『新宿スワン』で話題の風俗スカウトマンの生態!「女を騙す女衒」か「女性の味方」か

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 スカウトバック方式で風俗嬢が働いている限り自分に10~15%お金が入ってくるとなると、スカウトマンはただ仕事を斡旋して終わりにはならない。彼女たちが少しでも長く仕事を続けるよう、入店後もケアを続けることになる。

 定期的に食事を一緒にとったり、出勤日は送り迎えをしたり、毎晩彼女らの仕事の愚痴を朝まで聞き続けたり……。ようするに、彼らの多くは、仕事を斡旋して終わりではなく、夜の世界で働く女たちの世話役となりマネージャーとなることで、収入を得ているのだ。

 となると、もちろん、悪辣なスカウトマンも出てくる。「実話ナックルズ」(ミリオン出版)2010年12月号によると、少しでも長く働かせるため、女性に借金をつくるよう誘導する輩もいるという。
 
 借金をつくらせる手段は色々あるが、一番は、ホストクラブにハマらせること。仕事の後に労をねぎらうという名目でホストクラブへ連れて行く。当然、スカウトマンのおごりだ。ここでホスト遊びの楽しさを彼女の頭に叩き込む。

 水商売で稼ぎの多く、ストレスも多い彼女が夜の遊びにハマるのに、そう時間はかからない。一度、ホストに依存してしまえば、もう終わり。彼女は遊ぶ金欲しさに、自分の身体を売る商売を続けることになるのだ。

 また、借金をつくらせるのには他にも驚きの方法がある。なんと、入店前にお金を貸して整形手術を受けさせるのだという。「週刊実話」(日本ジャーナル出版)2011年12月10日臨時増刊号では、その手口が詳細に明かされている。

 それによると、まず、入店前に“前借り(バンス)”というかたちでお金を支払い、整形手術を受けさせる。いったん入店してからだと、手術していきなり顔が変わればお客さんにも気づかれるし、やるなら入店前の方が都合がいいからだ。

 今の若い女の子たちはみな多かれ少なかれ整形に興味をもっているので、「店の子は半分以上やってるよ」などと言われながら提案されれば、すんなりと手術を受けてしまう。

 ただ、“入店前の方が都合がいい”なんて単なる建前。真の狙いは借金をつくらせて仕事を抜けられなくすることだ。

 入店前から借金があれば、どんなに嫌なことがあっても、そう簡単にはやめられなくなってしまう。なんとしてでも店に定着させる。それこそが、スカウトマンと店のねらいというわけだ。

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