安倍首相の国会サボリに身内の自民党議員からも批判! ネトウヨの「要請がなければ出席不要」論は大間違いだ!

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自由民主党公式HPより


 昨日、『情報ライブ ミヤネ屋』と『そこまで言って委員会』に出演するため、わざわざ大阪まで出向いた安倍晋三首相。さっそくTwitter上では「♯国会サボる総理はいらない」というタグがトレンド入りし話題を呼んだが、一方で、ネトウヨたちは「♯出席を求められていないのに国会に行く総理大臣はいない」というタグを拡散し、「安倍首相はサボっていない!」と言い出した。

 彼らの言い分をまとめると、「そもそも安倍首相は衆議院議員であって参議院に出る必要はない。委員会には出席が求められたときに出るものであって、要請がないと出られない。よって要請がなければ国会に行かなくていいのだ!」……ということらしい。

 しかし、それはとんだ大間違いだ。憲法第63条にはこう書いてある。

《内閣総理大臣その他の国務大臣は、両議院の一に議席を有すると有しないとにかかはらず、何時でも議案について発言するため議院に出席することができる。又、答弁又は説明のため出席を求められたときは、出席しなければならない。》

 この条文にある「議院」には委員会も含まれる。つまり、出席要請があろうとなかろうと、安倍首相には委員会に出席することが「できる」のだ。

 現に、委員会出席ではなくテレビ出演のためにわざわざ大阪まで行った安倍首相のことを、同じ自民党の議員で、参院平和安全法制特別委員会の委員長を務める鴻池祥肇氏は、昨日の理事懇談会で「一国の首相としてどういったものか」と苦言を呈している。

 この鴻池委員長の反応は、ごく当たり前のこと。安倍首相には国会で発言することが許されているにもかかわらず、説明の場を国会ではなくテレビを選んだ。これはあきらかな国会軽視だからだ。安倍首相にとっては通したくて通したくて仕方のない法案なのに国会で説明するのはイヤだなどという態度をとるのは、それは「サボり」以外の何物でもなく、もっといえば「ワガママ」であり「緩怠」であり「怠慢」だ。

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