早漏は脳の問題?話題の「早漏克服本」が提唱するトレーニング法とは

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 そして、こうも言う。早漏の克服の肝は“我慢力”ではなく、“長持ち力”でもなく、好きなタイミングで射精できる“コントロール力”なのだと。さらに、射精は「気のスパーク」であるから、気をペニス一箇所に集中させず、気を分散させるとスパークが起こりにくくなるから、長持ちに繋がる。つまり「射精の原因は気だから、気をコントロールすれば早漏は克服できる」というのだ。ちょっとというか、大分アヤシイ感じがしてきたが、氏はかまわずこの論をベースに「早漏克服トレーニング」法を展開していく。

 そのトレーニング法で氏がまず強調するのは「鍛えるべきはペニスでなく脳だ」ということ。昨今、世には「ペニス本体を鍛えれば長持ちする」という迷信が蔓延しているが、どんなことをしてもペニスの皮は厚くはならない。「物理的な刺激に強くなるのでなく、快感という感受性に耐えられる脳神経を作り、長持ち力をアップさせる」ことがペニス強化トレーニングの目的なのだという。
そのために「射精にいたる前に快楽を楽しむ“快感ゾーン”をできるだけ長くする」。つまり、男性は射精前に快楽ゾーンで快楽を楽しみつつ、射精ラインをこえると射精まで一直線になるので、その射精ラインを見極める練習をしろ、と言うのである。

 その練習とはすばり、マスターベーション。マスターベーションをしている途中で、イキそうになったら、パッとペニスから手を離す、俗にいう「寸止め」を繰り返し行うことで脳は鍛えられるらしい。つまり「15分こすってイク」という時間を設定すると、その15分をクリアするまで、10回でも0回でも寸止めを繰り返さねばならないのである。氏によると、この射精ラインは寸止めトレーニングを繰り返すたびに、よりはっきり見えるようになるので、くじけずに繰り返し行え、とのこと。

 客観的に見ると、なかなかの苦行(笑)であるが、この「射精ライン」を見極めることができなければ、具体的な「早漏克服トレーニング」が生きてこないというから、頑張るしかない。

 氏は脳神経と同時に具体的な「ペニス強化法」も紹介している。といっても、先述したように、ペニスの皮をいくら鍛えても意味はない。快感を感じてもすぐに射精しないペニスにするためのポイントは「亀頭」だという。

 ほとんどの一般男性はマスターベーションの際に竿の部分を握って皮と一緒に亀頭を擦る。これは「快感を得る為の行為」でなく「ひたすら射精に突き進む行為」でしかない。これは「ジャンクマスターベーション」に当たるので、今すぐやめるべきだと氏はいう。

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