関東連合元リーダーが実名で“IT長者”たちの夜の素顔を暴露! 楽天三木谷、サイバー藤田、ホリエモン…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
seiiki_161028_top.jpg
柴田大輔『聖域 関東連合の金脈とVIPコネクション』(宝島社)

 2012年に関東連合メンバーが引き起こした六本木のクラブ「フラワー」襲撃事件から4年。久しぶりに関東連合にまつわる本が出版された。『聖域 関東連合の金脈とVIPコネクション』(宝島社)、著者は「柴田大輔」。おそらくこの名前を聞いたことのある読者はほとんどいないだろう。しかし、それが「工藤明男の本名」だといえば、アウトローに関心のある人なら「え、あの工藤の?」という反応を示すはずだ。

 関東連合をめぐっては、フラワー襲撃事件の少し後に、関係者によるさまざまな本や手記が発表されたが、その先陣を切り、もっとも大きな反響を呼んだのが、「元関東連合幹部・工藤明男」というペンネームで書かれた『いびつな絆 関東連合の真実』(13年7月刊/宝島社)だった。

 同書は、フラワー襲撃事件の首謀者で、現在も国際指名手配中の関東連合元リーダー・見立真一容疑者の歪んだ支配のやり方を批判し、その延長線上に事件が起きたと指摘。他にも、関東連合をめぐる複雑な人間関係や資金作りの手口、暴力団との関係などをこれでもか、というほど詳細に暴露していた。

 そのため、工藤は関東連合元メンバーから「裏切りもの」「仲間を売った」と糾弾され、事件の関係者からも「事件の本質を歪めた」と不満の声があがっていた。とくに、名指しで批判された見立容疑者に近い人間たちの怒りは相当だったようで、一時は報復の動きも噂され、工藤は警察による保護措置の対象となった。

 しかし、そんな状況にもかかわらず、工藤は関東連合に関する発言をやめなかった。14年7月に2作目となる『破戒の連鎖 いびつな絆が生まれた時代』(宝島社)を発表。そしてこの10月27日、前述したように第3弾の著書『聖域』が「柴田大輔」名で出版されたのだ。

 柴田は“S54世代”の関東連合リーダーで、警察からは「関東連合最大の資金源」と目されていた人物だが、ネットでは以前から「工藤明男は柴田だ」との指摘がなされていた。それがとうとう、自ら正体を明かしたというわけだ。

 しかも、内容は前2作よりもさらに踏み込んだものとなっている。例えば、見立容疑者のシノギの実態、関東連合内の金をめぐるトラブル、事件直後のメンバーたちとのやりとり、そして、海外逃亡直前の見立容疑者との会話……。こうした記述を読むと、『いびつな絆』以上のハレーションが起こるのではないかとさえ思えてくる。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

聖域 関東連合の金脈とVIPコネクション

  • amazonの詳細ページへ
  • 楽天ブックスの詳細ページへ
  • Yahoo! ショッピングの詳細ページへ

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

関東連合元リーダーが実名で“IT長者”たちの夜の素顔を暴露! 楽天三木谷、サイバー藤田、ホリエモン…のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ホリエモン柴田大輔楽天編集部関東連合の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄