団の攻撃に怯まない「#検察庁法改正に抗議します」の有名人たち
7 松本人志が「黒川検事長は新聞記者にハメられた」と陰謀論で擁護!
8 検察庁法改正で松尾元検事総長が安倍首相を「中世の亡霊」と批判!
9 三浦瑠麗の〈#検察庁法改正案に抗議します〉攻撃の間違いを徹底検証
10 検察庁法改正が抗議の声を無視し強行採決へ! 安倍首相は嘘八百会見
11 黒川検事長と賭け麻雀、産経記者が書いていた黒川定年延長の擁護記事
12 検察OB意見書にあったロックの言葉を訳した安倍の大学時代の教授が
13 内閣支持率「27%」だけじゃない、安倍政権の危機を表すデータ
14 河井克行前法相は東京の“緊急事態宣言解除”の直後に「逮捕許諾請求」
15 田崎史郎が“黒川検事長と賭けマージャン”を正当化!
16 安倍首相「黒川検事長の“訓告”は検事総長の判断」はやはり嘘だった
17 国会で井浦新、宮本亜門の批判を突きつけられた安倍首相が…
18 加藤清隆、百田尚樹ら「#検察庁法改正案に抗議します」攻撃のトンデモ
19 百田尚樹と対照的! 橋本愛が「文化・芸術は死んだ心を生き返らせる」
20 検察庁法改正でダダ漏れ指原莉乃の政権批判を封じたい本音

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄