御年93歳、瀬戸内寂聴がSEALDsメンバーとの恋愛小説を発表! ホリエモン的新自由主義男をバッサリ

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 たしかにSEALDsの活動に賛同した作家や学者、文化人、タレントは数多くいたが、それを文学に、その上、恋愛小説に仕上げた者はまだいない。時代をいち早く感受し、小説の題材に選ぶとは、さすが「恋と革命を」と訴え続けてきたジャッキーとしか言いようがない。

 しかも、語り手である主人公の女性は、〈だって今の総理の断行しようとする戦争法案が通ったら、瑛太も戦争に引っ張られるのよ。女だって応召されるのよ。私たちの未来はつぶされるのよ。〉と訴えながら、現カレ・瑛太をこう批判する。

〈瑛太は戦争は、する国が儲かるからするので、今、戦争したって儲かる国なんてないから戦争はおこらないよって言ってたわね。瑛太の言うことを100パーセント信じてた私は、それですっかり安心したけど、そんな気楽なこと言ってられる世情じゃないみたいよ。〉

 いま戦争しても儲からないから、戦争なんて起こるわけがない。なのにデモなんか行ってバカじゃないの? ──彼女をこのようにせせら笑う瑛太なる彼氏。これは、まさにTwitter上でSEALDs批判を繰り広げてきたホリエモンそのものではないか。

 本サイトでは何度も取り上げてきたが、瀬戸内は昨年、堀江貴文と対談本を出版。そこで瀬戸内が「なんか、今の時代の空気が戦前と同じ臭いなんですよ。本当に似ているんだもの。具体的には例えば特定秘密保護法なんて、あれは前の戦争のときとおんなじ感じですよね」と現在の危険なムードに警鐘を鳴らし、「安倍総理は戦争がしたいんでしょ?」「だって安倍さんが言ってること、してること見たら、いかにも戦争をこれからしよう! って感じじゃないですか?」と安倍首相を批判した。

 しかし、対する堀江はそうした戦争体験者の瀬戸内の意見を取り合わず、「いやいや。それは言いすぎじゃないですか? (安倍首相は戦争を)別にしたくはないでしょ」と一蹴し、こうつづけた。

「戦争が起こると対中貿易とかって完全にしぼんじゃうんで、そりゃあ絶対にないですよ。経済的結びつきが強すぎるんで」

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