松田聖子と中森明菜、紅白共演は無理? 二大アイドル因縁の歴史

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
seikoakina_141226.jpg
アイドル史上最強のライバル(左/松田聖子オフィシャルサイト 右/中森明菜オフィシャルサイトより)


 今年のNHK紅白歌合戦で紅組の大トリを務める松田聖子。1年の締めくくりとして自身の最大セールスを記録した「あなたに逢いたくて〜Missing You〜」を歌うというが、依然として「サプライズで中森明菜が登場するのでは?」と噂されている。

 聖子と明菜が紅白で共演──もしもこの噂が実現したら、“25年前の因縁”がついに決着を見せる歴史的な瞬間となるだろう。ご存じの方も多いと思うが、いまから25年前の1989年、明菜は当時、交際していた近藤真彦の自宅で手首を切るという自殺未遂騒動を起こした。その原因は、結婚、沙也加の出産を経た聖子が、ニューヨークでマッチと抱き合っているところをフライデーされたことが原因だとされている。

 当然、その年、明菜とマッチは紅白を落選。まるでその腹いせのように、大晦日の夜にツーショット会見を行い、明菜が元気であることとマッチに非がないことをアピールした。だが、この会見も明菜は直前までマッチとの婚約発表だと言い聞かせられていたともいわれている。マッチの名誉回復というジャニーズ事務所の策略に、明菜は乗せられてしまったわけだ。ちなみにこの年、聖子もまた紅白を同じように落選し、紅白の視聴率(第2部)は初めて50%を下回った。

 現在のAKBが目にもならないほどの国民的人気を誇った聖子と明菜というトップアイドルが、紅白を巻きこむかたちで繰り広げた一大スキャンダル。その当事者がこの21世紀に紅白で共演するかもしれないというのだから、芸能マスコミが騒ぐのも無理からぬ話である。それでなくても、このふたりは日本のアイドル文化を語る上で絶対に外せない“史上最強のライバル”同士なのだから。

 しかし、なぜふたりはライバルと呼ばれるようになったのか。そこには聖子と明菜の、相反する魅力が関係している。先日、文庫化されたばかりの『松田聖子と中森明菜 [増補版] 一九八〇年代の革命』(中川右介/朝日文庫)から、ふたりのアイドル時代を振り返ろう。

 まず、よくこのふたりが比較されるために若い人は誤解していることも多いが、聖子と明菜は同期などではない。年齢は聖子が明菜の3歳上、デビュー年も聖子が1980年、明菜が82年と開きがあり、明菜は『スター誕生!』の予選で聖子の「裸足の季節」を歌ったこともあった(結果は落選)。聖子の絶頂期に、明菜は後を追うようにデビューしたわけだ。

 本書でも、〈甘い幸福を歌わせたら、松田聖子の右に出る者はいない。そして、不幸を歌わせたら、中森明菜の右に出る者はいない〉と評されているように、ふたりは対照的なアイドルだった。これは、聖子が山口百恵の人気を打破するために“百恵アンチ”路線で売り出され、つづく明菜が“アンチ聖子=百恵路線”を踏襲したことも大いに関係している。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

松田聖子と中森明菜 [増補版] 一九八〇年代の革命 (朝日文庫)

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

松田聖子と中森明菜、紅白共演は無理? 二大アイドル因縁の歴史のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。サニーうどん紅白の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍首相が辛坊治郎の番組で“参院選の事前運動”!
2 吉本興業会長が沖縄米軍基地跡地利用の有識者懇メンバーに
3 堀江貴文が「デモの絵面がヤダ」「税金泥棒は捨て台詞」
4 テレ朝が政権批判した経済部長を報道局外し
5 恵俊彰が田崎史郎を「政権の代弁者」と
6 葵つかさが「松潤とは終わった」と
7 堀江貴文「税金泥棒」発言で晒した年金問題への無知と頭の悪さ
8 「週刊文春」に公選法違反を報道された和田政宗が被害妄想丸出し反論
9 上田晋也『サタデージャーナル』終了の不可解
10 長渕剛のマスコミ批判に坂上忍が言い訳
11 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
12 秋篠宮家の料理番がブラック告発
13 安倍政権が財政審答申から「年金給付が想定より低くなる」削除
14 拍手・起立を井筒監督と松尾貴史が批判
15 竹田恒泰『中学歴史 検定不合格教科書』は間違いと妄想だらけ
16 グッディ!土田マジギレ真の原因
17 交番襲撃“父親が関テレ常務”より「元自衛官」
18 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
19 安倍が統計不正答弁中の根本厚労相に「戻れ」指示
20 久米宏が電通タブーに踏み込む激烈な五輪批判
1安倍首相と省庁幹部の面談記録が一切作成されなくなった!
2くりぃむ上田晋也が“政権批判NG”に敢然と反論
3金融庁報告書で厚労省年金局課長の驚愕無責任発言
4産経新聞コラムが「引きこもりは自衛隊に入隊させて鍛え直せ」
5安倍首相が「老後2000万円」追及に逆ギレ!
6菅官房長官が望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活
7金融庁「年金下がるから資産運用」報告書で麻生太郎が開き直り!
8F35捜索打ち切りと大量購入続行でNHKが「背景に政治性」と報道
9金融庁炎上の裏で安倍政権が「年金」の“不都合な事実”を隠蔽!
10防衛省イージス・アショア失態 、玉川徹が原因を喝破!
11長谷川豊が部落差別発言「謝罪文は馬場幹事長が作った」
12講談社「ViVi」の自民党広告は公選法違反か!
13映画『主戦場』上映中止要求の右派論客に監督が徹底反論!
14渡辺謙が語った『ゴジラ』出演と震災、原発、戦争
15マンガ『スシローと不愉快な仲間たち』第1話
16田崎史郎「65歳から年金もらってます」
17川崎殺傷事件「不良品」発言こそ松本人志の本質だ!
18 香港市民はデモの力示したが、日本は…
19松本人志が「不良品」発言問題で謝罪も説明もなし!
20農水元次官子ども殺害正当化は、橋下徹、竹田恒泰、坂上忍も

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄