伊藤詩織さんをカルバン・クラインがキャンペーンに起用! ネトウヨがまたぞろ攻撃もSNSでは称賛の声が圧倒

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
伊藤詩織さんをカルバン・クラインがキャンペーンに起用! ネトウヨがまたぞろ攻撃もSNSでは称賛の声が圧倒の画像1
伊藤詩織さんが参加したカルバン・クラインのキャンペーン映像


 安倍首相と近い元TBS記者・山口敬之氏からの準強姦被害を訴えたジャーナリスト・伊藤詩織さんが、世界的ファッションブランドであるカルバン・クラインのキャンペーン映像に起用された。

 周知の通り、詩織さんは2017年、山口氏からの性暴力を告発し、実名と顔出しで記者会見に臨んだ。山口氏の“セカンドレイプ”的な反論やネット右翼によるバッシングにあったが、それでも彼女は「真実」を伝えるため著書『Black Box』(文藝春秋)を出版。世界的な「#MeToo」運動の流れのなかで複数の海外メディアの取材にも応じ、昨年にはイギリスのBBCが詩織さんを中心に据えたドキュメンタリー「Japan's Secret Shame」を公開。国際的に大きな反響を呼んだ同ドキュメンタリーは昨日、日本でもニコニコ動画にて放送された。

 今回、詩織さんが起用されたのは、カルバン・クラインが「MY STATEMENT. #MYCALVINS」と題するキャンペーン。同社のアンダーウェアをまとった中国、韓国、台湾、香港、インド、日本のアーティストやアクティビストたち10名が取り上げられている。カルバン・クラインのホームページによれば、この試みは〈文化の前衛となりパーソナルなステートメントを押し出しているアジアからの果敢な個人のグループを讃える〉もので、その一人として詩織さんが選ばれた。

〈国際女性デーとその2019年のテーマであるバランスに触発され、カルバン・クラインはこの10人に、バランスのコンセプト及びその様々な解釈を模索してもらいました。その結果は、それぞれの個人を形成するもの、その力の源、そしていかにして障害を勝利へと変えたかを物語る一連の密着したイメージ及びビデオとなりました。
 カルバン・クラインは、自己表現の強い意志をたたえ、常識への抵抗、ステートメントを提示するための挑戦をサポートします〉(カルバン・クライン公式サイトより)

 カルバン・クラインは伊藤さんを「映像作家(ジャーナリスト)/サイレンスブレーカー」と呼び、このように紹介している。

〈伊藤詩織は、すべての女性のエンパワメントをサポートしています。ドキュメンタリー映像作家であり提唱者である彼女は、小さな声を世界中に届けることに挑んでいます。自分自身を、そして彼女の内なる真実を信じて、現実に対して勇敢に挑戦し、暗闇に光を届けています。〉

 この世界的企業からのオファーは、ジャーナリストとしての評価はもちろん、抑圧や沈黙を強いられがちな性暴力被害について声をあげ続けたことが高く評価された証だろう。日本企業や国内メディアの態度とは180度違うものだ。

 考えてみてほしい。こと日本において、性暴力被害を告発した女性はある種のステレオタイプとして扱われがちだった。メディアは一様に“かわいそうで無力な被害者”として描写する。心ない人たちは“売名行為”だとか“彼女にも悪いところがある”というような誹謗中傷を投げかける。方向は違えども、いずれもネガティブなイメージを植え付けていることに変わりはない。

 そして、別の事件が告発されるたび、同じことが繰り返され、その「女性個人」の価値観や生き方は一切注目を浴びないまま、いつのまにか抽象的な存在として世間から忘れ去られていった。メディアも「その後」を伝えなかった。いや、日本社会の「性暴力被害は恥」という風潮が、それを許さなかったと言ったほうがいい。

 事実、2017年に「#MeToo」運動が世界的に盛り上がったときも、日本国内では被害者が顔を出して告発できるような空気はまったくなかった。誤解を恐れずに表現すれば、性暴力被害の告発者は「主体的な個」でなく、「被害女性という記号」としてだけ扱われてきた。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

伊藤詩織さんをカルバン・クラインがキャンペーンに起用! ネトウヨがまたぞろ攻撃もSNSでは称賛の声が圧倒のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。#MeTooカルバン・クライン伊藤詩織山口敬之編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 維新の野党共闘ディスが悪質!吉村知事も“暴言王”足立康史と一緒に
2 Dappi運営会社社長が、“安倍の懐刀”元宿自民党事務総長の親族の土地に家を
3 Dappi運営企業と取引報道の自民党ダミー会社は岸田、甘利が代表の過去
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 大阪に看護師不足は維新のせい!橋下徹は看護師の給料を「バカ高い」と攻撃
6 安倍晋三が杉田水脈の名簿順位を上げ、あの初村元秘書の公認ゴリ押し
7 『ひるおび!』出演者のバービーが番組の野党の扱いに疑問!
8 甘利明が「スマホは日本の発明」「消費税の使途は社会保障に限定」の嘘
9 吉村知事の大阪府は「時短協力金」支給も大幅遅れでダントツ最下位! 
10 岸田首相に「話が長くて中身がない」「何を言いたいのかわからない」と悪評
11 山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
12 有名ネトウヨ「Dappi」の正体は自民党が取引先のウェブ制作会社!
13 佳子内親王の「姉の一個人の希望を」に批判殺到はおかしい
14 小田嶋隆・武田砂鉄対談 後編 糸井重里と松本人志をあらためて語る
15 眞子内親王をPTSDにした小室圭さんバッシングの裏にある差別的本質!
16 辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!
17 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
18 ネトウヨDappiと自民党の関係が国会で追及されるも岸田首相はゴマカシ
19 すぎやまこういち死去報道で封印された歴史修正主義と性差別肯定発言
20 東山紀之が“反ヘイト本”を出版
1Dappi運営企業と取引報道の自民党ダミー会社は岸田、甘利が代表の過去
2有名ネトウヨ「Dappi」の正体は自民党が取引先のウェブ制作会社!
3甘利明が「スマホは日本の発明」「消費税の使途は社会保障に限定」の嘘
4『ひるおび!』出演者のバービーが番組の野党の扱いに疑問!
5甘利幹事長に「闇パーティ」広告塔疑惑
6ネトウヨDappiと自民党の関係が国会で追及されるも岸田首相はゴマカシ
7Dappi運営会社社長が、“安倍の懐刀”元宿自民党事務総長の親族の土地に家を
8岸田首相の解散直前『報ステ』単独出演に「放送の中立性欠く」と批判殺到!
9辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!
10維新の野党共闘ディスが悪質!吉村知事も“暴言王”足立康史と一緒に
11岸田首相に「話が長くて中身がない」「何を言いたいのかわからない」と悪評
12安倍晋三が杉田水脈の名簿順位を上げ、あの初村元秘書の公認ゴリ押し
13すぎやまこういち死去報道で封印された歴史修正主義と性差別肯定発言

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄