浅田真央の父親が「暴行で逮捕」報道もマスコミは沈黙…真央ちゃんはなぜタブーなのか? 過去には謝罪放送、出版中止も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
asadamao_150517.jpg
浅田真央オフィシャルウェブサイトより


 現役復帰を表明した浅田真央が突如としてスキャンダルに襲われた。それが真央の実父のDVの末の傷害罪逮捕報道だ。

 これを報道した「週刊新潮」(新潮社)8月6日号によると、2011年12月、妻・匡子さんが死去した後、父親は50代女性と交際を始めた。しかし父親は次第にこの交際女性に暴行を振るうようになり、遂に今年5月22日には壮絶な暴行の末、警察に通報され翌日には逮捕されたというのだ。

「『浅田真央』復帰を邪魔する『実父』女性暴行逮捕の被害届」と題された記事には交際女性による赤裸々な暴行の様子が綴られている。

 同日23時頃、父親にかかってきた別女性からの携帯電話を巡り2人は諍いになったが、父親は壮絶なDVを交際女性に振るい始めたという。

「彼は立ち上がり、振りかぶった平手を私の頭上に思いきり叩きつけたんです。痛くて、私が“何すんのよ!”と言うと、“うるせんだよ!”と、今度は私の脇腹からお腹のあたりを2、3回突き蹴りしてきました」
「(その後も)私は首をつかまれて突き飛ばされ、よろけたところを髪を引っ張られて頭を振り回され、顔や頭や腹を足で何度も蹴られ、再び髪を持って引きずり回された後、ソファの横に叩きつけられ、上から蹴られました」

 そのため女性は警察に通報し、その後病院に緊急搬送されたという。当初は容疑を否認していた父親だが、その後罪を認め略式起訴による30万円の罰金が確定したという。

 日本中から愛される真央ちゃんのパパによる驚きのDV逮捕劇だが、記事には真央パパの意外な過去も明らかにされている。それがホスト歴と3度の逮捕歴だ。

 真央パパはホストクラブでホストとして勤務した後独立し、ホストクラブや風俗店を経営するなどして、舞・真央姉妹のフィギュア生活を支えるが、1997年には公然わいせつ容疑で、また傷害罪でも3度の逮捕歴があるというものだった。

 しかし不思議なことに、国民的人気のアスリートの実父によるショッキングな逮捕劇にも関わらず、ほとんどのメディアはこれを黙殺、あるいは小さなベタ記事で扱うにとどまっている。

 もちろん父親と真央はまったく関係がないし、事件にしても真央に責任がないことは当然だ。しかし昨年、タレントのローラの父親が国際手配のすえに逮捕された際、芸能メディアや週刊誌がこぞってこの事件を取り上げ、あたかもローラにも責任があるかのように報道。その結果、一時はローラのタレント活動が危ぶまれるほどだったことを考えると、今回のメディアの反応は雲泥の差がある。

 しかも、真央にまつわるタブーはこうした父親のことだけではない。真央に関しては、ネガティブな情報、真央の気に入らない報道をしたメディアが激しい抗議にさらされ、すぐに謝罪・撤回するという状況が起きるのだという。

 たとえば、08年12月15日、韓国で開催されたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルでライバルのキム・ヨナを制し真央が優勝した。これに対し、『とくダネ!』(フジテレビ系)では、「ミスがなければキム・ヨナが勝っていた」「実力はキム・ヨナが上」と思わせるような発言があり、そのことで真央ファンや視聴者から抗議が殺到。3日後の18日には番組で司会の小倉智昭が謝罪と訂正を行う事態となった。しかも、同番組で浅田に厳しい評価をしたコメンテーターはその後しばらく、番組に出演できない状況が起きたともいわれる。

 真央に関しては、出版でもタブーをうかがわせる事態が起きている。そのひとつが、『もしドラ』こと『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の作者・岩崎夏海氏による真央の評伝だ。

 10年、岩崎氏が自身のブログで「浅田真央さんの本を書くことになった」と表明。『もしドラ』を累計202万部というベストセラーにした作家と、国民的アスリートの組み合わせは当時大きな注目を浴びた。しかしそれは結局、実現することなく“お蔵入り”してしまったのだ。

「この本は版元も日経BPと決まっていたのですが、岩崎氏の取材のやり方に真央サイドが不快感を示し、出版は白紙撤回されたのです」(出版関係者)

 また、12年2月にはポプラ社から発売予定だった真央の初エッセー『大丈夫、きっと明日はできる』が突然、発売中止になっている。その原因は出版直前、母親の匡子さんが逝去したため、出版社側が本の告知ポスターに「ママ、ほんとうにありがとう」というコピーを無断で使用したことだった。

 ポスター回収だけでなく、入稿もすんでいた本が出版中止になってしまう。いかにメディアが真央に気を使い、恐れているかがよくわかるだろう。

 それにしても、こうした真央タブーはいったいどうやってつくりだされたのか。母親、匡子さんの存命中は匡子さんがメディアを押さえ込んでいるといわれていた。

「匡子さんは真央を守るためなのでしょうが、少しでも気に入らない報道や記事があると強固にクレームをつけていましたからね。当時の真央は実力、話題ともに絶頂期であり、真央の活躍を取材し続けたいメディアは、その意向に逆えるはずもありませんでした」(同前)
 
 実際、真央に謝罪したことのある『とくダネ!』MCの小倉智昭は、匡子さんが危篤と報じられた11年12月9日の同番組で、それを示唆する発言をしている。

「大変熱心に、真央ちゃんに関する記事とかテレビとかをご覧になってね。それに対していろいろ意見をお持ちだったりとか、…ま、本当に真央ちゃんのために尽くしてこられたという方」

 しかし、こうしたメディアへの圧力は前述のポプラ社のエッセー集出版中止をみてもわかるように、匡子さんが逝去した後でも続いている。これらの強い姿勢はどうも、真央本人の意向が強く働いているようなのだ。

「真央は大好きだった母・匡子さんのメディアに対する姿勢を踏襲しているのです。表向き対応しているのは、マネジメント会社や関係者ですが、実際は、真央の希望によるものです。メディア側にすれば今後真央が引退するにしても現役を続行するにしても真央の話題性は抜群です。もしへそを曲げられて取材拒否ともなれば一大事だし、また引退後はキャスターやバラエティに引っぱり出そうと虎視眈々と狙ってもいる。そのため、真央の意向に反した報道などあり得ないんです」(前出・出版関係者)

 確かに「週刊新潮」でも真央のしっかりぶり、“我が道をいく”エピソードが記されている。真央パパの交際女性の告白によると、匡子さんが亡くなった後、真央を支えてきたのが父親だった。毎日の送り迎え、食事などの面倒を一生懸命見ていたという。

 しかし13年、真央は名古屋の自宅からひとり横浜に転居した。その際、真央が取った行動はなかなかしっかりしたものだった。

「生活費や経費として、真央さんの個人事務所から50万円が××(父親のこと)に渡されていたのが、13年になって“真央は家を出るからパパはひとりでやってくれる?”と告げられ、月8万円に減らされてしまった」(交際女性のコメント)

 おそらく真央のこと、メディア対策も自立してしっかりやっていたのだろう。しかも、真央には熱狂的ファンという強い味方もついている。これに関しあるテレビ局関係者がこう証言する。

「真央や事務所の力もありますが、それ以上に大きいのが熱狂的ファンの抗議、クレームです。少しでも真央に関するネガティブな評価などをコメントすると、抗議が殺到する。またライバル選手、特にキム・ヨナと一緒に取り上げる時は神経を使います。少しでもキム選手を利するようなコメントをするだけで、まさに抗議殺到ですからね。こういう抗議を恐れて、過剰に神経質になっているという側面もある」

 実際、元フィギュア選手で金メダリスト・荒川静香もソチ五輪で解説をした際、「真央に嫉妬している」「不仲」と炎上し、『誰も語らなかった 知って感じるフィギアスケート観戦術』(朝日新書)を出版した際も、「真央ちゃんよりキム・ヨナを褒めている」との批判にさらされた。

 父親の事件はともかく、冷静にアスリートとしての真央を検証することさえ困難なこの状況は、真央の今後のためにも決してよい状況ではないと思うのだが。
(林グンマ)

最終更新:2016.08.05 06:26

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

浅田真央 そして、その瞬間へ (読み物単品)

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

浅田真央の父親が「暴行で逮捕」報道もマスコミは沈黙…真央ちゃんはなぜタブーなのか? 過去には謝罪放送、出版中止ものページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。タブーフィギュア林グンマの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 岸田首相に「話が長くて中身がない」「何を言いたいのかわからない」と悪評
2 Dappi運営企業と取引報道の自民党ダミー会社は岸田、甘利が代表の過去
3 有名ネトウヨ「Dappi」の正体は自民党が取引先のウェブ制作会社!
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 岸田首相の解散直前『報ステ』単独出演に「放送の中立性欠く」と批判殺到!
6 ネトウヨDappiと自民党の関係が国会で追及されるも岸田首相はゴマカシ
7 辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!
8 『ひるおび!』出演者のバービーが番組の野党の扱いに疑問!
9 地上波初放送 映画『Fukushima50』の事実歪曲とミスリード
10 沖縄知事選で佐喜真応援団が組織的なデマ攻撃
11 安倍が支援、高市早苗が「さもしい顔して貰えるもの貰う国民ばかり」
12 山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
13 すぎやまこういち死去報道で封印された歴史修正主義と性差別肯定発言
14 眞子内親王をPTSDにした小室圭さんバッシングの裏にある差別的本質!
15 甘利幹事長に「闇パーティ」広告塔疑惑
16 忘れるな、福島原発事故の主犯は安倍だ
17 岸田内閣に少女時代をデマ攻撃した金子総務相はじめネトウヨ極右閣僚が
18 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
19 乃木坂46橋本奈々未が背負った貧困
20 岸田内閣の新閣僚はカネまみれ!鈴木財務相、金子農水相、後藤厚労相らも
1 Dappi運営企業と取引報道の自民党ダミー会社は岸田、甘利が代表の過去
2 有名ネトウヨ「Dappi」の正体は自民党が取引先のウェブ制作会社!
3 『ひるおび!』出演者のバービーが番組の野党の扱いに疑問!
4 甘利幹事長に「闇パーティ」広告塔疑惑
5 ネトウヨDappiと自民党の関係が国会で追及されるも岸田首相はゴマカシ
6 岸田内閣に少女時代をデマ攻撃した金子総務相はじめネトウヨ極右閣僚が
7 岸田内閣の新閣僚はカネまみれ!鈴木財務相、金子農水相、後藤厚労相らも
8 岸田首相の解散直前『報ステ』単独出演に「放送の中立性欠く」と批判殺到!
9 辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!
10 田崎史郎ら御用が垂れ流す「安倍さんは人事に不満」説の嘘,
11 岸田首相に「話が長くて中身がない」「何を言いたいのかわからない」と悪評
12 すぎやまこういち死去報道で封印された歴史修正主義と性差別肯定発言
13 眞子内親王をPTSDにした小室圭さんバッシングの裏にある差別的本質!

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄