キンコン西野の映画『プペル』信者商法に非難…安倍昭恵が「すごい 私も見えない星を信じて突き進む」と絶賛で逆に胡散臭さが

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昭恵夫人が「主人と『プペル』を観ました」と大絶賛で逆に胡散臭さが

 しかし、その商法を見ていると、当の西野は「みんなの夢や希望を実現させてあげたい」などとは考えておらず、むしろ騙されやすい者を相手に金を稼ぐために、策を講じているとしか思えない。実際、西野がこれまで打ち出してきた様々なプロジェクトをみると、「夢を追いかけろ」「リスクをとれ」的なロジックを駆使しながら、リスクを背負わなければいけないのは多くの場合、信者だけで、西野は損をしない仕組みになっている。

 今回の映画『えんとつ町のプペル』もそうだ。この映画は西野が私財を投げ打ってつくったわけではない。製作は所属する吉本興業だ。

 マルチ商法やネットワークビジネスでは、「いっしょに夢を実現しよう」という自己啓発的なセールストークで誘導するパターンがよく使われるが、西野の信者ビジネスももしかしたらそれと同じ仕掛けになっているのではないか。

 そういえば、西野の商法には、金儲けが大好きな人や倫理や公共心が薄そうな人たちが集まってきて、その自己啓発メッセージをやたらと褒めそやしている。

 たとえば、堀江貴文氏。ホリエモンは1月14日、YouTubeにアップした動画で「『映画えんとつ町のプペル』が素晴らしすぎて4回泣きました」などと絶賛していた。

 ふだん、政府に対して疑問の声をあげている人たちのことをあれだけ小バカにして攻撃しているのに、「空が汚いだけで星はきっとある」というプペルには「4回も泣く」らしい。

 さらに、安倍晋三・前首相夫人である安倍昭恵氏も、12月31日にFacebookでこんな投稿をしていた。

〈主人と「えんとつ町のプペル」を観ました。
西野亮廣はやっぱりすごい!
是非多くの方に観ていただきたいと思います。
私も見えない星を信じて来年も突き進みたいと勇気をもらいました。
今年一年お世話になりました。
皆様にとって2021年が良い年になりますように。〉

 これまで森友学園やらマルチやらオカルトやら、それこそ「見えない星」を信じて突っ走ったあげく、この国を大混乱させてきた昭恵夫人だが、『プペル』を観て、再び「突っ走ろう」と決意したというのだ。

 この人の突っ走りは国民にとって大迷惑にしかならないと思うが、しかし、この昭恵夫人が絶賛したという事実は逆に、『プペル』のメッセージと西野の胡散臭さを印象付けたともいえるだろう。

『プペル』に感動することは否定しないが、一方で気をつけたほうがいい。矛盾と不平等に満ちた現実の世界でそのことをネグり、すべてを個人の問題に還元し、「星はきっとある」などという輩は、往々にして、「煙を出して空を汚している」連中とつながっていたりするものなのである。

最終更新:2021.01.25 01:54

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