モーニングショーで豊洲問題の“主犯”石原慎太郎の責任を息子・良純に直撃!と思いきや擁護と馴れ合いの茶番が

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 さらに、良純は昨日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)でも、「基本的に政治家であり知事である以前に作家だから、創作活動のなかで生きてるんですよ」「継続していくことにかんしてあんまり興味がない」とも話していた。

「そういう役回りの人」であり「知事である以前に作家」だから「しようがない」……。そんなことを言ってしまえば、どんな暴挙に出ても慎太郎は許されるということになるが、この詭弁に、『モーニングショー』ではよりにもよって他の出演者も丸乗りしたのだ。

 たとえば、良純と同じくコメンテーターの住田裕子弁護士は「供述の信用性を見るときね、やっぱりいきなり行ったときは、本当に覚えていないときは適当なことを言う可能性があって」と言い、羽鳥も「フォローするわけじゃないけど、いきなり(記者に)来られて、わからないんだったら『わからない』って言うべきだった」。テレ朝の玉川徹も「『覚えてない』って感じなんでしょうね」と感想を述べた。

 また、玉川は「これ、また『擁護してる』とか書かれるのかもしれないけど、だって親子なんだから関係ないもんね。良純さんが擁護する必要なんか何もないですから」と述べてもいたが、しかしこれは息子だからどうとかいうような話ではない。

 そもそも慎太郎は、13日に生出演した『プライムニュース』(BSフジ)で「僕は騙されたんですね。言葉は悪いかもしれないけど、めくら判を押されたというか、つんぼ桟敷に置かれたっていうかね」と、差別発言を連発しながら“自分は被害者”と強調。さらに15日には「東京は伏魔殿だ」とさえ言い放っていた。

 ここまで強い言葉で非難していたのに、いざ在任中に地下コンクリート案をゴリ押しし、専門家会議から「新しい方法論を試すにはリスクが高い」と疑義の声があがっても「その人の専門性というのはどんなものか分からない」などと難癖をつけていたことが発覚、言い逃れができなくなったと見るや、何食わぬ顔をして発言を撤回……。しかも良純によると、騒動の渦中にあった慎太郎は電話で「知らねえよ、おれは」と言い、「そういうことは言わないほうがいいよ」と良純が助言すると「うるせえよ」と返したという。

 一体、「騙された」と言っていたのは何だったのか。発言の180度転換に対して責任追及することは当然の話であるばかりか、「知らねえよ」という開き直りの言葉を聞いても“いかにも石原慎太郎”“よく覚えてなかったのだから仕方がない”などと処理して終わらせるのは、どう考えても「擁護」「フォロー」でしかない。

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