【インタビュー】懲りないめげない山本太郎にこれからの闘い方を訊く(後)

山本太郎が安倍政権に抗する人達を鼓舞「僕たちはひとりじゃない」「できる範囲で闘い続けろ」…でも「リテラはデッドボール(笑)」

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──ええ、もちろん! と言いたいですが、来年7月までのあいだ、絶望的な気持ちになることは何度もあると思うんです。そういうとき、どうすればいいんでしょうかね……。
 
山本 はっきり言って、しんどい作業ですよ。みんな仕事や勉強、子育て、家事をしながら草の根をつづけていかなくてはいけないんですから。非常に面倒臭い。そんな時間あるかよ!みたいな話だと思うんです。
 でも、たとえばデモとか直接の抗議行動の何がいいかっていうと、「自分はひとりじゃない」ということを確認できる場所だということ。おそらくは普段、ほとんどの人たちが、ひとりのなかで行動しながら、思い悩むことも多いと思う。そんなとき、デモに行くと「あーよかった!これだけの人たちがいるんだ!」と思える。これは僕がそうだったんです。原発事故のあと、はじめて高円寺のデモに参加して、行くたびに「あ、ひとりじゃない」ってことを確認していた。そして結局、いまは国会に紛れ込んでいる(笑)。デモ発の国会議員も誕生させられるのが人々の力です。
 抗議行動に参加する中から政治に挑戦する人たちがどんどん出てきてほしいし、政治家が躊躇するラインを踏み越えさせるためにも、市民の監視の声というものはどんどん大きくなっていかないといけない。そうしないと政治は茶番化してしまうから。
 僕も政府の嘘を指摘しながら、わかりやすい表現で「政治って興味をもったほうが面白いぞ」と伝えていきたいと思っています。僕くらいの脳の容量だと、内容も中学生以下対象にしないといけないんですよ。小学校高学年から中学生くらいが理解できるような内容にしないと、僕自身が飲み込めないっていう。……って、何度も深く頷くのやめてもらっていいですか(笑)?

──いや、違う違う、うちも同じスタンスだから共感していたんです。これからもお互い、安保法制廃止に向けて安倍政権にデッドボールを投げつつ……。
 
山本 ね(笑)。いっしょにがんばりましょう!
(編集部)

最終更新:2015.10.03 06:01

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