萩生田文科相が大学入試改革の格差助長を当然視、貧乏人は「身の丈に合わせろ」と暴言! これが安倍政権の本音だ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
萩生田文科相が大学入試改革の格差助長を当然視、貧乏人は「身の丈に合わせろ」と暴言! これが安倍政権の本音だの画像1
「はぎうだ光一オフィシャルwebsite」より


 センター試験を廃止して導入される「大学入学試共通テスト」(2020年度開始)の不公平性に対し、受験生となる高校2年生をはじめ学校関係者や保護者を中心に見直しと延期を求める声が高まっているが、そんななかで、萩生田光一文科相が経済格差による機会不平等は当然とするような信じがたい暴言を吐き、さらなる批判が巻き起こっている。

 まず状況を整理すると、大学入学共通テストでとりわけ批判が強まっているのが、英語民間試験の利用だ。英検やTOEFL、GTECなどの民間で実施されている7種類の資格・検定試験の成績を合否判定などに使用するというが、そもそも目的や基準の違う試験を入試に使用することの問題や、まったく使用しないとする大学は約4割にのぼっていること、その上いまだに試験会場が不確定だったりと不安要素が山積。だが、もっとも大きな問題は、受験生の経済状況や住んでいる地域によって不公平・不平等が生まれることだ。

 受験生は定められた期間内に受けた英語民間試験の2回分が採用されるが、その費用は1回で5800円から2万5000円以上かかる。民間試験の対策として参考書などの教材費や塾代などにも費用はかさみ、受験生の家庭は負担を強いられることになる。しかも、民間試験を全国で実施するようには義務付けられてはおらず、現状では都市部でしかおこなわれない試験もあるため、居住する地域によっては民間試験を受けるために交通費や宿泊費をかけねばならない。さらに受験費用が苦にならない裕福な家庭であれば、練習として何回でも受けることができる。単純に比較しても、裕福な家庭で都市部に暮らす受験生とくらべて家計が厳しく居住地域が地方である受験生は圧倒的に不利で、あまりに不公平な制度となっているのだ。

 しかし、こうした批判が当事者から高まっているのに、萩生田光一文科相は一切聞く耳を持たず、11日の衆院予算委員会でも「一つ一つ不安を払拭してきた。来年はこれで行く」と断言。

 そして、24日に生出演した『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジ)で、居住地域や家庭の経済状況によって不公平が生じるという批判が起こっていることについて問われると、こんなことを言い出したのだ。

「あの、そういう議論もね、正直あります。ありますけれど、じゃあそれ言ったら、『あいつ予備校通っててずるいよな』って言うのと同じだと思うんですよね。だから、裕福な家庭が回数受けて、ウォーミングアップできるみたいなことは、もしかしたらあるかもしれないけれど、そこは、自分の、あの、私は身の丈に合わせて、2回を選んで、きちんと勝負してがんばってもらえば」

「大学入学共通テスト」は政府の施策であって、入学試験制度そのものである。その不平等性を問われているのに、責任者である文科大臣が、受験準備の選択肢の一つである「予備校通い」と同じレベルの話に矮小化するとは、どういう神経をしているのか。挙げ句「身の丈に合わせろ」と言い放つとは──。

 つまり、萩生田文科相は、金のかかる民間試験対策ができる「裕福な家庭」の受験生と、経済的事情でできない家庭の受験生が出てくることを是認して、できない家庭の受験生には「身の丈に合わせろ」と迫っているのだ。よりにもよって文科大臣が、である。

 しかも、萩生田文科相はこうも発言している。

「人生のうち、自分の志で1回や2回は故郷から出てね、試験を受けるとか、そういう緊張感も大事かなと思うんで」

 受験の機会均等を担保もせず、受験生によっては民間試験を受けるために交通費や宿泊費を負担しなければならないという格差を生もうとしている張本人が、「自分の志で故郷から出てみる緊張感も大事」って……。もはや言葉を失うほかないだろう。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

萩生田文科相が大学入試改革の格差助長を当然視、貧乏人は「身の丈に合わせろ」と暴言! これが安倍政権の本音だのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。大学入学共通テスト文科省格差編集部萩生田光一の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 日本城タクシー坂本社長が橋下徹を再び論破!「アホな議論」と一刀両断
2 海外から批判も政府と組織委は五輪強行、選手に特別な感染対策を実施
3 吉村知事への批判がテレビでも…北村教授、日本城タクシー社長、小木博明も
4 汚染処理水・海洋放出の蛮行に加え安倍が顧問の「原発新増設」推進議連
5 吉村知事は自己正当化モンスター!「重症センター」縮小をつっこまれ
6 橋下徹が西村大臣のPCR検査擁護で検査封じの責任に頰被り
7 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
8 大阪に看護師不足は維新のせい!橋下徹は看護師の給料を「バカ高い」と攻撃
9 「かまいたち山内」にネトウヨ疑惑…排外主義や嫌韓ツイートにも「いいね」
10 DHC吉田会長がNHKに「社員のほとんどがコリアン系」とヘイトデマ
11 菅政権がコロナ病床確保を打ち出すも裏で「病床の削減」続行!
12 東京五輪で増田明美と有森裕子が論争! 開催を主張する増田に有森が
13 菅首相が緊急事態宣言を出さないのは五輪開催のため ワクチンも五輪選手優先
14 橋下徹がコロナ対策過剰論を主張するため「熱中症ではそんな対策してない」
15 池江璃花子復活劇を五輪強行派が利用! 門田隆将や安倍前首相も便乗ツイート
16 橋下が「人格障害」名誉毀損裁判で敗訴
17 葵つかさが「松潤とは終わった」と
18 厚労省23人会食で更迭処分なら、菅首相と二階幹事長のステーキ宴会は
19 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
20 田崎史郎が証言! 安倍総理の側近が「悔しいけど玉川徹さんの言うとおり」と…
1吉村知事は自己正当化モンスター!「重症センター」縮小をつっこまれ
2池江璃花子復活劇を五輪強行派が利用! 門田隆将や安倍前首相も便乗ツイート
3日本城タクシー坂本社長が橋下徹を再び論破!「アホな議論」と一刀両断
4吉村知事への批判がテレビでも…北村教授、日本城タクシー社長、小木博明も
5「桜前夜祭」問題で辞職した安倍事務所の配川秘書が密かに復職か!
6NHKが聖火リレー中継から五輪反対の声をカット!北京五輪のような情報統制
7組織委は文春への圧力より電通との癒着説明を! MIKIKO氏排除も電通ナンバー2が張本人
8萩生田文科相「子どもが変異株に感染しやすいという知見ない」とデマまがい
9汚染処理水・海洋放出の蛮行に加え安倍が顧問の「原発新増設」推進議連
10菅首相が緊急事態宣言を出さないのは五輪開催のため ワクチンも五輪選手優先
11DHC吉田会長がNHKに「社員のほとんどがコリアン系」とヘイトデマ
12菅首相が「まん防」で宣言解除の“責任ごまかし”図るも、変異株拡大で手遅れ
13海外から批判も政府と組織委は五輪強行、選手に特別な感染対策を実施

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄