安倍首相の根深い学歴コンプレックスを父親の番記者と大学の恩師が暴露! 何の勉強もせず保守主義を叫んで…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
abe_151202.jpg
『安倍晋三 沈黙の仮面』(小学館)

 これまで本サイトでは、安倍首相の政治姿勢やその背景にある母方の祖父・岸信介への妄信、逆に反骨の政治家だった父方の祖父・安倍寛への無関心ぶり、幼少期からの嘘つきなど、様々な角度から批判、検証を行ってきた。

 そんな中、安倍首相に関する興味深い本が出版され話題となっている。それは、元共同通信記者で政治ジャーナリストの野上忠興による『安倍晋三 沈黙の仮面』(小学館)だ。安倍首相の父親・晋太郎時代から40年以上安倍家を取材し続けたジャーナリスト・野上による安倍首相の評伝だが、そこに描かれる幼少期からの性格、数々のコンプレックスは現在の安倍首相の政治姿勢を考える上でも示唆に富んでいる。

 安倍首相は祖父・岸信介に強固な憧憬、そしてコンプレックスを抱いていることはよく知られた話だが、しかしそれ以外にも安倍首相は、様々なコンプレックスを抱えてきたという。

 そのひとつが「学歴コンプレックス」だ。安倍首相の家系である岸家、安倍家には東大出身者が多数存在した。

〈安倍・岸家はいわば『東大法学部』を宿命づけられた家系といえる。祖父の岸は東大法学部時代に、後に東大名誉教授となる法学者の大家・我妻栄と首席を争った秀才で、大叔父の佐藤栄作、父方の祖父寛、父の晋太郎も東大法学部出身だ〉

 安倍首相と同じく成蹊小からエスカレートで大学までいた兄の寛信も、成蹊大学卒業後、東大大学院に進んでいる。

 だが、幼少期から勉強が好きでも得意でもなかった安倍首相は、父・晋太郎に「東大へ行け」と尻を叩かれ、時には分厚い漢和辞典で頭を叩かれても、反発するだけで一向に勉強をするわけではなかったという。

 それどころか、「政治家への思いと名門家系の誇りに胸をふくらませ、一方では思うようにならぬ勉学に羞恥心とルサンチマン(自分より強い者に仕返ししたいという鬱屈した心情)を募らせていた」のだ。

 それは大学に入っても変わらなかった。大学時代の恩師の興味深い証言が本書には紹介されている。

「安倍君は保守主義を主張している。それはそれでいい。ただ、思想史でも勉強してから言うならまだいいが、大学時代、そんな勉強はしていなかった」

 安倍首相に政治家としての思想などないことはわかっていたが、本書では、ただ幼い頃刷り込まれた祖父・岸の「教え」を盲信したまま、なんの成長さえしていないと批判されているのだ。

 さらに、である。この恩師は「ましてや経済、財政、金融などは最初から受け付けなかった」とまで語っている。また、学友も安倍首相の大学時代を「政治家になる気はなかったのではないか」と証言している。

「本当に後を継ぐ気であれば、もっといろいろな知識を吸収して、“将来、日本はこうあるべきだ”といったモチベーションがあってもよかった。でも当時の安倍君には、そういうビジョンは感じなかったし、その片鱗を語ることもなかった」

 憲法改正やアベノミクスを高らかに謳う安倍首相のビジョンなき“底の浅さ”が証明された形だが、しかし問題は勉強が苦手で、努力もしなかった安倍首相が、現在でもそのコンプレックスを引きずり、その歪んだ思いを首相として現実に政治へ投影していることだ。

 本書では安倍内閣に東大出身者が歴代内閣の中でも極端に少ないことを指摘した上で、安倍首相と付き合いの長い議員の証言を紹介している。

「晋ちゃんは東大出身者とエリート官僚が嫌い。議員でも東大出身者とは肌が合わないのか敬遠する傾向がある」

 自らの学歴コンプレックスに加え、好き嫌い、敵か味方かで政治を執り行う安倍首相だが、最終学歴を経歴から“カットする”という驚くべきこともやってのけている。それは2006年に上梓した『美しい国へ』(文藝春秋)には存在した「成蹊大学法学部卒業、神戸製鉄所勤務を経て、82年に父・晋太郎外務大臣の秘書官に」という略歴が、13年にリニューアル刊行された『新しい国へ』(美しい国へ 完全版)ではそっくり削られてしまっているという。

 安倍首相のコンプレックスはそれだけではない。意外なことに岸家の養子となった5歳年下の実弟・岸信夫議員(元外務副大臣)に対しても複雑な感情、コンプレックスを抱いており、それが政治家となるひとつの動機として存在することだ。

 安倍家の3男として生まれた信夫だったが、生後すぐ子どものいなかった岸信介の長男夫妻の養子に出されている。

「長男の寛ちゃんは安倍家の跡取りとして見られていたし、総理大臣の岸家は弟の信夫君が継ぐことになった。子供心にもやっかみがあったのではないでしょうか」(安倍・岸家を長く支えた関係者)

 同書はこんな証言を掲載した上で、このような風景を描き出す。

〈岸の愛情が“内孫”である信夫により多く注がれるようになったという身辺の変化を感じ取っていたのかも知れない。実際、信夫が生まれたあと、南平台の岸邸には、安倍が“おじいちゃんを弟に奪われた”と感じる光景があった〉

 安倍首相が政治家になると言い出したのは、その頃からだったという。
 大好きなおじいちゃんを取られた。自分は安倍家と岸家の跡取りではない。ならば自分が父や祖父の後を継いで政治家になる。幼少期の思いとはいえ、その動機はコンプレックスに満ちあふれている。

 また本書では、安倍首相が大学を卒業した後アメリカに留学したのは「単なる遊学」であり、極度のホームシックから月10万円ものコレクトコールがあったこと、神戸製鉄での工場勤務や相部屋の寮生活に耐えられず、こつ然と姿を消したことなど、数々の興味深いエピソードが綴られる。

 さらに自分の意見と違うことを言われると“キレる”ことや、“反対意見に耳を塞ぐ”ルーツ、またかつては「弱い人たちに光を当てるような政治家になりたい」「(岸時代の安保への反発に対して)政治家がうまく国民に説明していないからじゃないか。自分ならもっとうまく説明できるのに、とも思っていた」という現実とは正反対な発言など、突っ込みどころ満載の評伝でもある。

 努力もしないのにネガティブな学歴コンプレックスやルサンチマンを持ち、辛いことがあるとすぐ逃げ出すお坊っちゃま。これが現在の日本の総理大臣・安倍晋三の本質だ。そんな幼稚なメンタリティを持ち続けた挙げ句、祖父の「悲願」「教え」をただただ追随し、平和憲法を改正しようと躍起になっているのだ。この事実には改めて、恐怖を感じずにはいられない。
(野尻民夫)

最終更新:2015.12.02 07:21

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

安倍晋三 沈黙の仮面: その血脈と生い立ちの秘密

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

安倍首相の根深い学歴コンプレックスを父親の番記者と大学の恩師が暴露! 何の勉強もせず保守主義を叫んで…のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。学歴安倍晋三家族野尻民夫の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍晋三が植村隆と櫻井よしこの裁判めぐりデマ投稿!
2 菅首相が8000万円パーティ、安倍前首相と同じ政治資金報告書不記載、補填疑惑
3 「桜を見る会」安倍前首相の大嘘答弁・醜態総まくり
4 吉村洋文知事「命の選別」発言は事実! “治療を高齢者から若者に”
5 小田嶋隆・武田砂鉄対談 後編 糸井重里と松本人志をあらためて語る
6 中居がすべらない話でJのタブーに!
7 『スシローと不愉快な仲間たち』12 安倍首相の寒すぎるポエム
8 検察がつかんだ「桜」前夜祭の公選法違反証拠!費用補填800万円の明細
9 安倍が宇野教授を任命拒否したのは宇野教授の父から批判された逆恨みか
10 葵つかさが「松潤とは終わった」と
11 菅首相に飛ばされた元総務官僚が語った恐怖支配!「あそこまでひどい人は…」
12 小田嶋隆・武田砂鉄対談 前編 ツイッターで安倍政権とどう向き合うか?
13 『あさが来た』は籾井の機嫌取り企画
14 昭和の名作裏ビデオ史
15 大統領選不正デマを拡散した日本のトランプ応援団の妄言総まくり!
16 学術会議任命拒否 宇野重規教授が書評「暴君」論で菅首相批判か
17 植村隆の名誉毀損裁判で不当判決!櫻井よしこの捏造を無視
18 AKBから「名誉毀損」の恫喝メール
19 植村隆裁判の不当判決で調子に乗る櫻井よしことネトウヨ
20 菅首相が生出演『ニュースウオッチ9』めぐり内閣広報官がNHKに圧力
1 菅首相の遅すぎる「GoTo見直し」はキャンセル料補填しないためか!
2 大阪のコロナおざなり対策が酷すぎる!重症病床使用率もごまかし
3 吉村洋文知事「命の選別」発言は事実! “治療を高齢者から若者に”
4 菅、安倍、森がバッハ来日で…コロナ隠しにGoTo続行、NHKに圧力
5 コロナ再拡大の最大の戦犯は菅首相!専門家の指摘無視「静かなマスク会食」
6 検察がつかんだ「桜」前夜祭の公選法違反証拠!費用補填800万円の明細
7 大統領選不正デマを拡散した日本のトランプ応援団の妄言総まくり!
8 安倍が宇野教授を任命拒否したのは宇野教授の父から批判された逆恨みか
9 菅首相が8000万円パーティ、安倍前首相と同じ政治資金報告書不記載、補填疑惑
10 学術会議任命拒否 宇野重規教授が書評「暴君」論で菅首相批判か
11 安倍晋三が植村隆と櫻井よしこの裁判めぐりデマ投稿!
12 「桜を見る会」安倍前首相の大嘘答弁・醜態総まくり
13 『スシローと不愉快な仲間たち』12 安倍首相の寒すぎるポエム
14 小田嶋隆・武田砂鉄対談 後編 糸井重里と松本人志をあらためて語る
15 小田嶋隆・武田砂鉄対談 前編 ツイッターで安倍政権とどう向き合うか?
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄