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FNS歌謡祭は大丈夫? 欅坂46・平手友梨奈“有線大賞での異変”の裏に意外な理由…「不協和音を歌えない」
「風に吹かれても (Type-A)」
今夜19時からフジテレビ系で放送される『2017 FNS歌謡祭 第2夜』。福田明日香も含んだモーニング娘。1期メンバー5人が全員揃ってインディーズデビューシングル「愛の種」を歌うことや、Toshl(X JAPAN)が鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)とコラボして「Say Anything」を歌唱することなど、今夜しか見ることのできない特別企画が発表されている。
そんな豪華ラインナップのなかでも、ひときわ注目を集めているのが欅坂46だ。
その理由は、今月4日に放送された『第50回日本有線大賞』(TBS)にある。
4時間近くにおよんだ『日本有線大賞』の放送だが、欅坂46が有線音楽優秀賞に選ばれた「風に吹かれても」をパフォーマンスし始めるやいなやSNSはひときわ盛り上がりを見せた。それは、欅坂46が大ブレイク中のアイドルだから、ということだけではない。
「風に吹かれても」を歌唱するセンターの平手友梨奈の様子を見て、ネットにはこんなコメントが次々と投稿されたのだ。
〈目が死んでいた〉
〈こんなんで紅白大丈夫なの〉
〈運営わかってやらせてるんだろ? 壊して使い捨てなんだろな〉
〈押し付けられたキャラのせいでホントに壊れたんだな〉
江藤愛アナウンサーによる「見どころは激しいダンスパフォーマンスです。普段はクールなんですけれども、この歌のときは笑顔がすごく印象的です」という曲紹介の言葉通り、欅坂46のメンバーは皆笑顔を浮かべながら歌い踊っていたのだが、平手だけは前髪で目を覆い隠しながらいっさい笑顔を見せずに歌唱。肉体的にも精神的にも明らかに不調な様子がカメラに映し出されていた。
歌唱前の挨拶でも、他のメンバーが司会との会話に合わせて頷いたりお辞儀したりするなか、平手ひとりだけ周囲の状況にいっさいまったく反応せず立ち尽くしていたりと様子のおかしさが際立っており、なんらかの問題を抱えているなかでの出演だったのは誰の目にも明らかだった。いったいなにがあったのか。これには楽曲が絡んでいるようだ。
平手友梨奈は「不協和音」を歌うとコンディションが悪化する?
欅坂46は、レコード大賞でも優秀作品賞に「風に吹かれても」が選ばれているのだが、これに関して一悶着あったということが「週刊文春」(文藝春秋)2017年12月7日号で明らかになっている。
記事によると、元々は「風に吹かれても」ではなく、「サイレントマジョリティ」とならぶグループの代表曲であり各所で好意的な評価を受けている4月発売のシングル「不協和音」が優秀作品賞に選出される予定で審査も進んでいた。しかし、受賞曲を決定する審査会の数日前になって、欅坂46の所属レコード会社であるソニーミュージックから、「不協和音」ではなく「風に吹かれても」に変えてもらえるよう要望が出たという。
審査委員のなかには、「楽曲に与える賞でありアーティストに与える賞ではない」と、前代未聞となる急な受賞曲変更に反対する者もいたが、結果的にソニー側の要望は通り、「風に吹かれても」が優秀作品賞に選ばれることになった。
ソニーミュージックがそういった要望を出してきた原因は、平手の体調にあると事務所関係者が「週刊文春」の取材に答えている。曲の世界観にのめり込むタイプの彼女は、〈ここで主張を曲げたら生きてる価値ない/欺きたいなら/僕を抹殺してから行け!〉などと歌う重い内容の「不協和音」を歌うとコンディションが急激に悪化するため、30日の生放送で歌わせられないと運営側が判断したからであると言う。
そんな憑依型の俳優のようなことがあるのか? そして、曲がりなりにもグループなのに一人だけそこまで特別待遇なことがあるのか?
問題の『日本有線大賞』の2日後に放送された『2017 FNS歌謡祭 第1夜』では、平手がソロで平井堅のバックダンサーを務めている。亡くなった友人のことを思いながらつくられた「ノンフィクション」を平井が歌う後ろで、平手はテストの答案をビリビリに破ったり、また、それを頭からかぶったりと、まるでアングラ演劇の舞踏のようなパフォーマンスを繰り広げた。2日前の『有線大賞』での覇気がない様子とは一転、そのパフォーマンスぶりは鬼気迫るものだった。
「巷間よく言われている通り、平手は楽曲の世界観にのめりこむタイプで、『日本有線大賞』でのパフォーマンスが陰鬱だったのも、すでに2日後の『ノンフィクション』の世界に入っていたからではないかと言われています。そこで、レコ大の件ですが、レコ大の翌日には紅白があるわけです。レコ大で『不協和音』を歌わせて、もしも具合が悪くなったら大問題になります。翌日の紅白にも影響が出かねない。ソニーが前代未聞の要求を出してきた背後には、そういった理由もあるわけです」(音楽業界関係者)
平手友梨奈が全国ツアー名古屋公演を休演したのは「不協和音」が原因
実際、平手のインタビューを読めば、「週刊文春」の記事がデタラメなどではないことがわかる。
「ROCKIN’ON JAPAN」(ロッキング・オン)2017年12月号に掲載されたインタビューで彼女は「不協和音」について、命を削る曲であるとし、このように語っている。
「その世界に行かないとできないです。だから、できる時とできない時がだいたいわかるので、(ライブで)『今日はできないな』と思ったらできないし、やれるとしても自信はないです」
この夏、欅坂46は8月2日の神戸ワールド記念ホールを皮切りに1カ月で全国6カ所(11公演)をまわるアリーナツアー『真っ白なものは汚したくなる』を開催したが、平手はそのツアーで体調不良から途中退場を繰り返した。
特に、同月16日に日本ガイシホールで行われた名古屋公演では、途中退場ではおさまらず完全休演になってしまっているが、その原因は、茨城県ひたちなか市で行われた『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』(欅坂46は12日に出演)だったと、前掲「ROCKIN’ON JAPAN」で語っている。
平手は「不協和音」をセットリストに組み込むことについて「できなかったら心が折れるから、そうなった時にどうなるか自分でもわからない」として不安を感じていたが、しかし、「ギリギリまでスタッフさんと相談」した末、「不協和音」を歌うことになったという。
だが、結局、「ROCK IN JAPAN」での「不協和音」は満足のいくものではなかった。その影響を平手は「ロック・イン・ジャパンでダメになっちゃって、次の名古屋公演かな、出られなかったです」と語っている。
前掲「ROCKIN’ON JAPAN」でのインタビューで平手は今年1年を振り返り、「いい思い出がないです(笑)。ひどいことのほうがあったような気がします。そっちのほうが心に残っています」と語っていた。今夜の『FNS歌謡祭 第2夜』では、『けものフレンズ』でおなじみのどうぶつビスケッツ×PPPとのコラボ企画なども予定されている。平手はどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
(編集部)
最終更新:2017.12.13 11:39
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