安倍首相が極右ネット番組に登場! 沖縄ヘイトの我那覇真子などネトウヨ女性陣におだてられ信じがたい暴言も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
genrontv_180105_top.jpg
極右女性論客からヨイショの嵐を受ける安倍首相(インターネットテレビ「言論テレビ」より)


 元旦に発表された年頭所感で〈明治維新から150年の節目の年〉と切り出し、明治時代の日本を手放しで称賛、明治の精神をこれからのモデルにしようと国民に呼びかけた安倍首相。さらに昨日4日には、政教分離も無視し、伊勢神宮参拝後にそのまま現地で記者会見を開催するなど、その極右ぶりを全開にしている。

 そして本日は、歴史捏造とヘイトを繰り返す女性論客たちと大はしゃぎするという醜悪な姿をさらしたのだ。

 それは、本日21時から放送されたインターネットテレビ「言論テレビ」の『櫻LIVE』なる番組でのこと。この「言論テレビ」は櫻井よしこが取締役会長を務める会社で、安倍応援団を総動員した番組づくりをおこなっている。今回は新春スペシャルとして『安倍首相に華やかさくら組が迫る!』と題されていたとおり、櫻井を筆頭に、「言論さくら組」なる〈櫻井よしこが見込んだ魅力的でアクティブな8人の女性たち〉(言論テレビHPより)のうち、気象予報士の半井小絵、沖縄の活動家である我那覇真子、産経新聞の田北真樹子記者という3人が顔を揃えた。無論、この3人は粒ぞろいのネトウヨ論客だ。

 総理大臣が新年早々わざわざ極右チャンネルに出演する……それだけでもうんざりとさせられる事態だが、安倍首相は登場するなり、着物姿の女性4人に「きょうは華やかで」などと笑顔を浮かべ、櫻井から「いまほど日本が(国際社会で)存在感をもったことって、総理、過去の歴史でないんじゃないですか?」とヨイショされると「過去の歴史で見ていちばんというほど傲慢ではありませんが(笑)」などと言いつつご満悦な様子。……まさに“安倍喜び組”による安倍首相をただただ慰撫するための番組だったのである。

 それも当然だ。櫻井が集合させたこの“喜び組メンバー”は、揃いも揃って安倍首相を擁護し、思想で一体化してきた面子だからだ。

 まず、産経の政治部官邸キャップである田北記者は、昨年2月におこなわれた安倍首相とトランプ大統領の日米首脳会談や11月の来日時の共同記者会見で質問の指名を受けるなど、安倍首相に食い込む記者のひとり。2016年11月の安倍・トランプの初会談の席上で「私は朝日新聞に徹底的にたたかれたが勝った」「俺もニューヨーク・タイムズに勝った!」と意気投合したという会話を独占で伝えたのはこの田北記者で、このことからも安倍官邸との親密ぶりが伺える。さらに産経紙上では、教育勅語について「教材として用いることまでは否定されるべきでない」とした政府答弁書に批判が集まった際には〈教育勅語を完全に否定するやり方こそが言論統制ではないか〉と言い出したり、ユネスコの記憶遺産に「慰安婦」関連資料が登録された場合は「脱退すべきだ」と主張するなど、安倍首相の極右政策を後押しする役割を担っている。

極右ヒロイン・半井小絵と沖縄ヘイトの我那覇真子のヨイショに喜ぶ安倍

 また、半井は、もともとは『NHKニュース7』の気象予報士だったが、2011年に不倫発覚で降板。すると今度はタレントとして『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)のコメンテーターを務め、安倍政権擁護と偏向報道批判を展開。いまでは日本会議の集会にも参加するなど、すっかり極右界のニューヒロインと化している人物だ。

 そして極めつきは、我那覇だろう。我那覇は「琉球新報・沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表で、例の『ニュース女子』(DHCテレビ)の沖縄ヘイト回にもインタビュー出演。沖縄ではコミュニティFM3局で「沖縄防衛情報局」という番組を放送しているが、ここでも「沖縄の反戦平和運動はほとんどが偽物」「朝鮮人や中国人はどうして平気でうそをつくのか」などというデマや差別発言を流布。コミュニティFM3局は番組審議会を開催し、我那覇らに「放送の改善がなされない場合は12月末で終了する」と伝えたという(沖縄タイムス1月5日付)。つまり、沖縄デマと差別を喧伝するネトウヨ中のネトウヨ活動家である。

 こうした面子なのだから、ヨイショの嵐になるのは必然だろう。たとえば半井は、「プーチン首相ですとかトランプ首相ですとか(編集部注・正しくはいずれも首相ではなく大統領)、インドのモディ首相……かなり癖のある、そういう方と親しくされていて、“猛獣使い”とも言われているとお聞きしたんですけれども、そういう方と親しくされるコツがあるんでしょうか」と質問。猛獣使いも何も、現実はプーチン訪日では北方領土の返還が何一つ進展しなかったばかりか3000億円にものぼる経済協力で貢ぐだけという外交で大惨敗、トランプにもひたすら尻尾を振っているだけなのだが、安倍首相は「米国は何と言っても日本が海外から攻撃を受けたときに日本ともに戦ってくれる唯一の同盟国です」などと回答。攻撃される前に外交での解決を図るのが政治の仕事だというのに、恐ろしいことに戦うことを前提に語り出したのである。

 だが、安倍喜び組はただ頷くばかり。田北記者にいたっては「(北朝鮮情勢が緊迫化するなか)安保法制、特定秘密保護法、テロ等準備罪、こういうのを成し遂げてきたというのは、アメリカとの関係を強くする上で不可欠だった」と讃美。日本国民のためにではなくアメリカのための法案成立だったことを暴露してみせたのだった。

沖縄にたいして“いざというときのために迷惑を受け入れろ”と

 なかでも、聴くに堪えない質問を連発したのが我那覇だ。我那覇は「人相のよい、かっこいい首相」「秋葉原の演説もたいへん感銘を受けた」とはしゃぎ、「沖縄の新聞ではいつも怖い顔で登場するんです。私たちは印象操作されてるなと思いまして」などと発言。その上、「安倍首相は日本国のタブー破りの先頭を切って強いリーダーシップを発揮してくださっている」「言論空間の歪んだ沖縄で、ほんとうに勇気を頂戴しておりますが、次にやらねばならないタブー破りは何になるんでしょうか?」と質問したのだ。

『ニュース女子』をはじめとする沖縄のデマを発信しつづけ、言論空間を歪めているのは間違いなく我那覇のほうだが、驚いたのは安倍首相の回答だ。安倍首相はもっともらしく「日本を守るため、国民の命と幸せな暮らしを守るために何をやるべきかを真剣に考えること自体が、タブーといえる領域だったのでしょうね」などと言い出し、挙げ句、「(在沖米軍の)訓練はときとして迷惑になることもありますが、それを受け入れてくれる人がいて初めて、いざというときに対応できる」と語ったのだ。

 これは沖縄の人たちに向かって“いざのときのために我慢して受け入れろ”と言ったのも同然ではないか。ヘリの墜落や保育園・小学校への部品の落下という国民の命の安全を脅かす重大事故が連続して起こっているというのに、こんなセリフを躊躇することもなく公言する。──新年のはじめから、怒りしか込み上げてこない。

 いや、そもそも、国会では約束していたはずの「丁寧な説明」もせず、「頼りにしています!」などと自分をもちあげてくれる女性たちに囲まれ、悦に浸って自分の主張を展開する総理大臣など、過去にいただろうか。もう恥ずかしすぎてとても直視できるような番組ではなかったが、年初からモリカケ問題などなかったことのように振る舞い、極右であることを隠そうとしない言動を繰り返しているのは、安倍首相が改憲に向けて振り切れた証拠だろう。

 今年、このように安倍首相がプロパガンダに邁進し、応援団を総動員することは必至。一体どんな年になってしまうのか……1年がはじまって1週間も経たないうちに頭が痛くなってくるが、だからこそ、安倍首相の動向には注意していくことが必要だ。

最終更新:2018.01.05 11:47

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

安倍首相が極右ネット番組に登場! 沖縄ヘイトの我那覇真子などネトウヨ女性陣におだてられ信じがたい暴言ものページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。半井小絵安倍晋三我那覇真子櫻井よしこ田北真樹子編集部言論テレビの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍首相が辛坊治郎の番組で“参院選の事前運動”!
2 吉本興業会長が沖縄米軍基地跡地利用の有識者懇メンバーに
3 堀江貴文が「デモの絵面がヤダ」「税金泥棒は捨て台詞」
4 テレ朝が政権批判した経済部長を報道局外し
5 恵俊彰が田崎史郎を「政権の代弁者」と
6 葵つかさが「松潤とは終わった」と
7 堀江貴文「税金泥棒」発言で晒した年金問題への無知と頭の悪さ
8 「週刊文春」に公選法違反を報道された和田政宗が被害妄想丸出し反論
9 上田晋也『サタデージャーナル』終了の不可解
10 長渕剛のマスコミ批判に坂上忍が言い訳
11 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
12 秋篠宮家の料理番がブラック告発
13 安倍政権が財政審答申から「年金給付が想定より低くなる」削除
14 拍手・起立を井筒監督と松尾貴史が批判
15 竹田恒泰『中学歴史 検定不合格教科書』は間違いと妄想だらけ
16 グッディ!土田マジギレ真の原因
17 交番襲撃“父親が関テレ常務”より「元自衛官」
18 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
19 安倍が統計不正答弁中の根本厚労相に「戻れ」指示
20 久米宏が電通タブーに踏み込む激烈な五輪批判
1 安倍首相と省庁幹部の面談記録が一切作成されなくなった!
2 くりぃむ上田晋也が“政権批判NG”に敢然と反論
3 金融庁報告書で厚労省年金局課長の驚愕無責任発言
4 産経新聞コラムが「引きこもりは自衛隊に入隊させて鍛え直せ」
5 安倍首相が「老後2000万円」追及に逆ギレ!
6 菅官房長官が望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活
7 金融庁「年金下がるから資産運用」報告書で麻生太郎が開き直り!
8 F35捜索打ち切りと大量購入続行でNHKが「背景に政治性」と報道
9 金融庁炎上の裏で安倍政権が「年金」の“不都合な事実”を隠蔽!
10 防衛省イージス・アショア失態 、玉川徹が原因を喝破!
11 長谷川豊が部落差別発言「謝罪文は馬場幹事長が作った」
12 講談社「ViVi」の自民党広告は公選法違反か!
13 映画『主戦場』上映中止要求の右派論客に監督が徹底反論!
14 渡辺謙が語った『ゴジラ』出演と震災、原発、戦争
15 マンガ『スシローと不愉快な仲間たち』第1話
16 田崎史郎「65歳から年金もらってます」
17 川崎殺傷事件「不良品」発言こそ松本人志の本質だ!
18 香港市民はデモの力示したが、日本は…
19 松本人志が「不良品」発言問題で謝罪も説明もなし!
20 農水元次官子ども殺害正当化は、橋下徹、竹田恒泰、坂上忍も

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄