川崎小学生殺傷事件でまた「在日が犯人」のヘイトデマ! 凶悪事件を悪用する差別、過去には百田尚樹や竹田恒泰も

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百田尚樹は千葉大医学部の事件で「犯人は在日外国人たち」とデマ

 しかもこうしたヘイトスピーチを吐き出すのは匿名のネトウヨだけではない。

 百田尚樹は、2016年12月、千葉大医学部の学生3名が集団強かん致傷容疑で逮捕された事件で氏名が未公表だったことについて、〈犯人の学生たちは大物政治家の息子か、警察幹部の息子か、などと言われているが、私は在日外国人たちではないかという気がする〉とツイート(のちに容疑者らの氏名が公表されなかったのは、そのうちの一人が“法曹界の名家”であることを警察が配慮した結果だと報じられデマが確定)。

 また竹田恒泰は、2016年5月に、東京都・小金井市の女子大生が男に首や胸など20カ所以上を刃物で刺された事件で、犯人の男の名前が「自称」と報道されたことについて、〈なぜ本名で報道しない?ここが日本のメディアのおかしいところ。臆する必要はない。本名で報道すべき。これは私の憶測だが、容疑者は日本国籍ではないと思われる〉とツイート。無根拠に“容疑者は日本人ではなく在日外国人だ”と示唆して在日コリアンへのヘイトを煽った。

 さらに、俳優の新井浩文が逮捕された際も、新井の出自にかこつけたヘイトスピーチが溢れたこともあった。

「犯人は在日」などと叫んでいる者たちのなかには、犯人とされる男性の名前が公表されていないことを根拠に挙げているものがいるが、これは典型的な「在日特権」デマによるものだ。

 現実として、犯罪を犯せば日本の警察の履歴にも名前が残るし、その是非はともかくとしても多くのメディアが実名で報じている。

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