少年犯罪の凶悪化は嘘、昔のほうが酷かった! 中学生の連続爆破、小学生同士の殺人も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 ──いかがだっただろうか。結局、昨今の少年犯罪の「凶悪化」という言説は、たんなる印象論であると考えるのが自然だ。あるいは、少年法の厳罰化を目的とする、一種の政治的な恣意性によって誘導されているとも考えられる。

 というのも、稲田氏のような極右保守政治家は、家父長制の復権、上意下達的な共同体の再構築を思想として掲げているからだ。その大義となっているのが“家族崩壊”という問題提起で、これをもっとも端的にアピールすることができるのが、少年・少女たちの非行、ひいては未成年犯罪の「凶悪化」なのである。もちろん、その最終的目標は、国民の“臣民化”に他ならない。

 極右イデオロギーのため少年犯罪を出しに使う言説に、騙されてはいけない。
(梶田陽介)

最終更新:2017.12.19 10:09

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

少年犯罪の凶悪化は嘘、昔のほうが酷かった! 中学生の連続爆破、小学生同士の殺人ものページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。子ども少年犯罪川崎市中1男子生徒殺害事件梶田陽介殺人の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄