有働由美子が内定していた『クロ現+』キャスターを外された理由…実は籾井会長からの“寵愛”が原因だった!?

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NHK『あさイチ』番組ページより


 先週、『あさイチ』(NHK)にゲストとして爆笑問題の太田光が登場し、興味深いやりとりがあったのをご存知だろうか。

 ネットニュースにもなっていたが、太田がアメリカ大統領選にからんで、NHKを恐怖支配する籾井勝人会長をからかうような、こんな発言をしたのだ。

「俺、アメリカ馬鹿だと思う。またあんまり言うと、籾井さんに怒られちゃう」

 だが、興味深かったのは、太田の発言ではなく、それに対する司会の有働由美子の反応だった。いつもなら、ゲストのギャグに的確なリアクションを見せ、場を盛り上げる有働が、このときは「怒られないでしょ、別に」とフォローを入れるのがやっと。太田が「籾井さん、俺のこと嫌っているから」と悪ノリしても、「え? そうなんですか?」ととぼけることしかできなかった。

 最終的には、見かねた井ノ原快彦が助け舟を出し、「見ていると思いますけど、何かあったら是非スタジオのほうにお越し下さい〜」と籾井会長に呼びかけるようなギャグにしたため、有働アナも「見てらっしゃったらぜひ。FAXも受け付けてます!」と乗っかったが、この日の有働アナは明らかにうろたえ、精彩を欠いていた。

 そんなところから、局内では「さすがの有働も籾井さんのことはナーバスになるんだろう。例の問題もあったし」という声が囁かれたという。

 例の問題というのはもちろん、NHKが国谷裕子キャスターを降板させて、22時台で新装スタートした『クローズアップ現代+』の人事問題だ。

 当初、NHK内部では『クロ現+』キャスターを有働アナも含めた計8名の女子アナの交代制にする計画だったのだが、籾井会長が有働アナの起用に難色を示し、ストップをかけたと言われているのだ。その結果、番組の目玉人事でもあった有働アナのキャスター就任は白紙になり、『クロ現+』は当初より1人少ない7名での交代制になった。

 籾井会長は2月4日の定例記者会見で「(有働アナを外したのは)現場が決めたこと」「有働アナは夜もやると大変」として自身の関与を否定しているが、NHK内部では「籾井会長のツルの一言で有働が外された」というのは常識になっている。

 では、なぜ籾井会長は有働アナをキャスターから外したのか。外野では、籾井会長が有働アナの最近の政治的姿勢を警戒したためではないかという見方も流れていた。

「籾井会長は『あさイチ』でコメンテーターをしている元解説委員長の柳澤秀夫のことを嫌っているらしいんですよ。柳澤はリベラルなスタンスのジャーナリストで、政権に批判的なコメントをすることがたまにあるでしょ。それが気に入らないらしい。籾井会長は有働のことも柳澤と一緒に見ていて、有働に『クロ現』をやらせたら、国谷と同じように政権に批判的なことを言い始めるんじゃないかと警戒し、有働を外したと言われています」(スポーツ紙記者)

 だが、この見方は明らかに的外れだ。たしかに、『あさイチ』では柳澤氏がたまに踏み込んだ解説をすることがあるが、有働アナは視聴者目線に立った当たり障りのないコメントを口にするだけで、政権批判にとられるような言葉は一切口にしない。

 たとえば、昨年の朝ドラ『花子とアン』で主人公の花子が出演するラジオ局が大本営に支配されてゆくという回があったが、『あさイチ』冒頭の“朝ドラ受け”コメントで柳澤氏がメディアと権力との関係に言及したのに対し、有働アナは別の話題でごまかしスルーしようとしていた。

 また、昨年2月、イスラム国人質事件で後藤健二さんが殺害された際も、柳澤氏は「テロ対策とか過激派対策とかが声高に議論され始めているけど、僕らが考えなきゃいけないことは、後藤健二さんが一体何を伝えようとしたのかということ」と、踏み込んだ発言をした際も、有働アナは、まるで困ったような微妙な表情を浮かべていた。

 これで、籾井会長が有働アナを警戒するというのはありえないだろう。実際、警戒どころか、籾井会長は有働アナのことをいたく気に入っているという。

「籾井さんの有働好きは局内でも有名です。しょっちゅう、有働さんのことを話題にしているし、機嫌が悪いときでも、有働さんの話になると機嫌がよくなる。わざわざ有働さんを見るために『あさイチ』のスタジオにも頻繁にやってくるようです」(NHK関係者)

 籾井会長の有働アナ贔屓は公の場での発言からもうかがえる。昨年の入局式では、自分が『あさイチ』の制作現場に視察に出かけていることを強調する異例のスピーチをしていたし、今年4月3日の定例会見で、山形放送局で気象予報士が泣き出したというハプニングについて触れた際も、「某アナウンサーのように、まつげが落ちてもそれをカバーするぐらいの度量があればうまくいくが」と、有働アナをほめるかたちでフォローしていた。

 しかし、なんといっても最大の証明は、有働アナの番組での扱いだ。有働アナは籾井体制になってからずっと、紅白歌合戦の総合司会に起用され続けている上、今年は大河ドラマ『真田丸』のナレーションにも抜擢されるなど、明らかに“NHKの顔”という役割を担うようになっている。籾井会長が気に入っていなければ、この重用はありえないだろう。

 あの籾井会長からラブコールを受けるというのは、想像するとかなりキモい感じがするが、しかし、当の有働アナは嫌がるどころか、むしろ、積極的に籾井会長に取り入っているという局内の証言もある。

「局内で総スカンをくらっていた頃から、有働さんは籾井さんと会うと、にこやかに話しかけ、かなり優しくしていた。番組でも、籾井さんの嫌がるようなことは絶対言わないように気をつけていますしね。その結果、二人はかなり親しくなって、今では、突っ込んだ話もするようになっています」(NHK関係者)

 実は、有働アナは以前から、局内で“究極のジジイ殺し”と言われていた。特に1997年から2005年まで会長をつとめた“独裁者”海老沢勝二元会長からは寵愛を受け、NHKが嫌うはずの略奪愛など数々の男性スキャンダルがあっても、それを跳ね返し出世街道をひた走ってきた。その手腕が、籾井会長に対しても発揮されたということだろうか。

 いずれにしても、今回、『クローズアップ現代+』の人事も、けっして有働アナが籾井会長に敬遠されたということではなく、むしろ逆。籾井会長は有働アナを守るために、番組キャスターから外したということらしいのだ。

「今回の人事で、籾井さんはやっぱり、有働さんのことが可愛くて仕方がないんだな、というのがよくわかりましたね。『クロ現+』は政権の圧力で国谷キャスターを更迭してリニューアルしたということで、変な意味で注目を集めている。しかも完全に腰が引けた内容になっていますから、評価が下がるのは目に見えている。そんな番組に有働さんを起用したら、その経歴や今後に大きな影響が出かねない、とストップをかけたようです。一説には、有働さんのほうから籾井会長に頼んだのではないかという話もあったほどです」(前出・NHK関係者)

 お茶の間での圧倒的な人気に加え、“独裁者”籾井会長まで味方につけてしまう組織遊泳術。このままいくと、冗談ではなく、“初の女性会長”なんていうこともありうるかもしれない。
(林グンマ)

最終更新:2017.11.24 09:52

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