マスゴミ(マスコミ)に関する話題……本と雑誌のニュースサイト/リテラ
古舘の悲壮、朝日問題、テンパる百田…2014年メディア記事PVランキング
リテラ2014年ジャンル別PVランキングも3日目。今日は“メディア”をキーワードに集計した結果を公開する。大手マスコミが“意図的に伝えない”情報は多い。本サイトはオープン当初から、こうした圧力や利権を背景にした“メディアタブー”を何度も報じてきた。今回はちょっとワケあって2位から10位までを先に発表したい。
★第2位 古舘伊知郎が懺悔告白“テレビはウソしか伝えていない”
「もうとにかく口にさるぐつわした状態で10年たったわけです」
昨年放送開始10周年を迎えたテレビ朝日『報道ステーション』。メインキャスターの古舘伊知郎が、「AERA」のインタビューで、本来報じるべきニュースが封殺されていることを暴露した。たとえば3.11直後には一時的に盛り上がった“原発批判報道”にしてもしかり。今や放射能などによる健康被害などを伝える大手マスコミは朝日新聞、毎日新聞、そしてテレ朝『報ステ』ぐらいだが、そこにも権力から圧力がかかっていることが複数関係者の証言によって浮き彫りになっている。古舘は言う。
「世の中ってうそ八百で成り立ってるし、ホントのところは新聞も雑誌もテレビも伝えない」
古舘がその心の裡を吐露した発言の詳細は以下のリンクから。
(https://lite-ra.com/2014/07/post-238.html)
★第3位 米沢瑠美のヌード載せた「フライデー」にAKB運営が版権引き上げの恫喝
メディアタブーを形成する大きな要因をあげるなら、まず権力からの圧力、抗議や暴力への恐怖、そしてもうひとつは利権だろう。たとえば“AKBタブー”。AKBグループの運営会社AKSが各出版社に写真集やグラビアやカレンダーなどのAKB利権を分配し、熱愛スキャンダルなどを封じ込めてきたのはよく知られるところ。ところが昨年ぐらいから、どうやらこのAKB利権構造の崩壊しつつあるらしい。その一端がかいま見えたのが、AKB御用雑誌だったはずの「フライデー」(講談社)が11月14日号で、「元AKB48人気メンバー 衝撃の完全へアヌード!!」と題し、袋とじヌードグラビアを掲載したことだった。詳細は以下のリンクからご覧いただきたい。
(https://lite-ra.com/2014/11/post-603.html)
なお、この記事には続報があるので、以下もあわせて読んでほしい。
(「AKB運営の圧力で「フライデー」の米沢瑠美ヌード第2弾はどうなる?」)
(「フライデー秘蔵のAKBスキャンダルがついに解禁? たかみな卒業の裏で…」)
★第4位 池上彰が朝日叩きに走る新聞、週刊誌を批判! 他紙での掲載拒否も告白!
14年のメディアの一大トピックと言えば“朝日バッシング”。本サイトは当初から、朝日を袋叩きにする産経や読売、週刊誌に対して、実例を示しながら徹底批判してきた。だが、勝ち馬に乗りたいのは大マスコミだけではないようで、こうした本サイトの姿勢に同調する他メディアは皆無と言ってよい状況が続いていた。そんななか、朝日を叩いている他のメディアも同じようなことをしていると、皮肉をこめて指摘したのが、自身も朝日コラム掲載拒否騒動で当事者となっていた池上彰だ。詳細は以下のリンクから。
(https://lite-ra.com/2014/09/post-482.html)
★第5位 池上さん今回も無双! 安倍首相におじいちゃんコンプレックスを直撃
先の衆院選、安倍政権は〈選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い〉という通達を各テレビ局に出して、権力に対する批判的な報道を押さえ込もうとした。しかも各局が易々それにと応じてしてしまう始末だ。そこで気を吐いたのが、やはり、テレビ東京の選挙特番のキャスターを務めた池上彰である。池上による政治家への鋭いツッコミの数々は以下のリンクから確認してもらいたい。
(https://lite-ra.com/2014/12/post-707.html)
それにしても、“池上無双”などと呼ばれるこの状況を見れば見るほど、大メディアの不甲斐なさを痛感する。もはややつらに報道機関としての矜持はないのか?
★第6位 朝日謝罪会見でハシャぐ読売、産経の“トンデモ誤報”集
昨年9月の朝日新聞木村伊量社長(当時)の謝罪会見で大はしゃぎした読売と産経の記者たち。本サイトは彼らに朝日以上に悪質な誤報の数々を、いわゆるブーメランとして突き返した。読売、産経が過去に報じた“トンデモ記事”の数々を、是非以下のリンクからご一読願いたい。
(https://lite-ra.com/2014/09/post-454.html)
★第7位 朝日誤報問題は目くらましだ!マスコミが隠す吉田調書の恐ろしい本質
もっとも、本サイトはネトウヨのように「やっぱりマスコミは総じてクソだわ。真実はネットのなかにこそある」などと吠えたいわけではない。本サイトが“朝日バッシング”を問題にするのは、なによりも、朝日叩きにのみ執着するマスコミの姿勢が、従軍慰安婦の問題や原発事故の深層を覆い隠しているからに他ならない。特に、吉田調書をめぐる報道問題において深刻なのは、調書のもっとも重要な部分が別の問題にすりかえられてしまっていることだ。
「わわれわれのイメージは東日本壊滅ですよ。完全に燃料露出しているにもかかわらず、減圧もできない、水も入らないという状態で、本当にここだけは一番思い出したくないところです。ここで本当に死んだと思ったんです。」(吉田調書より)
読売や産経は朝日新聞誤報と民主党政権の対応のまずさだけを書きたてるばかりで、この本質的な“事実”に対して見て見ぬふりを決め込んでいる。詳細は以下のリンクから。
(https://lite-ra.com/2014/09/post-425.html)
★第8位 朝日新聞の次は『報道ステーション』がやられる!? 古舘降板、番組終了も
朝日バッシングはテレ朝『報ステ』にも飛び火した。朝日問題、慰安婦報道の検証番組をめぐって「謝罪していない」「開き直り」と苦情が殺到。さらに川内原発問題に関して「反原発の方向へもっていこうと恣意的に編集した」という批判が起こった。だが、本サイトが検証し、各方面に取材したところ、これらのバッシッングは明らかに過剰反応というべきものであることが分かった。どうやら、この問題を機に安倍政権は、テレ朝上層部に働きかけて『報ステ』と古舘つぶしへ向けて、本格的に動きはじめたようである。詳細は以下のリンクをご覧いただきたい。
(https://lite-ra.com/2014/10/post-550.html)
なお、古舘は政権と社内からの圧力にさらされている心境を語っている。こちらも記事にしているので、是非、彼の叫びに耳を傾けてみてほしい。
(「俺の後釜がミヤネ? 冗談じゃない! 古舘伊知郎が鬱憤ぶちまけた」)
★第9位 タイ代理出産事件で大新聞が光通信御曹司の名前を伏せ字にした理由
大手IT企業の「光通信」創業者・重田康光氏の長男が、タイで体外受精と代理母を使い、自分の子どもを16人も出産させていた──昨年「週刊文春」などで報じられたこの事件を覚えているだろうか。ポイントなのは、この問題に対する大手新聞社の弱腰な対応だ。ここにはマスコミが抱える訴訟圧力への弱さというもうひとつの問題が見え隠れしている。詳細は以下のリンクから。
(https://lite-ra.com/2014/08/post-399.html)
★第10位 STAP細胞捏造・笹井氏自殺は「NHKと文春のせい」は本当か
2014年、世間をにぎわしたSTAP細胞問題は、副センター長・笹井芳樹氏の自殺にまで発展した。当然のようにネットではメディアスクラムが笹井氏を追いつめたという“マスゴミコール”が巻き起こったが、しかし、このケースでは明らかにその批判は的外れだ。理由は以下のリンクから。
(https://lite-ra.com/2014/08/post-323.html)
そう、真に追及すべきは、大量の税金が投入される公的研究機関である理研が、いかにしてこうした問題を引き起こすにいたったか、である。本サイトでは、STAP問題に関して以下の記事も公開している。こちらもあわせてご覧いただきたい。
(STAP細胞検証実験終了!小保方騒動とは何だったのかを改めて検証する)
さて、いよいよ1位の発表だが、やっぱりこれだろう。
★第1位 リテラが追う!百田尚樹『殉愛』騒動シリーズ
実は、PVを集計してみたところ、百田尚樹のノンフィクション『殉愛』に関する記事がトップ10に4つもランクインしてしまったのだ。正月早々スキンヘッドのおじさんの話ばかりでは読者も胸焼けするだろうから、最後にまとめて紹介しようと思った次第である。出版不況が吹き荒れる昨今、出版社の“作家タブー”が一層際立ったかたちだが、そんな週刊誌を尻目に、本サイトはいち早く『殉愛』の大嘘に斬り込み、ネットゴシップ的な要素だけでなく、出版・テレビ関係者への取材を含んだ記事を立て続けに公開してきた。というわけで、“メディアPVランキング内ランキング〜百田尚樹編〜”をお送りしよう。
☆第1位 百田尚樹がたかじん未亡人の代弁者になって娘を罵倒! その理由は?
☆第2位 二股発覚! たかじん未亡人は人妻だった! 百田尚樹『殉愛』の嘘
☆第3位 林真理子が百田尚樹『殉愛』をタブーにする週刊誌を批判!「朝日を叩く資格なし」
☆第4位 『殉愛』訴訟で「委員会」が特集中止!大阪のテレビ局関係者に責任波及
☆おまけ 百田尚樹がSMAPとの小説競作で完敗! スマスマ出演で赤っ恥
ちなみに、リテラは現時点までに10本の百田『殉愛』記事を出して騒動を追っている。以下にそれらをまとめたリンクを貼るので、ご一読いただきたい。
(リテラが追う!百田尚樹『殉愛』騒動シリーズまとめリンク)
いかがだっただろうか。リテラでは今年も、さまざまな“メディアの問題”を追及していく。引き続きご愛読いただければ幸いだ。
(編集部)
【リテラの“2014年いっき読み”PVランキングまとめ】
1日目 (ジャニーズ、吉高、AKBの“あの話”…2014年芸能記事PVランキング)
2日目 (東山紀之も池上彰も反ヘイトの言葉!…2014年ネトウヨ記事PVランキング)
3日目 (古舘の悲壮、朝日問題、テンパる百田…2014年メディア記事PVランキング)
4日目 (AV、セクハラ、女性の敵議員…2014年“性の問題を問う”記事PVランキング)
5日目 (セブンもヤマダもディズニーもブラック!…2014年ビジネス記事PVランキング)
最終日(さすがの安倍首相! あの蛭子さんからダメ出しも…2014年政治記事PVランキング)
最終更新:2017.12.09 12:04
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