統計不正は安倍政権ぐるみの偽装だった証拠が!「統計改革」をぶち上げ、安倍首相の掲げた目標に合わせ…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
統計不正は安倍政権ぐるみの偽装だった証拠が!「統計改革」をぶち上げ、安倍首相の掲げた目標に合わせ…の画像1
不正統計は安倍政権の政治主導で行われた?(首相官邸HPより)


 予想どおりというべきか、安倍政権がお得意の「隠蔽体質」を恥ずかしげもなく全開にしている。厚労省の統計不正で、問題のキーマンである大西康之・前政策統括官をはじめ、特別監察委員会の樋口美雄委員長らなど関係者の参考人招致をことごとく拒否しているからだ。

 なかでも、大西前政策統括官は今月1日に大臣官房付きに異動し、与党側はそれをもって「現職ではない」という理由で参考人として招致することを拒絶。森友問題の追及の最中に佐川宣寿理財局長を国税庁長官に昇進させ、説明の場から逃亡させたのとまったく同じ、あまりにもわかりやすすぎる証言封じだ。

 しかも、この大西前政策統括官は、不正調査がおこなわれていた事実を昨年12月20日に根本匠厚労相に報告した、その張本人だ。根本厚労相はそのとき事の重大さを認識せず問題を安倍首相に報告を上げたのは12月28日だったと言い張っているが、その約2週間前の13日に統計委員会の西村清彦委員長が厚労省に「抽出調査は重大なルール違反」と指摘しており、少なくともその段階で厚労省は問題の深刻さを把握していたはず。大西前政策統括官が20日に根本厚労相にどれほどの影響が出るのかを伝えていなかったということはありえず、朝日新聞が問題をスッパ抜いた28日に安倍首相に報告したなどというのは到底信じがたい。

 なぜ、こんな見え透いた嘘をつき通そうとしているのか。それは、根本厚労相が不正調査の報告を受けた翌21日、政府は2019年度当初予算案を閣議決定しているからだ。もし、20日に安倍首相に報告していたと言えば、安倍首相は予算の組み替えが必要な大問題があったことを把握しながら、予算案を閣議決定していたことになってしまう。つまり、大西前政策統括官が20日に根本厚労相に対してどのように報告をあげたのかという問題は、安倍首相の責任にも及ぶため、国会での証言を封じようと異動させたのである。

 逆にいえば、こうして安倍政権が関係者を証言に立たせず、必死になって事実の隠蔽を図ろうとする露骨な動きだけを見ても、いかにこの統計不正調査が“安倍絡み案件”であるかを物語っている。

 そして、最大の焦点は2018年の統計調査手法の変更が“アベノミクス偽装”だったのではないかという問題なのだが、4日の衆院予算委員会では、非常に鋭い追及が無所属の小川淳也議員によっておこなわれた。

 そもそも、2018年1月からあきらかに賃金が“上振れ”するよう統計の作成手法を変更し、実際に同年8月にはマスコミが「賃金伸び 21年5カ月ぶりの高水準」「アベノミクスの成果」と大々的に報じた。この統計の作成手法を変更するよう指示したのは麻生太郎財務相であり、2015年10月16日に安倍首相が議長を務める「経済財政諮問会議」において、「毎月勤労統計については、企業サンプルの入替え時には変動があるということもよく指摘をされている」「ぜひ具体的な改善方策を早急に検討していただきたいとお願いを申し上げる」と述べていた。

 この点について小川議員は、安倍首相が2014年11月に消費税増税見送りを発表して解散総選挙に打って出たこと、それによって安倍政権も財務省も「雇用も成長率もいい数字がほしい」と躍起になり、それがこの2015年10月の麻生発言につながるのではないかと指摘。「精度を高めろ、正しい統計を出せと表では言いながら、裏では数字を上げろと、いい数字を出せと、暗に政治的圧力をかけているのではないか」と追及したのだ。

 こうした指摘に対し、麻生財務相はいけしゃあしゃあと「あの、役所におられたのならおわかりと思いますけど(小川議員は元総務省官僚)、圧力をかけたら数字は上がるもんでしょうか?」と答弁したが、事実、麻生財務相の指示によって統計作成手法を変更した結果、虚偽の「21年5カ月ぶりの賃上げ伸び率」が達成されたのだ。つまり、「圧力をかけて数字は上がった」のである。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

統計不正は安倍政権ぐるみの偽装だった証拠が!「統計改革」をぶち上げ、安倍首相の掲げた目標に合わせ…のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。勤労統計不正厚生労働省大西康之安倍政権安倍晋三編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 菅首相の7月高齢者接種完了宣言の裏で総務省が自治体に「完了すると言え」
2 高橋洋一「さざ波」「笑笑」ツイートを擁護するお笑い芸人たちの浅はかさ
3 東京五輪学徒動員”に向け、緊急事態宣言中に教員770人が会場を“集団下見”
4 大阪維新・府議の「感染、即入院」はなぜ報じられない?
5 大阪で123の病床が削減! コロナ医療崩壊でも菅政権が強行する医療カット
6 入管法改正強行に小泉今日子らが反対表明!スリランカ人女性見殺しにも非難
7 宮本亞門が「“お金がからない五輪”は架空」海外のVIP接遇費44億円
8 『名探偵コナン』の公安礼賛がヒドい
9 西村担当相が「マスクでも感染」認めたのに濃厚接触者の定義変更しない菅政権
10 北海道の感染爆発は菅首相忖度の鈴木知事が対応を遅らせた!
11 菅首相に飛ばされた元総務官僚が語った恐怖支配!「あそこまでひどい人は…」
12 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
13 ローラも辺野古反対署名を呼びかけ!
14 ウーマン村本、ローラ…権力批判芸能人を排除する醜悪メディア
15 大阪の入院率10%のなか、維新議員が「コロナ感染、即、入院」で非難殺到!
16 松坂桃李、GLAYもランクイン「芸能人よく言った大賞」後編!
17 維新の市長候補はたかじん遺言執行人
18 小田嶋隆・武田砂鉄対談 後編 糸井重里と松本人志をあらためて語る
19 内閣官房参与の高橋洋一がコロナ感染状況を「さざ波」「笑笑」とツイート
20 東京都が東京五輪の観戦に子ども81万人を動員! 感染拡大中に通達
1大阪の入院率10%のなか、維新議員が「コロナ感染、即、入院」で非難殺到!
2コロナのさなか自公が高齢者の医療費負担を2倍にする法案を強行採決へ
3東京五輪学徒動員”に向け、緊急事態宣言中に教員770人が会場を“集団下見”
4大阪維新・府議の「感染、即入院」はなぜ報じられない?
5 菅首相が「人流は間違いなく減少」と真っ赤な嘘! 東京駅前は昨年の1.8倍
6宮本亞門が「“お金がからない五輪”は架空」海外のVIP接遇費44億円
7『めざまし8』で3時のヒロイン・福田らが「吉村知事はタイプ」話で盛り上がる
8大阪で123の病床が削減! コロナ医療崩壊でも菅政権が強行する医療カット
9北海道の感染爆発は菅首相忖度の鈴木知事が対応を遅らせた!
10菅首相「五輪選手と国民が交わらない」は嘘 528自治体で選手団と住民が交流
11内閣官房参与の高橋洋一がコロナ感染状況を「さざ波」「笑笑」とツイート
12高橋洋一「さざ波」「笑笑」ツイートを擁護するお笑い芸人たちの浅はかさ
13池江璃花子のツイートを菅政権やメディアが反対運動封じに利用!
14西村担当相が「マスクでも感染」認めたのに濃厚接触者の定義変更しない菅政権
15菅首相の7月高齢者接種完了宣言の裏で総務省が自治体に「完了すると言え」
16入管法改正強行に小泉今日子らが反対表明!スリランカ人女性見殺しにも非難
17病床を削減した病院に消費税でご褒美…病床削減推進の改正医療法が成立か

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄