室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」 第8回ゲスト 辻元清美(後編)

室井佑月と立憲民主党・辻元清美が闘争宣言!「リベラルはお花畑なんかじゃない」「フェイクニュースに立ち向かえ」

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リベラルは理想論じゃなく、実体的に社会を変える力がある

辻元 そのためには粘り強く、真正面から問題提起をきちんとしていくことが大事だと思ってます。潮目が変わるときは必ずある。そのときのためにも「リベラルの力」が大事だと思っています。よくリベラルは「理想論」だとか「お花畑」「空想」、「平和ボケ」なんて言われるけど、それは全然違う。たとえば、わたしが当選してすぐの20年前、LGBTの人権問題を国会で発言しても、誰も相手にしてくれなかった。それどころか「あいつは変な奴だ」という目で見られていた。でも20年間、運動をする人たちと一緒にいろいろなアプローチをして国際的な流れもできて、今はLGBTの人権問題は当たり前になり、一般企業にも広く波及している。むしろ「取り入れないとおかしい」という風潮にまでなっている。こうした流れを作るのが「リベラルの力」だと思う。

室井 リベラルの力か。その言葉、素敵ですね。たしかに新しいことに目を向け、改革しようとすると、最初は変人だと思われるし、迫害もされてきた。

辻元 原発だってそう。わたしは20年前から「脱原発。原発は危ない」と言っていたけど、当時は「過激派の活動家」と言われていた。でも現に、事故があったじゃない。そして今、「原発のない社会を作りましょう」という脱原発の流れが当たり前になっている。これも「リベラルの力」だと思う。わたしは今、女性で国会議員をやっているけど、戦前に「女性に選挙権を」と言うと、「あいつは魔女だ」とか、「うちの嫁は何をバカなことを!」と言われ、男女同権や平等を訴えた女性は、蔑まれて弾圧されてきた過去がある。最初に言い出す人は、いつもすごいバッシングを受けるんです。

室井 そうか、ヘイトやフェイクに立ち向かうのも「リベラルの力」ですね!最前線に立つからこそ、バッシングもされる。大変だけど。

辻元 そう。“非常識”とされていたことが“常識”として通る世の中になったのは、当時の人たちが粘り強く自分たちの人権や権利を主張してきたおかげ。蔑まれ、弾圧されて、それでも立ち上がり、バトンを渡してきたことが、今の流れに繋がっている。それは「リベラルの力」なんです。そういった意味ではけっして理想論ではなく、実体的に社会を変える力がある。私はそう信じています。

室井 なんだか勇気が出てきました。今日は本当に貴重なお時間ありがとうございました!
(取材/構成・編集部)

辻元清美 立憲民主党衆議院議員、国対委員長。1960年生まれ。早稲田大学教育学部卒業。1996年、衆議院選挙にて初当選。2009年 国土交通副大臣(運輸・交通・観光・危機管理担当)、2011年 災害ボランティア担当の内閣総理大臣補佐官を歴任。民進党幹事長代行、衆議院憲法審査会委員、内閣委員、立憲フォーラム幹事長、NPO議員連盟共同代表、児童擁護議員連盟会長など。


室井佑月 作家、1970年生まれ。レースクイーン、銀座クラブホステスなどを経て1997年作家デビューし、その後テレビコメンテーターとしても活躍。現在『ひるおび!』『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)、『あさイチ』(NHK)などに出演中。「週刊朝日」「女性自身」「琉球新報」などにコラム連載を持つ。

最終更新:2017.12.18 11:40

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