防衛省が防衛予算増をPRさせるため「インフルエンサー100人接触計画」! ステマに乗っかる芸能人やYouTuberは一体誰だ?

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真っ先に上がったカズレーザーの名前、すでに批判の強い護衛艦「いずも」の1日艦長を

 だが、問題は防衛省がいったいどんなインフルエンサーに接触するのか、だ。

 報道の直後、最近のインフルエンサーの筆頭ともいえるひろゆきが、〈日本はタイミングをみて核武装すべき派のおいらですが、防衛省からの接触はなかったです。。。〉と売り込みか皮肉かよくわからないツイートをしていたが、実際の計画はまだ接触対象者をリストアップしている段階で、朝日が報じた文書でも具体的な名前は挙げられていない。

 しかし、防衛省が接触すれば、喜んでその防衛予算増大キャンペーンに協力しそうな芸能人、ワイドショーコメンテーターはけっこういるはずだ。

 その筆頭と目されているのが、『とくダネ!』『めざまし8』(ともにフジテレビ)でコメンテーターをつとめ、“ご意見番”扱いされるようになったお笑い芸人のカズレーザーだ。

 カズレーザーは自衛隊好きとして知られ、日本テレビの『沸騰ワード10』という番組では、自ら熱望してブルーインパルスやチヌーク、陸上自衛隊富士学校での「総合火力演習」などを体験取材。そのPRに一役買っている。

 まあ、これについては番組の企画なの、いちいち目くじらをたてるつもりはないが、問題は、「メイプル超合金」で、護衛艦「いずも」の1日艦長までやっていることだ。

 2019年10月6日、防衛省海上自衛隊の公式アカウントがこんなツイートをしていた。

〈【自衛隊観艦式】護衛艦「いずも」は、先程、メイプル超合金さんを1日艦長に任命しました。12時30分からメイプル超合金艦長によるトークショーを赤レンガパークの会場で行います。〉

 周知のように「いずも」は31億円をかけて空母化された護衛艦で、その機能は専守防衛を逸脱して、米国を支援するための布石ではないかと批判を受けている。

 情報番組のコメンテーターを務める人間が、そんな批判のある自衛艦のPR役を“お仕事”としてやるというのは、普通、あり得ないだろう。

 しかし、カズレーザーは2020年には「桜を見る会」に招待されて、嬉々として参加。安倍首相とがっちり握手していたこともある。今回も大好きな自衛隊の予算を増やすためにPRを、といわれれば、二つ返事で引き受けるかもしれない。

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