体罰を認めた馳浩文科相が会見でついた大ウソ…義家副大臣との対談に「自戒、反省」は一切なく逆に体罰を擁護!

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 つまり、義家氏は、いじめをした生徒を放課後の教室で4時間監禁したあげく、「教室の用具はボコボコに」というのである。本当に「ボコボコに」なったのは教室の用具だけか?と聞いてみたいものだが、この義家氏の発言の直後、馳氏はこう返しているのだ。

「私は朝七時前には必ず学校に行き、職員会議が始まるまでの時間を校門に立って口うるさくやりました。爪、スカートの丈、髪型など。私の場合は終始怒鳴らなくても済んだんですね。というのは私が教員になってすぐに五輪の代表に選ばれましたし、私の身体を見れば生徒は『馳は怒らせると怖い』と分かるのです。生徒は逆らったら怖いとビビっているから、むしろ『怒らせると怖いけれども、そうでなければ普通に話せる』と思わせるよう、授業の始まりにいろいろな話をして気をつかっていましたね」

 おそらくこの部分が、馳文科相が会見で「教員時代、朝の登校時に生徒のカバンを見て、中に何も入っていない生徒のカバンを取り上げ『なんだこれは』と、こういったことがなかったとは言わない。やられた高校生がよく覚えていると思う。しかし、それはダメだ。特に体の大きい声のデカいこのような私がしたことの謝罪と反省を踏まえて申し上げたと記憶している」と釈明した部分なのだろう。問題はこれに続く“竹刀が折れるほどの体罰”だ。

「では殴ったことがなかったかと言えば、必ずしもそういうわけでもない。私は高校のレスリング部の監督を務め、石川県で強化委員会をやってましたけど、私の高校はそう強いチームではなかったのです。ですから一週間に一本ぐらいは竹刀が折れていましたよ。これは理由はハッキリしている。短期間でチームをまとめ、強くするには基礎体力をつける以外にない。私は、できるのに、できないふりをする生徒には一貫して厳しく臨んだのです」

 ようするに、弱小レスリング部を強くするために、「一週間に一本ぐらいは竹刀が折れ」るほどの強烈なしごき・体罰指導を行ったというのである。では当時、この馳氏の“教育”が評価されたのかといえば、どうやらそうではないらしい。馳氏はこう続ける。

「周囲からはまずいんじゃないかという声も聞こえてきましたが、生徒の親にも積極的に自分の考えを分かってもらうよう努めましたね」

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