昭恵夫人メールにあの男の名前が! 籠池妻に安倍御用評論家で言論圧力団体「視聴者の会」の小川榮太郎を紹介

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 これに対し、籠池夫人は「落ち着きましたらお電話いたします 必ず致します」と返信している。つまり、昭恵夫人は籠池夫人に小川氏の紹介を頼まれ、小川氏に対し、籠池夫人に連絡するよう伝えた。そして、このメール内容が正しければ、実際に小川氏は籠池夫人に電話をかけようと一度は試みた。そういうことになる。

 おい、ベタッベタではないか。ようするに小川氏は、昭恵夫人からの“鶴の一声”で籠池夫人に電話をいれようとするような関係なのである。小川氏が安倍政権の熱烈な支持者であることはいまさら言うまでもないが、ここまで安倍一家と個人的に昵懇だったとは。しつこいようだが、それでいて安保法制に異を唱えるキャスターらを「公正中立に反する」「偏向だ!」とがなりたてているのだから、心底あきれる。

 ちなみに、たいして話題にならなかったのであまり知られていないが、実は小川氏はこのメールの件以外でも、この間の森友学園問題をめぐって週刊誌で名前が浮上したことがある。「週刊文春」(文藝春秋)3月9号で「安倍晋三記念小学校 “口利き”したのは私です」と証言した塚本幼稚園のPTA会長・川田裕介氏が、小川氏と個人的面識があったと明かしたうえで、「十二年四月には、六本木の『豚組 しゃぶ庵』の個室で、安倍さん、SP、秘書の初村滝一郎さん(現政策秘書)、小川さんら八人で食事をしました」と語っていたのだ(小川氏は川田氏との面識は事実だが、安倍首相との会合の記憶はないと「文春」に回答)。

 いずれにせよ、森友学園をめぐるテレビ報道を敵視し、「電波停止への規制強化が必要」などと主張する小川氏が、今後、「視聴者の会」を使った大規模な“森友報道バッシングキャンペーン”を展開する可能性は、極めて高いだろう。

 ただし付け加えておくと、小川氏は決して籠池理事長を守るためにこうした意思表示をしたわけではないだろう。事実、23日の証人喚問の後、一転、小川氏はFacebookで〈籠池氏問題で悪質なのは、安倍昭恵夫人から現金100万円を寄付金として受け取つたといふ話〉〈金を出したとされてゐる側の総理夫妻が全面否定し、貰つたと主張してゐる人物は嘘だらけ〉〈あべこべで、しかも信憑性の乏しい話〉などと連投。籠池理事長をこき下ろし、安倍政権を必死に擁護している。

 ようは“親玉”の十八番が手のひら返しであれば“子分”もまたしかり。なんとも醜い話だが、そういうことらしい。われわれは安倍政権の情報操作と同時に、この“安倍政権を支える言論弾圧代理人”の動向も注視し続ける必要がある。

最終更新:2017.11.21 07:35

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