落合陽一は反省表明したが…古市憲寿と落合が「高齢者終末医療カット」言い逃れでさらに露呈した無知と無自覚

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落合陽一が強気の「切り取り」批判の一方で、ネット版で文章修正

 ほかにも、落合がこの間、やたら弁明していたのが、「切り取り」という反論だ。

 2日、「文春オンライン」に対談のパート2がアップされたことを受けて、〈やっと記事きた.切り取られたとこは色々な「〜すべき」という話じゃなくて色々思考しながら議論してる話なのにね〉とツイート。さらに〈朝日の文芸批評読んで鼻息荒くして,スクショ見て鼻息荒くした後,リテラ読んでニヤニヤしてる世界の住人はちゃんと原文読んでほしいよね… 長い文章読めないならパート2だけでもいいからさ…〉とも投稿している。

 しかし、今回、落合がある程度認めたように、批判されている箇所は「切り取り」でなんでもないし、どう読んでも、そのようにしか解釈できない。

 しかも、落合はその強気の反論の一方で、「文春オンライン」対談が掲載される際、「文藝春秋」誌上のものからいくつかの表現を“修正”していた。

 たとえば、落合のセリフでは〈終末期医療の延命治療を保険適用外にするだけで話が終わるような気もするんですけどね〉(「文藝春秋」)という箇所が、〈終末期医療の延命治療を保険適用外にするとある程度効果が出るかもしれない〉(「文春オンライン」)と、「話が終わる」から「ある程度効果が出る」に表現が弱められていた。また、災害時のトリアージにおける「黒タグ」を引き合いに出し、〈あといくばくかで死んでしまうほど重度の段階になった人〉を同様に考えて〈保険の対象外にすれば解決するんじゃないか〉(「文藝春秋」)と語っている箇所も、〈コスト負担を上げればある程度解決するんじゃないか〉と、より抽象度の高い表現に変更されていた。

 こういうふうに、それまで「ヘイト記事」とか「切り取られた」などと言って悪あがきをしていたことを考えると、今回の落合がnoteに投稿した「反省」も、あまりに批判が高まったのを見て、しようがなく行ったのではないか、という疑念が首をもたげてくる。

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