三浦瑠麗に自民党山口県連から「54万円」、党本部の8万円とは別に高額講師料が! 田崎史郎にも計38万円

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テレビ朝日『朝まで生テレビ!』(18年11月30日放送)

 いきなりだが、記事を訂正しなければならない。先日、本サイトでは、「田崎史郎だけでなく三浦瑠麗らにも自民党本部から金が!」と題した記事を配信。2017年分の政治資金収支報告書において、自民党が「遊説及び旅費交通費」の名目で、国際政治学者の三浦瑠麗氏に8万7580円を支出していた事実を指摘した。

 この記事をめぐっては、安倍応援団や三浦瑠麗ファンから「ただの交通費ではないか」「たったの8万円で何を言いがかりをつけているのか」などという批判も寄せられていたのだが、さらに調べてみると、自由民主党本部から三浦氏に払われた金額は8万円だけではなかった。

 先日の記事で指摘した8万7580円は、自民党本部から昨年11月9日に「遊説及び旅費交通費」として支出されていたもの。ところが、自民党本部ではなく地方支部連合会の2017年分政治資金収支報告書を閲覧してみると、安倍首相のお膝元でもある自由民主党山口県支部連合会が、「政治資金パーティー開催事業費」として、こんな支出項目を掲載していたのだ。

〈講師料 540,000 (株)山猫総合研究所〉

 この「山猫総合研究所」というのは、三浦氏とその夫が代表取締役を務めている会社だ。日付は、自民党本部から8万7580円の支出のあった約一週間後、11月15日である。

 つまり、三浦氏は自民党本部からの8万7580円とは別に、自民党山口県連から54万円の支払いを受けていたというわけだ。合計すると、合計62万7580円である。

 一体これは何の金なのか。三浦氏はこの54万円の支払いの少し前、10月29日に自民党山口県連が主催した「政経セミナー」で講演会をおこなっていた。前述したように、山口県連といえば安倍首相のお膝元。セミナーには、安倍首相の弟で県連会長の岸信夫衆院議員や、三浦氏が共著を出版している高村正彦元副総裁の息子である高村正大衆院議員、安倍首相の子飼いとして有名な江島潔参院議員、林芳正文科相(当時)らがずらりと顔を揃えていた。

 今回、判明した山口県連からの54万円はこのセミナーの講師料であり、一方先に指摘した本部からの8万7580円はその旅費だったという可能性が高い。

 しかし、だとしたら驚くのはその金額の高さだ。全国紙政治部記者もこう首をひねる。

「政治評論家や政治ジャーナリストが政治家や政党のセミナーに招かれることはよくありますが、国民の目があるので、表向きの講演料は、通常より低く抑えるというのが慣例になっている。自民党で交通費プラス10万円から20万円が相場、野党だと 3〜5万円程度、あるいは交通費のみで講師料はゼロというケースも少なくない。それが三浦氏のような若手学者で54万円とはちょっと驚きの金額ですね」

 だが、こうした高額講演料は三浦氏だけではない。安倍応援団コメンテーター・田崎史郎氏にも同様の自民党からの支出が浮かび上がった。

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