岡田斗司夫がリバウンドで自らの“レコーディングダイエット”を全否定

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
okadatoshio_141103.jpg
吉本興業株式会社公式HP 文化人プロフィールより


 岡田斗司夫が新しい本を出版した。『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』(PHP出版)。だが、その中身より、表紙の著者写真を見て目が点になった。

 ええっ!? 完全に元に戻ってるじゃないか!

 岡田といえば、かつては「オタキング」という愛称で、オタク評論家として知られていたが、今から7年前にダイエットに成功。身長171センチにして120キロという巨体を65キロまで落とし、その成果を『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)という本にして出版。同書は55万部を突破。関連本を含めると、岡田のダイエット本は100万部以上も売り上げた。

 確かに当時の岡田は以前とは別人だった。ほっそりとして、しかも毒気が落ちたように優しく微笑む。人格や性格まで変わったのではないかと驚愕したものだ。

 当時、『いつまでもデブと思うなよ』で岡田が提唱していたのは、食べた物を記録するレコーディングダイエットというものだ。

「体育会系ダイエットのように『とりあえず根性を出せ!』みたいな精神論とは無縁で(略)その割りには、1年で50キロ落とせたという実績からおわかりの通り、即効性にも優れている。原理的にリバウンドも最小限に抑えられる。まさに、理想のダイエット法である」(同書より)

 さらに日本は「見た目主義社会」であり、そのためにデブはデブのぶんだけあらゆるところ(もちろん仕事においても)ソンをすると主張、「やせることは、自分に対してできる最大限の経済効果をもたらす」とまで言い切った。

 そんな自信にあふれて、なんだか“いい人”になった岡田。それなのに――。『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』の表裏表紙ともに写真を載せている岡田は、以前よりは多少痩せた程度で、すっかり元の岡田に見える。しかもリバウンドは最近始まったものではないらしい。昨年くらいから、ネットでも「リバウンドした!?」と話題になるほど、その容姿はデブへと舞い戻って行ったのだ。

 岡田のブログ「岡田斗司夫の近未来日記」では昨年からこんな記述が掲載されていた。

「ダイエットの効果は3年は続きました。三年後から徐々にまた太りはじめ、今年の夏、僕の体重はなんと【90キロ】まで、つまり25キロも太り戻しました…(略)

 あせった僕は、夏前からダイエットを始めました。しかし厳しい食事制限をしてるつもりでも、ぜんぜん痩せません。(略)

 なんで僕は痩せないんだよ~!!本当に泣きたくなってしまいました。」(13年11月18日)

 そして、こんな驚くべき記述。

「食べたものをすべて書き出す=レコーディング(記録)するから『レコーディング・ダイエット』。僕が七年前に書いた本には「食べたら、その時間と分量をメモしなさい」と書いてあります。
「食べるのを減らす必要はない。むしろ”減らしたい”という誘惑に勝ちなさい。”早くダイエットしたい”という誘惑に負けてはダメです」
 えええ?? いや、たしかにこの文章、書いたよ。自分で書いたの、おぼえているよ。でも、これって無理です。ぜんぜん論理的・科学的じゃない。 書きさえしたら食べてもいいの? 書きさえしたらいくら食べてもいいなら、痩せるはずない。
 自分で書いた文章が、数十万人が読んで成功した方法論が、まるっきり信じられません。」(13年12月2日)

 そう、岡田は55万部も売り上げたダイエット本を全否定してしまっているのだ。だが、岡田はそれでも決意した。自著をもう一度読み返してダイエットしょうと。

 以降、ブログにダイエットの記述はないが、新著の写真を見る限り、状況はあまり変わっていないようだ。あれから10カ月以上経った現在、その姿は“オタキング”時代の岡田斗司夫に近いところまで戻っている。

 やはり、レコーディングダイエットはただのインチキだったのか。だが、本人がこんな状況に陥っているにもかかわらず、岡田の後援会組織「FREEex」では、最近もレコーディングダイエットの勉強会が開かれているようだ。これはいったいどういうことなのだろう。

 ちなみに、この「FREEex」は2010年、岡田自身が「年に12万円支払って岡田を助ける」という驚くべきコンセプトで立ち上げた組織で、現在でも150人ほどの岡田ファンが会員になっているという。新著の『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』もこのFREEexの考え方がベースになっているのだが、これについては、ぜひ別の機会に論じてみたい。
(林グンマ)

最終更新:2015.01.19 04:43

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない (PHP新書)

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

関連キーワード

岡田斗司夫がリバウンドで自らの“レコーディングダイエット”を全否定のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。リバウンド林グンマの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍晋三が「東京五輪」語るも、1年延期の理由は大嘘 歴史改ざん
2 検察審査会「不起訴不当」は当然!桜前夜祭の損失補填に安倍本人関与の根拠
3 感染3000人超でもテレビは五輪一色、加藤浩次が“五輪無罪”を主張
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 竹中平蔵パソナの利益が前年の10倍以上に!五輪とコロナ対策事業のおかげ
6 感染3177人で小池百合子が会見トンズラ!「一人暮らしは自宅を病床」暴言も
7 五輪海外選手の猛暑への批判に同調の為末大が猛暑懸念の声を「反安倍」と
8 川島なお美が近藤誠の診断を告発
9 山口敬之逮捕を握り潰した“官邸の忠犬”中村格が警察庁ナンバー2に!
10 菅首相「五輪中止ない」の理由「人流減った」「新たな治療薬確保」は大ボラ
11 久米宏が終了決定のTBSラジオで田中真紀子と
12 五輪で “濃厚接触者との対戦拒否できず”のルールがこっそりできていた
13 感染者急増、医療逼迫でもテレビは「五輪金メダル」報道一色、コロナ無視!
14 IOC幹部の発言で安倍の責任が明白に…「1年以内延期」「再延期なし」ゴリ押し 
15 フィフィが水原希子に狡猾なヘイト攻撃
16 五輪サッカー・久保建英が南アの陽性者に「僕らに損ではない」と無神経発言
17 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
18 “アベ友”医師がトンデモ差別発言連発
19 組織委は「復興」ないがしろ!被災3県の子どもの深夜動員にも批判 
20 ピザ、炒飯…冷凍食品の危険度
1 検察審査会「不起訴不当」は当然!桜前夜祭の損失補填に安倍本人関与の根拠
2 大ウソだらけの東京五輪! 安倍・菅・森はどんな嘘をついてきたか
3 平井大臣の株売却益隠しの裏!タニマチIT企業がオリパラアプリを高額受注
4 安倍晋三が「東京五輪」語るも、1年延期の理由は大嘘 歴史改ざん
5 五輪サッカー・久保建英が南アの陽性者に「僕らに損ではない」と無神経発言
6 菅首相「五輪中止ない」の理由「人流減った」「新たな治療薬確保」は大ボラ
7 検査数少ないのに感染1387人 東京で医療逼迫が起き始めた!
8 感染者急増、医療逼迫でもテレビは「五輪金メダル」報道一色、コロナ無視!
9 五輪入場行進にすぎやまこういちの曲、杉田水脈のLGBT差別に同調
10 南ア、チェコ選手の感染、イギリス選手の濃厚接触も隠していた政府と組織委
11 五輪海外選手の猛暑への批判に同調の為末大が猛暑懸念の声を「反安倍」と
12 五輪で “濃厚接触者との対戦拒否できず”のルールがこっそりできていた
13 五輪開会式演出の小林賢太郎が“ユダヤ人大量惨殺ごっこ”ギャグで解任!
14 感染3177人で小池百合子が会見トンズラ!「一人暮らしは自宅を病床」暴言も
15 組織委は「復興」ないがしろ!被災3県の子どもの深夜動員にも批判 
16 感染3000人超でもテレビは五輪一色、加藤浩次が“五輪無罪”を主張
17 五輪入場行進曲の作曲者名カットはすぎやまこういち隠し?それとも
18 NHKが開会式前日に放送『いだてん』が突きつける東京五輪への疑問

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄