改憲勢力3分の2に直木賞作家の中島京子が強い危機感! 内田樹も「安倍の狙いは憲法停止」と恐怖のシナリオを予測

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 中島氏はその後も講演などで、戦前と戦後の違いとは平和憲法である日本国憲法があるかどうかだと訴え続け、参院選前の5月8日に東京・高円寺で行われた太田啓子弁護士との「直木賞作家・中島京子さん×太田啓子弁護士の対談 憲法カフェ」では改憲に無関心でいる怖さについて語っている。

「小説の中では、それまで楽しく過ごしていた女中のタキちゃんが、「はっ」と気がついたときにはものすごい戦争になっています。実際に、そういう人も多かったと思う。(略)だけどいま、私たちは選挙権をもっているし、新しい憲法もある。未来に同じようなことが起きたら、それは私たちに責任があると思うんです」
「今日があって明日が来て…と生活している中で、突然何かが大きく変わるわけじゃないんですよね。じんわりじんわりと、気がつかないうちに変わっていく」(「マガジン9」より)

 中島氏が指摘するのは、『小さいおうち』で描いた太平洋戦争に突入していった状況と現在の政治状況、そして当時といまを生きる人々のメンタリティは同じだということ、そして、無関心と無知こそが最大の敵であるということだ。

 しかし、残念なことに中島氏のこうした指摘や危惧は次第に現実味を帯びてきてしまっているといわざるを得ない。

 最初の中島氏のコメントは、「女性自身」が5週連続で掲載していたキャンペーン企画「自民党『改憲草案』を解く」の「特別編」として掲載されたものだが、その同じ企画のなかで、思想家の内田樹氏は今後の安倍政権が強行するであろう憲法改正への道筋を予測している。

 内田氏はまず、安倍首相には任期の関係で時間的余裕がないと分析し、憲法本体には手をつけず、「緊急事態条項」の「加憲」の一点で勝負に出ると予測する。そして、その狙い、本質はむしろ、憲法改正よりも危険な、“憲法停止”だと指摘するのだ。

「『緊急事態条項』を通せばそれから後は何が起きようと総理大臣がこれは『緊急事態』だと認定すれば、憲法が停止できます。政府の出す政令が法律に代わる。つまり、事実上の独裁体制が成立します。(略)『改憲』ではなく『廃憲』です。緊急事態条項さえ通せば、総理大臣は憲法を好きなときに停止できる。つまり国民主権・立憲主義をうたう憲法の全体が無効化されるということです」

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