辻元清美の“わずか2万円”外国人献金に大騒ぎする夕刊フジの愚劣! 安倍内閣の不正ネグり野党攻撃に血道あげる政権の犬

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
辻元清美のわずか2万円外国人献金に大騒ぎする夕刊フジの愚劣! 安倍内閣の不正ネグり野党攻撃に血道あげる政権の犬の画像1
辻元清美オフィシャルサイトより


 全市民の生活に直結する厚労省・毎月勤労統計データ不正問題、アベノミクス“偽装”問題で国会が紛糾するなか、ネット右翼たちは「辻元清美・外国人献金問題」なる話題で盛り上がっている。

 発端は、今月6日の夕刊フジの報道だ。記事によれば、立憲民主党の辻元清美衆院議員の政治団体が、外国籍の男性弁護士から献金を受けていたという。献金を受けたのは2013年と2014年の2回。夕刊フジは、これが政治資金規正法第22条5項で禁じられている「外国人献金」にあたるとして追及。その後も「『私は辞めない』立民・辻元清美氏に批判殺到! 自身の外国人献金問題に“大甘”対応」(8日)などと続報をうっている。

 この夕刊フジの報道を受けて歓声をあげているのがネトウヨや安倍応援団たちだ。〈あなたは本当に日本の政治家なんですか?〉〈辻元はさっさと辞職しちまえ!〉などとがなり立てているというわけだ。

 しかし、この問題、こんなに大騒ぎするようなものなのか。夕刊フジによれば、問題視された献金の額は2013年に1万円で2014年に1万2000円とごく少額。辻元議員はその後に男性が外国籍と判明したため、2013年分は本人に返却し、2014年分は国籍を問わない「後援会会費」に訂正(時事通信6日)。党内役職である国対委員長の辞任は否定している。

 また、男性が使った振込用紙には「寄付金は外国籍の方からはできません」と記載されており、辻元議員には「外国人献金」であるとの認識はなかった。しかも、男性も夕刊フジの取材に対して「政治資金規正法に抵触するとの認識はなかった」と説明している。

 そもそも、日本には在日コリアンなどの外国籍の人が多く生活しており、一概に「外国人献金」として禁止・処罰の対象にしていいのかというは当然あるが、それはひとまず置いておくとしても、このケースでは献金額もごくわずかであり、当人らも認識していなかったのだから、悪質性はほとんど感じられない。

 にもかかわらず、針小棒大にあげつらって、やれ「責任を取れ」「辞職しろ」などとがなりたてるのは、いいがかりとしかいいようがない。

 とくに、呆れるのが、報道の口火を切った夕刊フジだ。そもそも、このネタ自体、タイミングからして、官邸や公安からのリークのにおいがプンプンするが、いくら自民党・政権擁護に寄りまくった安倍応援団メディアとはいえ、わずか2万円そこらの「外国人献金」を「スクープ」と喧伝するとは……。

 しかも、夕刊フジは〈民主党政権時代には、前原誠司外相と田中慶秋法相が「外国人献金」が発覚して閣僚を辞任している。重大な行為であり、重い法律といえる〉(6日)、〈政治資金規正法に抵触するため、ネット上は役職辞任を求める声であふれている〉(8日)、〈「外国人献金」を放置すれば、日本の政治や政治家が、外国や外国勢力によって政治的圧力や干渉、影響を受けかねない〉(8日)などとたたみかけているが、一方で、完全にネグっていることがある。

 それは、「外国人献金」を指摘されたながら、役職の辞任や議員辞職をしていない政治家が大勢いることだ。自民党議員も例外ではない。たとえば2012年には石破茂議員(当時自民党幹事長)の政治団体が2006から2011年にかけて、外国人が代表取締役などに就いている企業3社から計75万円の献金を受けていたことが判明。全額を返金したが、幹事長は辞任しなかった。

 また、福田康夫元首相も総理になる直前、2007年9月に福田氏が代表を務める自民党の群馬県支部が、外国籍の経営者が株式の過半数をもつ企業から計20万円の寄付を受けていたことが明らかになったが、そのまま、総理大臣に就任している。

安倍内閣の巨額違法献金を追及せずわずか2万円の献金に「辞任しろ」

 いや、問題はそれ以前だ。そもそも、安倍政権には、利害関係者からの数百万規模の違法献金疑惑など、辻元議員の「外国人献金」とは比べものにならない「政治とカネ」の問題がもちあがった閣僚が大勢いるではないか。

 たとえば、西川公也農相(当時)は、代表を務める政党支部が、西川氏が顧問をしていた補助金受給企業から300万円の献金を受けていたことなどが発覚。今村雅弘復興相(当時)もJR九州のグループ会社から計6000万円超の巨額企業献金を受け取っていたことが報じられ、その見返りとしてJR九州に便宜をはかっていたのではないかと取りざたされた。下村博文文科相(当時)は「週刊文春」(文藝春秋)に違法性の高い「裏献金」疑惑をすっぱ抜かれ、その後も加計学園への“ヤミ献金”を報じられた。菅義偉官房長官も日本歯科医師連盟からの「3000万迂回献金」疑惑を「週刊ポスト」(小学館)にスクープされた。

 他にも小渕優子経産相(当時)の政治資金問題や、甘利明経済再生担当相(当時)や片山さつき地方創生相の“口利き”疑惑など、「政治とカネ」をめぐる不祥事は枚挙にいとまがない。

 だが、安倍応援団はこうした疑惑をたいして追及もせず、わずか2万円そこらの「外国人献金」を「スクープ」と銘打って大騒ぎを繰り広げているのだ。どっちが悪質で、国政の根幹に関わる問題なのか、小学生でもわかりそうなものだが、連中の頭の中では野党の2万円の献金のほうが大事らしい。

 まあ、それも当然だろう。前述したように、今回のネタはどうみても、勤労統計の不正データ問題のカウンターとして仕掛けられたネタ。安倍政権への追及をそらし、野党を攻撃できるならなんでもよかったのである。

 しかし、問題はやはり夕刊フジだ。こんな露骨な政権の犬ぶりを見せつけてよくもまあ、これで恥ずかしげもなく「報道機関」「新聞」を名乗っていられるものではないか。いや、最近は記者までが「ネトウヨ機関紙だから」と自嘲気味に語っているらしい「夕刊フジ」のこと、もはや、報道機関のプライドなど、とっくに捨て去っているということか。

最終更新:2019.02.09 11:44

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

辻元清美の“わずか2万円”外国人献金に大騒ぎする夕刊フジの愚劣! 安倍内閣の不正ネグり野党攻撃に血道あげる政権の犬のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。夕刊フジ外国人献金安倍内閣編集部辻元清美の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍政権・厚労政務官が外国人在留申請で口利き「100人で200万円」
2 玉川徹がGSOMIA破棄で加熱するテレビの嫌韓煽動を批判
3 『モーニングショー』で「暑さに耐えるのが教育」元高校野球監督は右派論客
4 くりぃむ上田晋也が“政権批判NG”に敢然と反論
5 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
6 『なつぞら』が宮崎駿・高畑勲も闘った「東映動画・労使紛争」を矮小化
7 GSOMIA破棄!八代・有本ら安倍応援団は「嫌なら来るな」
8 久米宏が「テレビが反韓国キャンペーンをやってる」と真っ向批判
9 「あおり運転」警察の過剰捜査とワイドショーの異常報道
10 嫌韓批判で炎上も…石田純一はブレない
11 葵つかさが「松潤とは終わった」と
12 古市憲寿の芥川賞候補作「参考文献問題」に選考委員が猛批判
13 吉川晃司が「俺は現政権がでえっ嫌い」
14 安倍イラン訪問でNHK岩田明子記者がまた安倍フェイクPR
15 自衛隊スパイ事件、官邸が解禁の理由
16 古市憲寿「平成くん、さようなら」と「終末期医療打ち切れ」論
17 ウーマン村本がよしもと社長からの圧力を激白!
18 池上彰が朝日叩きとネトウヨを大批判
19 陸上・朝原宣治がスポーツの政治利用に危機感
20 小木「松本さんが裏で牛耳ってる」文春も松本の吉本支配を批判
1 安倍首相と省庁幹部の面談記録が一切作成されなくなった!
2 くりぃむ上田晋也が“政権批判NG”に敢然と反論
3 金融庁報告書で厚労省年金局課長の驚愕無責任発言
4 産経新聞コラムが「引きこもりは自衛隊に入隊させて鍛え直せ」
5 安倍首相が「老後2000万円」追及に逆ギレ!
6 菅官房長官が望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活
7 金融庁「年金下がるから資産運用」報告書で麻生太郎が開き直り!
8 F35捜索打ち切りと大量購入続行でNHKが「背景に政治性」と報道
9 金融庁炎上の裏で安倍政権が「年金」の“不都合な事実”を隠蔽!
10 防衛省イージス・アショア失態 、玉川徹が原因を喝破!
11 長谷川豊が部落差別発言「謝罪文は馬場幹事長が作った」
12 講談社「ViVi」の自民党広告は公選法違反か!
13 映画『主戦場』上映中止要求の右派論客に監督が徹底反論!
14 渡辺謙が語った『ゴジラ』出演と震災、原発、戦争
15 マンガ『スシローと不愉快な仲間たち』第1話
16 田崎史郎「65歳から年金もらってます」
17 川崎殺傷事件「不良品」発言こそ松本人志の本質だ!
18 香港市民はデモの力示したが、日本は…
19 松本人志が「不良品」発言問題で謝罪も説明もなし!
20 農水元次官子ども殺害正当化は、橋下徹、竹田恒泰、坂上忍も

カテゴリ別ランキング


人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄