相葉雅紀“紅白司会”は「嵐をオリンピックの顔に」計画の一環? SMAP追放も五輪利権を奪い取る目的だったとの説が

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 しかし、こうした動きを見ていると、脳裏をかすめるのはファンの間でささやかれているあの噂だ。SMAP独立騒動は、表向きは「週刊文春」のメリー喜多川副社長インタビューの最中に「やめなさい」と罵倒された飯島マネージャーが耐えられなくなって、独立に向けて動き始めたとされてきた。だが、ファンの間では、「SMAPからオリンピック・パラリンピックの仕事を奪い取り、嵐にやらせるために、ジャニーズ事務所が飯島マネージャーとSMAPを独立せざるを得ない状況に追い込んだ」という説がまことしやかに流れていたのだ。

 たしかに、東京オリンピック・パラリンピックのプロジェクトについては、本体とは別に飯島マネージャーも動いていて、SMAPがやる方向で進んでいたのは事実のようだ。その第一歩として、SMAPは日本財団のパラリンピックサポーターにも就任していた。

 また、飯島マネージャーは独立騒動が勃発する少し前、昨年の紅白歌合戦でSMAPを司会にしようと根回しをしており、それがメリー氏の怒りを買ったのも有名な話だ。

「飯島さんはSMAPをNHKの長寿番組である『NHKのど自慢』に出演させるなど、必死でNHKに働きかけていました。飯島さんの熱心さを見ていると、紅白の司会以上の目的があるんじゃないかという気はしていました。ところが、メリーさんはNHKがSMAPを紅白の司会にしようとしていることを知ると、『うちのタレントをすべて引き上げる』と恫喝。これを潰してしまった。これがSMAPと飯島マネージャー独立の決定打となったんです。このことは、SMAP独立をスクープした『週刊新潮』の記事にも書いてありました」(芸能事務所関係者)

 しかし、だからといって、SMAPのオリンピックプロジェクトをつぶすために、ジャニーズが独立や解散にまで追い込んだと考えるのはいくらなんでも陰謀論がすぎるだろうと思っていた。しかし、嵐をオリンピックの顔にしょうといういまの動きを見ていると、まんざら的外れではないような気もしてくるのだ。独立騒動前、オリンピックをめぐって、メリー・ジュリー派と飯島派の間で綱引きのようなものがあったのは、少なくとも事実だろう。

 しかしSMAPが解散に追い込まれた結果、オリンピック関連の仕事は完全に止まってしまった。日本財団パラリンピックサポートセンターの応援サポーターも辞退した。一方、嵐は次々とオリンピック絡みの仕事が増えている。10月に嵐5人でNHKのオリンピック特番、同じくNHKでスポーツ番組のMCを相葉が務めており、年明けにはドラマ『君に捧げるエンブレム』で櫻井がパラリンピックを目指す車椅子バスケの選手を演じることも決まっている。

 そして、冒頭で指摘した紅白の連続司会計画。2020年に嵐が“オリンピックの顔”としてメディアに君臨する可能性はかなり高そうだ。
(時田章広)

最終更新:2016.11.19 05:34

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