安倍政権の圧力で降板、NHK国谷裕子が『クロ現』最終回でSEALDs奥田愛基を取り上げ“最後の一刺し”

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
kuniya_160318_top.jpg
『クローズアップ現代』ホームページより


「長い間続けることができたのは、協力いただいた多くのゲストの方々、そして何より番組を見てくださった視聴者のおかげだと感謝しています。本当にありがとうございました」

 昨夜、最後の出演となった『クローズアップ現代』(NHK)で国谷裕子キャスターはそう挨拶すると、深々と頭を下げた。『クロ現』は4月4日から『クローズアップ現代+』と改称され、時間帯も22時台へと移る。

 ご存じの通り『クロ現』は、昨年3月に「週刊文春」(文藝春秋)が“やらせ問題”を報じ、BPOも「重大な放送倫理違反があった」とした。今回の『クロ現』の改編および国谷キャスターの降板も、“やらせ問題からの再出発”といったように印象付けられているが、もちろんこれは表面上の話でしかない。

 本サイトでは繰り返しお伝えしているように、国谷キャスターの降板は、『NEWS23』(TBS)の膳場貴子キャスターと岸井成格・番組アンカー、そして『報道ステーション』(テレビ朝日)の古舘伊知郎キャスターの降板と同様、官邸からの圧力に屈した結果だ。

 とくに国谷キャスターは、一昨年の集団的自衛権行使容認の際、番組に出演した菅義偉官房長官に「他国の戦争に巻きこまれるのでは」「憲法を解釈で変えていいのか」と質問を投げかけたが、これに秘書官が激怒。番組終了後、官邸はNHK上層部に対して「君たちは現場のコントロールもできないのか」と猛抗議したという。ようするに、国谷キャスターは官邸からずっと目をつけられており、NHKはやらせ問題を逆に“隠れ蓑”にして降板させたのである。

 しかも、そうした問題が起こって以降、『クロ現』の内容は政権に気を遣ったものに変化。昨年可決された安保法制についても7月に一度だけ取り上げ、国谷キャスターは「合憲か違憲かというのは非常に根本的で本質的な問題では」「なぜ成立を急ぐのか」などと問題点を挙げていったが、そのたびにNHK政治部記者が「政府は国民の理解を得るためにも憲法論だけでなく安全保障政策の観点からの議論を深めたいという考えを持っている」といったように政権の主張を代弁しつづけた。

 また、今年2月には、まさにいま話題の保育所などで非正規化が進んでいる実態を放送したが、当初、番組タイトルとして発表されていたのは「拡大する“官製ワーキングプア”」だったのに、当日の放送では「広がる“労働崩壊”~公共サービスの担い手に何が~」というタイトルに変更されていた。これもまた、政権批判だと受け取られないようにと忖度した結果だったのではないかと見られている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

安倍政権の圧力で降板、NHK国谷裕子が『クロ現』最終回でSEALDs奥田愛基を取り上げ“最後の一刺し”のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。NHKクローズアップ現代国谷裕子奥田愛基水井多賀子の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 辛坊治郎が新宿区のコロナ見舞金を「ホストが10万円狙いで感染」とデマ
2 安倍政権がまた「災害ないがしろ」!被災地に耐久性不十分の段ボールベッド
3 「医療逼迫していない」は嘘だった!なのにGoToキャンペーン前倒し強行
4 木下優樹菜の「新しい不倫相手」は本当に存在するのか?
5 東京の感染者は7月1日から100人超、発表67人を139人に修正
6 葵つかさが「松潤とは終わった」と
7 安倍政権の「Go To」批判封じを『ひるおび』八代弁護士がポロリ
8 森友公文書改ざんで安倍首相を守った太田充主計局長が財務省トップに
9 東京女子医大がボーナスゼロで400人の看護師が退職希望も、安倍政権は
10 GoToキャンペーンは、 “影の総理”今井補佐官と菊池桃子の夫が経産省の利権に
11 「東京でコロナ感染224人」は本当に検査を増やしたせいだけなのか
12 糸井重里、山下達郎、太田光…「責めるな」圧力の有名人の罪
13 「桜を見る会」で昭恵夫人、菅官房長官と写真の“大物半グレ”が逮捕
14 安倍政権がコロナ増税の動き! 新会議に震災で復興税導入を主張した経済学者
15 東山紀之が“反ヘイト本”を出版
16 吉村洋文知事は「武富士」の盗聴犯罪を隠蔽するスラップ訴訟の代理人に
17 河井克行の買収に安倍事務所が関与の新証言!現金渡した相手を首相秘書が訪問
18 安倍が共産党の「文化・芸術の自粛補償」も立憲の「学生支援」も全部拒否
19 香港問題で安倍首相と自民党の二枚舌
20 嵐の暴露本出版!メンバーの不仲話も
1東京の感染者は7月1日から100人超、発表67人を139人に修正
2 年金積立金が1~3月期で18兆円マイナス! 国民の年金を溶かした安倍政権の責任
3小池百合子都知事が東京アラート解除のため陽性者数を操作していた疑惑
4「医療逼迫していない」は嘘だった!なのにGoToキャンペーン前倒し強行
5安倍政権がまた「災害ないがしろ」!被災地に耐久性不十分の段ボールベッド
6森友公文書改ざんで安倍首相を守った太田充主計局長が財務省トップに
7小池百合子が当選後、コロナ対応担う都立病院の合理化計画
8GoToキャンペーンは、 “影の総理”今井補佐官と菊池桃子の夫が経産省の利権に
9大谷医師が明かしたネトウヨの電凸攻撃!「反日」と怒鳴り込まれたことも
10 河井克行の買収に安倍事務所が関与の新証言!現金渡した相手を首相秘書が訪問
11 安倍政権がコロナ増税の動き! 新会議に震災で復興税導入を主張した経済学者
12東京女子医大がボーナスゼロで400人の看護師が退職希望も、安倍政権は
13吉村洋文知事がコロナワクチン開発でもペテン手口!
14東京都の感染者100人超で小池知事、加藤厚労相、安倍首相の仰天言動
15安倍首相がイージス・アショア停止を悪用して「敵基地攻撃能力」保有へ
16「桜を見る会」で昭恵夫人、菅官房長官と写真の“大物半グレ”が逮捕
17「東京でコロナ感染224人」は本当に検査を増やしたせいだけなのか
18河井事件でバービーが「安倍首相の名前で金を受け取らせたのは圧力」
19小池百合子、小野泰輔の“ヘイト”に津田大介が切り込んだ
20辛坊治郎が新宿区のコロナ見舞金を「ホストが10万円狙いで感染」とデマ

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄