やっぱり…TBS『NEWS23』で岸井に続き膳場貴子降ろし!“育児専念降板”のマタハラ情報流され膳場が反論

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
zenba_151203_top.jpg
『NEWS23』HPより


 危惧は現実になってしまったようだ。本日、スポーツ報知が「TBS膳場アナ、「NEWS23」来年3月末降板へ「育児に専念したい」」という記事を出した。

 本サイトでは、先日、同じ『NEWS23』でアンカーを務める岸井成格氏(毎日新聞特別編集委員)の降板問題を伝えた。自民党の圧力、そして安倍応援団の極右人脈で結成された「放送法遵守を求める視聴者の会」の意見広告に屈服したTBS が岸井氏の降板を決定。後任に星浩・朝日新聞特別解説委員が就く見込みであることを報じた。

 が、その際に、岸井氏だけではなくメインキャスターの膳場貴子氏についても、「産休に入る膳場さんを、復帰させずフェードアウトさせるという計画もあるようです」というTBS関係者の証言を掲載していた。

 やはり、本サイトが指摘していたとおり、TBSでは膳場アナ降ろしが進んでいたのだ。

 ただし、スポーツ報知が書いている「膳場アナから『番組に区切りを付けて、育児に専念したい』と申し入れがありました」というのはまったくの嘘だ。

 膳場アナは11月20日、妊娠出産のための産休前最後の放送でも「また皆様の前に戻って、この番組でお目にかかれる日を楽しみにしています」「新しい経験を通じて、視野を広げていけたらなと感じております」とお腹をさわりながら復帰に意欲的な発言を行っていた。それなのに、自ら「育児専念」を理由に降板など申し入れするはずがない……。

 と、訝しんでいたら、今回のスポーツ報知の報道の少し後、当の膳場アナ本人がFacebookでこのように報道を否定した。

〈【コメントごとシェアして頂けると幸いです】責任と愛着を持ってやってきた仕事です。降板申し入れはしておりません。このような誤報を、たいへん残念に思っています。〉

 また、この投稿に対するコメントに返信するかたちで、こうも述べている。

〈子供は大事に育てたいし、仕事でも責任を負いたい。贅沢だけど、生き方の大事な部分なので、この記事は見過ごせず、誤報だと声をあげてみました。〉

 膳場アナが仕事と子育てを両立させようとしていたとすれば、この報道は事実無根というだけでなく、明らかにマタハラだろう。いったいどういう経緯でこんなものが出てきたのか。

「スポーツ報知にリークしたのは、もちろんTBSサイドです。リテラが報じていたように、TBS上層部としては自民党や官邸の圧力に耐えきれず、かなり前から岸井氏と膳場氏を番組から降ろして収束を図りたいと考えてきた。しかも、例の『視聴者の会』の意見広告問題があったので、一気に事態が進み始めたわけです。ところが、岸井氏も膳場氏もそれに抵抗しているため、TBS上層部はまず、膳場氏に対して“育児に専念するから降板”と先手を打つことで既成事実をつくりたかったのでしょう」(TBS関係者)

 既報の通り、『NEWS23』は、以前から官邸と自民党より目障りな報道を行う番組として“標的”にされてきた問題がある。しかも、官邸と自民党は岸井氏だけでなく、膳場アナについてもかなり神経を尖らせていた。

 そもそも『NEWS23』は、昨年11月、衆院解散を発表した当日に安倍首相が生出演。その日に番組で流されたアベノミクスの実感を街の人びとに訊いた街頭インタビューに対し、安倍首相は「厳しい意見を意図的に選んでいる」とブチ切れるという“事件”が発生した。その後、自民党は在京キー局に“報道圧力”の文書を送りつけたのだ。

 しかし、膳場アナはこうした圧力にまったく怯まなかった。逆に、TBSの総選挙特番では、中継でつながった安倍首相に、街頭インタビュー問題を掘り返し、果敢にこう問うた。

「以前、番組に出演いただいた際、『実感ない』という街の声に対しておかしいと反論されていましたが、実際に全国まわってみて実感はどうでしたか?」

 自民党の“報道圧力”のきっかけとなった問題を、膳場アナは堂々と質したのである。これに安倍首相はイラッとしながら「あのときは、街の声が偏っていた」などと言い張った。

 以降、安倍政権は『報道ステーション』(テレビ朝日)同様に、『NEWS23』も目の敵にしてきた。その最大の標的の一人は岸井氏であったが、岸井氏とともに鋭い指摘を繰り出す膳場アナも“目障りな存在”であったことは想像に難くない。

 また、とくに安保法が成立した直後からは、自民党「放送法の改正に関する小委員会」の佐藤勉委員長が、テレビの安保法制報道は問題だとして、「公平・公正・中立は壊れた。放送法も改正したほうがいい」と露骨な恫喝発言をするなど、再びTBS やテレビ朝日への圧力を強めはじめた。対してTBSの武田信二社長も9月の定例会見で「(安保法制の一連の報道は)弊社の報道が『一方に偏っていた』というご指摘があることも存じ上げているが、われわれは公平・公正に報道していると思っている」と弁明する事態になっていた。

 そして、前述した「放送法遵守を求める視聴者の会」なる団体の意見広告──。TBSはこれらをきっかけに岸井氏と膳場アナを降板させ、『NEWS23』の放送時間を短縮、ストレートニュース番組にリニューアルしようと考えているとも洩れ伝わっている。“報道圧力”に屈したTBSが思い描く“恐怖のシナリオ”、その一端に、今回の膳場アナ降板報道問題があるというわけだ。

「実際、リテラに岸井氏と膳場アナの降板情報が出てからは、TBS内でも“降板はおかしい”という声が社員のあいだからあがり始めています。こうした空気に対抗するために、今回、TBS幹部がスポーツ報知に情報をリークしたのでしょう」(同前)

 しかも、TBSが最悪なのは、政治圧力に屈した降板を糊塗するために、膳場アナへのマタハラを行ったことだ。これは、スポーツ報知へのリークだけではない。

 実は、本日発売の「女性セブン」(小学館)には、同じく膳場アナの降板が報じられており、記事によると、膳場アナはTBS報道局幹部から「来年3月をもって専属契約を終わりにしたい」と告げられた際、出産を理由にされていたようなのだ。

「女性セブン」の記事では、膳場アナはほかの幹部からも「生まれてくる赤ちゃんのためにも、キャスターの仕事はやめたほうがいい」などと説得を受けたとある。一方の膳場アナは出産後の来春には復帰を、と考えていたといい、実際、広告代理店に勤める夫は「1年間の育児休暇まで申請していた」らしい。まさに膳場アナにとっては〈契約打ち切りの通告は事前の相談もなく、まったくの寝耳に水〉状態だったという。

 もし、TBSがどうしても岸井氏や膳場アナを降板させるというなら、こういう姑息な嘘はやめて、「安倍政権の圧力に屈しました」「TBSは死にました」と正直に告白すべきだろう。
(田部祥太)

最終更新:2015.12.05 07:42

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

やっぱり…TBS『NEWS23』で岸井に続き膳場貴子降ろし!“育児専念降板”のマタハラ情報流され膳場が反論のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。TBS田部祥太の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 GoToキャンペーンは、 “影の総理”今井補佐官と菊池桃子の夫が経産省の利権に
2 河井克行の買収に安倍事務所が関与の新証言!現金渡した相手を首相秘書が訪問
3 東京の感染者は7月1日から100人超、発表67人を139人に修正
4 香港問題で安倍首相と自民党の二枚舌
5 安倍政権がコロナ増税の動き! 新会議に震災で復興税導入を主張した経済学者
6 葵つかさが「松潤とは終わった」と
7 小池百合子が当選後、コロナ対応担う都立病院の合理化計画
8 大谷医師が明かしたネトウヨの電凸攻撃!「反日」と怒鳴り込まれたことも
9 小池百合子都知事が東京アラート解除のため陽性者数を操作していた疑惑
10 年金積立金が1~3月期で18兆円マイナス! 国民の年金を溶かした安倍政権の責任
11 マツコがいじめ、弱者叩きの構造を喝破
12 小池百合子が「東京に核ミサイル配備」
13 田崎史郎が『モーニングショー』から消えた! 原因は玉川徹?
14 国会で井浦新、宮本亜門の批判を突きつけられた安倍首相が…
15 河井事件でバービーが「安倍首相の名前で金を受け取らせたのは圧力」
16 小池百合子、小野泰輔の“ヘイト”に津田大介が切り込んだ
17 吉村洋文知事がコロナワクチン開発でもペテン手口!
18 上西議員と佳子さまのメイクが同じ!?
19 『テラスハウス』木村花さんへの「やらせ指示」はやはりあった!
20 東京都の感染者100人超で小池知事、加藤厚労相、安倍首相の仰天言動
1 東京の感染者は7月1日から100人超、発表67人を139人に修正
2 年金積立金が1~3月期で18兆円マイナス! 国民の年金を溶かした安倍政権の責任
3 小池百合子都知事が東京アラート解除のため陽性者数を操作していた疑惑
4 小池百合子が当選後、コロナ対応担う都立病院の合理化計画
5 安倍首相秘書が案里陣営とともに溝手陣営切り崩しに動いていた!
6 GoToキャンペーンは、 “影の総理”今井補佐官と菊池桃子の夫が経産省の利権に
7 大谷医師が明かしたネトウヨの電凸攻撃!「反日」と怒鳴り込まれたことも
8 「安倍さんからと言われた」河井前法相から現金を受け取った町議が証言!
9 河井克行の買収に安倍事務所が関与の新証言!現金渡した相手を首相秘書が訪問
10 「専門家会議廃止」の裏に緊急事態宣言の解除をめぐる安倍官邸と専門家の対立
11 東京都の感染者100人超で小池知事、加藤厚労相、安倍首相の仰天言動
12 安倍政権がコロナ増税の動き! 新会議に震災で復興税導入を主張した経済学者
13 吉村洋文知事がコロナワクチン開発でもペテン手口!
14 安倍首相がイージス・アショア停止を悪用して「敵基地攻撃能力」保有へ
15 森友公文書改ざんで安倍首相を守った太田充主計局長が財務省トップに
16 河井事件でバービーが「安倍首相の名前で金を受け取らせたのは圧力」
17 小池百合子、小野泰輔の“ヘイト”に津田大介が切り込んだ
18 香港問題で安倍首相と自民党の二枚舌
19 『テラスハウス』木村花さんへの「やらせ指示」はやはりあった!
20 久米宏がTBSラジオの最終回で何も語らなかったのはなぜか?
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄