小籔千豊が清水富美加を「仏教的な思想がある」「お父さんの育て方が最高」と絶賛! 幸福の科学の価値観に共鳴?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
viking_170216_top.jpg
『バイキング』HPより


 先週末より大騒動となっている清水富美加の幸福の科学への出家問題。今日もワイドショーやスポーツ新聞では大きな扱いで報じられている。

 しかし、薄給かつ過剰労働で彼女を精神的に追いつめていたレプロエンタテインメントもバーニングタブーで責めることはできず、かといって幸福の科学も訴訟や出稿をめぐるメディアタブーのひとつなので叩くこともできないメディアは、奥歯に物が挟まったような言い方や、清水富美加個人の問題に帰結させるような語り方をするしかない状況が続いている。

 そんななか、なかなか興味深い発言をした人物がいた。情報番組で世の空気に媚びた保守的発言連発し、コメンテーターとしてひっぱりだこになっている芸人の小籔千豊だ。

 14日放送の『バイキング』(フジテレビ)でのこと。この日も同番組もご多聞に漏れず、芸能人たちの利益共同体維持のため、レプロでも幸福の科学でもなく、清水個人に対して批判的な言葉が飛び交っていた。MCの坂上忍を中心に「仕事が飛ぶことが許せない」「自分たちも駆け出しの頃はそうだった」「業界のルールがある」などと清水個人を寄ってたかって責め立てていた。ところが意外な男がこの空気に乗らず、清水をかばったのだ。

「これはもうわからん。最初、宗教法人さんと事務所さんの言うてはること見たら、『あぁ、どっちなんやろなぁ? それこそ富美加ちゃんに聞いたら何て言うんやろな?』と思ったんですけど、もうここまで来たら、ちょっと僕はええ子やと思ってたし、可愛らしい、どっちかって言ったらええ感じの子やなと思ってたんで味方してあげたいんですけど」

 たしかに、清水はバラエティタレントとしても大人気で、そのサービス精神旺盛で天真爛漫なキャラクターは共演者の芸人たちからも愛されていた。小籔もそのひとりなのだろう。とはいえ、普段、不祥事を起こした(とくに若い)芸能人に厳しい言葉を投げつける小藪にしては、優しすぎないか。

 とくに、小籔は近年、「説教ガンコ親父」的なキャラクターを前面に押し出している。普段であれば、こういった「慣例」や「仁義」といったものに反する話に対して相当キツい口調で責め立てるはずだ。それが清水に対しては、「ええ子や」「味方してあげたい」というのは、かなり違和感がある。

 しかも、小籔は茂木健一郎や伊集院光のように、レプロのブラック体質や、芸能界の理不尽なルールに異を唱えているわけではなく、その理由がよくわからないのだ。

 しかし、過去の番組共演映像から、小籔が清水のことを「ええ子」と言った意外な理由が明らかになった。小籔が彼女のことを褒めていたのは、単純に「性格のいい子」というレベルの話でなく、どうも清水の“宗教観”に惹かれていたっぽいのだ。

 小籔と清水は2015年7月18日放送の『メレンゲの気持ち』(日本テレビ)で、お互いゲストとして共演している。朝ドラ『まれ』(NHK)の放映中で、清水はまさにブレイク真っ最中の時期のことだ。

 この番組でも清水はその『まれ』(NHK)で共演する土屋太鳳の仕事に対するストイックな姿勢を絶賛し、「いつ死んでも天国に行くっていうくらい清らかなんですよ。悪いところが一個もない」などと語るなど、いま聞くと意味深に感じてしまうような話を披露していた。

 また『まれ』のヒロインオーディションに応募したのに、親友役でヒロインには落ちてしまったと父に報告すると、父から「修行するつもりでがんばってこい」と厳しく叱咤されたというエピソードを話すと、小籔は「最高のお父さんですよ」「知り合いのお父さんと飲みたいと思ったことないけど、清水さんのお父さんとやったら、飲めますね」などと、清水の父を絶賛した。

 さらに清水が「柴犬が好き」という話をするなかで、「日本犬がけっこう好き」と話すと、小籔が拍手しながら「すごい!ちゃんとしたお父さんに育てられてる」と褒めはじめた。小藪の“日本スゴい”“愛国ポルノ”的発言はいまに始まったことではないが、犬まで“日本スゴい”とは。

“日本の犬スゴい”だけでも笑ってしまうが、小籔はさらにこんなふうに絶賛したのだ。

「すごいちゃんとしたお父さんに育てられてるなって思うんですよ。さっきも『天国に行く』とか『地獄に行く』とかちゃんと仏教的な思想が。そして、日本の犬も好んでいる。お姉さん2人も素晴らしい方でしょうね」

 清水が土屋太凰について「いつ死んでも天国に行くっていうくらい清らか」と評したことをわざわざもち出して、「ちゃんと仏教的な思想」などと清水の父の教育を絶賛したのだ。

 ふだんエラそうに「おれは大人で良い悪いがきちんとわかってる」体で説教をぶちまくっている小籔だが、「天国」とか「地獄」とか(「日本犬が好き」とか)いうだけで、「ちゃんとしてる」って浅すぎないか。ていうか、そもそも、「天国」って「仏教思想」じゃないだろう。

 こんな程度の発言に感銘を受けるなんて、もしかして小籔も幸福の科学信者なのか?とつっこみたくなるではないか。

 もちろんそんなことはありえないだろうが、しかし、小籔と幸福の科学の価値観には案外、共通点が多い。幸福の科学といえば、憲法9条の改正どころか、中国や北朝鮮の脅威に対抗して核武装まで主張。従軍慰安婦や南京大虐殺を誤った歴史認識とするウルトラ極右だが、小籔もそこまでではなくても、同様のネトウヨ的極右思想をもっていることは、ふだんの言動の端々からうかがえる。

 女性の権利の問題についても、幸福の科学はジェンダーフリーや男女平等を否定する立場で、小籔もまた、テレビでとにかく家父長制復活思想丸出し、女は男に付き従え、子どもは親の言うことを黙って聞け、というような発言を連発している。

 しかも、これだけ保守的な主張を展開しながら、経済だけは妙に新自由主義的だったり、根っこにサブカル的なギミック感があるところもよく似ている。

 清水とその父親をここまで過剰に褒めたというのは、たぶん、小籔自身が彼女のなかにある幸福の科学的価値観に無意識に共鳴してしまったためなのかもしれない。

 意外なところで明らかになった思想の浅さだが、清水の宗教観や父親のしつけについてそこまで「ちゃんとした」「素晴らしい」ものだというなら、いっそ、小籔自身が幸福の科学に出家してみるのはどうだろう。それで、テレビから小籔が消えてくれて、あの強者の論理丸出しのネトウヨ的説教を聞かされることがなくなったら、こんなにうれしいことはないのだが。
(本田コッペ)

最終更新:2017.11.16 04:47

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

小籔千豊が清水富美加を「仏教的な思想がある」「お父さんの育て方が最高」と絶賛! 幸福の科学の価値観に共鳴?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ネトウヨバイキングレプロ小籔千豊幸福の科学本田コッペ清水富美加の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 菅義偉の弔辞「山縣有朋の歌」は安倍がJR葛西の追悼で使ったネタ
2 安倍国葬で大はしゃぎ 百田尚樹ら安倍応援団とフジサンケイの醜態
3 安倍こそ政治の犠牲になった国民を「悼む気持ち」のない冷淡政治家だった
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 テレ朝で『モーニングショー』統一教会報道中止、ネット動画削除!
6 岸田首相が性差別発言や統一教会擁護の安倍応援団・小川榮太郎をブレーンに
7 長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
8 維新応援団・野村弁護士が懲戒、橋下徹にも請求が
9 『笑点』で三遊亭円楽が「いま日本は本当に民主主義国家ですか?」
10 赤木ファイル公開で改ざん指示は安倍から菅、菅から佐川のルートが濃厚に 
11 高橋治之と安倍晋三は親戚関係だった!安倍家の自宅購入資金も高橋弟が捻出
12 坂上忍『バイキング』打ち切りはフジ上層部による政権批判潰し
13 中山美穂ラブラブ写真に辻仁成は
14 統一教会問題で下村博文と山谷えり子の呆れた開き直りと嘘
15 不正入札、リニア新幹線はアベ友利権だ
16 KADOKAWA夏野剛社長に新たな暴言が発覚! 一方、森喜朗には…
17 コロナ禍で困窮のさなか介護料を月6.8万円爆上げの鬼畜
18 統一教会とズブズブ萩生田「政調会長」に批判殺到!一方、テレビは…
19 長渕剛がライヴで反安倍メッセージ!
20 『ど根性ガエル』作者が家庭崩壊の危機
1 菅義偉の弔辞「山縣有朋の歌」は安倍がJR葛西の追悼で使ったネタ
2 高橋治之と安倍晋三は親戚関係だった!安倍家の自宅購入資金も高橋弟が捻出
3 安倍こそ政治の犠牲になった国民を「悼む気持ち」のない冷淡政治家だった
4 岸田首相が性差別発言や統一教会擁護の安倍応援団・小川榮太郎をブレーンに
5 安倍国葬で大はしゃぎ 百田尚樹ら安倍応援団とフジサンケイの醜態
6 統一教会問題で下村博文と山谷えり子の呆れた開き直りと嘘
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄