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指原が“2ちゃん歴”を告白 あの恥ずかしい書き込みはやはり…

指原莉乃オフィシャルブログ「指原クオリティー」より
先日、HKT48の指原莉乃が『逆転力〜ピンチを待て〜』(講談社)を発売した。元カレが暴露した「AKB48指原莉乃は超肉食系でした」という記事と彼に送ったキワドイ写メが「週刊文春」(文藝春秋)に掲載された事件から、約2年。プロデューサーの秋元康にHKT48へ“島流し”されたものの、いまではその劇場支配人にまでのし上がったのだから、たしかに“逆転力”とは説得力があるタイトルだ。
テレビでも堂々と過去のスキャンダルを「写真を売られたのです」「(好きな男性のタイプは)口が堅い人」とネタにしてきた指原。こうした言動は、AKBの“恋愛禁止条例”を信じるファンからは「スキャンダルを正当化するな」「ほかのメンバーに悪影響」と叩かれ、アンチも増やしてきた。
だが、さすがは指原。修羅場をかいくぐってきただけあり、こんなことくらいでへこむようなタマではない。逆に本書では、さらなる火種となりそうな、ネット上でひそかに噂されてきた“恥ずかしすぎる過去”を、暗に認めるような発言を行っているのだ。
その“恥ずかしすぎる過去”とは、指原が2ちゃんねるで、あるコテハン(固定ハンドルネーム)で書き込みを行っていたのでは、という疑惑だ。そのコテハンは「中2」というもので、2006年ごろ「モーニング娘。(狼)板」にたびたび姿を現していた。この「中2」という人物と指原が、年齢や出身県、兄妹構成、推しメンから、部活動(吹奏楽部でトロンボーン担当)、習いごと(塾とピアノ)、好きなサッカーチーム(大分トリニータ)などなど、あらゆる点で情報が一致するため、AKBおよびハロプロヲタのあいだでは“中2=指原”というのが通説となっていたのだ。
アイドルが2ちゃんねるの常連だったなんて、それはそれで夢がない話ではあるが、これくらいでは大騒ぎするような話題でもない。問題は、その「中2」が書き込んでいた内容だ。
「がまん汁なんですかね… 元彼とチューしたときちょこっとシミができていたもので…(・∀・;) でもチューくらいでならないだろうし…謎だ…」
「人生いろいろ チンコもいろいろだね チンコの話してるときにあれだけどバナナチップスっておいしーよね(;´Д`)ハァハァ」
「お財布にコンドーム入れてたらお金たまるって友達から聞いて 結構前から入れてるのね 金閣寺でお金だした瞬間にコンドームがお札と一緒にでてきたよ^^」
コテハンと同様に、当時の指原は中2の13歳。このころすでに“元カレ”がいただけでなく、チューも経験済みだったことになる。……いやいや、そんな問題ではなく、性に興味津々なお年ごろだったとはいえ、「ガマン汁」だの「チンコ」だのといった書き込みが発掘されてしまうのは、もしも本人だったとしたら顔から火が出るほど恥ずかしいはずだ。
この、できるなら無視したい、封印してしまいたい疑惑。しかし、指原は著書のなかで“小5から2ちゃんねるウォッチャー”だったと述べ、さらに「当時出入りしていたのは、「モーニング娘。(狼)」板」「途中から、自分でコテハンを作って書き込むようになりました。今考えると相当やばい人ですよね」と、ご丁寧にも自ら疑惑を肯定するかのような告白を行っているのだ。「2ちゃんねる見てます。今も。私の人格形成に大きな影響を及ぼしています。間違いなく」という記述からも、“中2=指原”というネット上の噂を指原が知らないはずはない。
しかし、黙っていれば誰も追及しないだろう話を、なぜわざわざ自分から蒸し返すようなことをするのか。その理由と思しきことも、指原は本書で触れている。いわく、「話題がないことが一番怖い」。「燃料をどんどん足していかないと鎮火しちゃうから、鎮火する前に「好き」でも「嫌い」でもいいから、話題になるような燃料を見つけて自ら投下する」というのだ。いわば、この“中2=指原説を認めたも同然”と話題にしているこの記事も、指原の策略にまんまと引っかかっているようなものかもしれない。
さらに、策士・指原はこのように息巻く。
「たとえ炎上したとしても、コントロールする自信はあります。(中略)火加減がうまいんです」
実際、指原はアイドル生命を奪われかねない一大スキャンダルを踏み台にして、総選挙1位に輝くというシンデレラストーリーを生み出した。築き上げてきたこうした結果が、この自信に満ちた発言につながっているのだろう。だが、指原が“炎上をコントロールできる”というのは、いささか過信しすぎではないか。
そもそもAKBは、既報の通り、秋元康の実弟である秋元伸介氏が率先して強力なスキャンダル対策を実施。カレンダーやパンフレット、公式本などといった“利権”を各出版社に分配することでメディアを手なづけてきた。この指原の本の版元である講談社だって、写真週刊誌「FRIDAY」をはじめとして完全にAKBに制圧されている状態で、AKBスキャンダルを行えるのは、いまや「週刊文春」のみだ。──指原とて、スタッフの力で大炎上の危険をはらんだメディアを押さえ込んでもらっているだけに過ぎないのだ。
しかも、いまはAKBの犬に成り下がっているメディアも、AKBの人気が失速しうまみがなくなれば、手のひらを返すのは目に見えている。さらに、従順なアイドルたちに慣れた男性の編集者や記者たちのあいだでは、“下手に出ない”指原の評判はすこぶる悪い。「いつか、あんな生意気な女は叩きつぶしてやる」と、すでに鼻息を荒くしているのだ。
たとえどんなに指原が潔白な生活を送っていたとしても、この調子では男の理不尽な嫉妬や苛立ちによってバッシング記事を書き立てられる可能性も高い。しかし、自分の恥部さえネタにするという図太さ、強さ、そして自己プロデュース力は大したもの。AKBの威光がなくても“逆転”できる、指原の持ち味であるその力の真価を、いつかメディアに見せつけてほしいものだ。
(サニーうどん)
最終更新:2014.08.16 07:41
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