巨人・福田投手の野球賭博は構造的問題? 巨人軍と暴力団の黒い交際! 原監督は組員に1億円口止め料支払いの過去

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 原と巨人サイドは、このお金を払った人間について「反社会勢力とは思わなかった」と主張。文藝春秋を相手に損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を起こしている。しかし、東京地裁は「記事の内容が真実と信じる理由があった」と延べ、15年7月、巨人側の請求を棄却した。原と暴力団の関係が公に認められたかたちだ。

 この原監督の騒動は連日ニュースで報道され、野球ファンのみならずともよく知られる大問題となったわけだが、こんな騒動を起こした後も、巨人と暴力団の関係は途絶えることはなかった。

「週刊文春」13年11月7日号には、内海哲也選手が広島のキャバクラ嬢との間に起きた交際トラブルの解決を、暴力団員に100万円を支払い依頼した経緯が掲載された。原の騒動の後でも「黒い交際」を終わらせることができない理由。それは、巨人と暴力団との関係が昨日今日できたものではない、これまでもずっと続いてきたものだからだ。

 例をあげていけばキリがない。99年には、96年12月31日に清原和博が暴力団関係者とともにゴルフをしている写真が「週刊現代」(講談社)などに掲載された。しかも、そのゴルフは単なるゴルフではなく「賭けゴルフ」であったとの疑惑も起こり、清原は球団から厳重注意処分を受けている。

 また、同じ99年、今度は桑田真澄が暴力団組長とにこやかに酒宴に興じる写真をこれまた「週刊現代」に掲載され問題となった。桑田はそれ以前にも、90年、元運動具メーカー社員・中牧昭二が書いた『さらば桑田真澄、さらばプロ野球』(リム出版)で、元暴力団員の会社社長から金品を受け取っていたということ、さらに、常習賭博で逮捕歴のある人物に自身の登板予定を教えていたという、野球賭博をにおわせるような行動を暴露され大騒動を起こしたことがある。

 桑田はこれに対し、金品の授受に関しては認め、球団から謹慎1カ月、罰金1000万円の処分を受けている。しかし、野球賭博への関与に関しては一貫して否定。巨人と桑田は著者の中牧氏を相手取り1億円の損害賠償と謝罪広告を求める訴訟を起こした。この裁判は半年後、桑田が野球賭博に関与していないことを確認して和解にいたるが、裁判の過程で、桑田が自分の登板日を知人など第三者に教えたことがあるというグレーな事実が明るみになった。

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