不妊カップルの新たな選択肢となるか? 里親への道は障害だらけ

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 思わぬ障害となるのが、夫婦が「共働き」である場合だ。養子縁組里親の場合、事前に登録をした上で委託打診がなされるのだが、「施設にいる子どもと交流する場合はしばらく施設に通うことになり、委託がきまってからは児童相談所の家庭訪問、予防接種や健診など子ども関連の用事が多く」なるのだ。委託はいつ打診されるかわからず、自由に動き回れる環境のほうがベターかもしれない。

 さらに共働き夫婦を悩ませるのが、保育園問題。養子と一緒に暮らし始めても、法的に親子と認められるまで1〜2年前後の時間を要する場合がほとんど。養子縁組成立前は、親権などの関係から、保育園入園が認められない場合があるという。国としては共働き夫婦が里親になることを禁じてはいないが、現実的には厳しい状況にあるようだ。

 高島も益子も夫婦2人で生きていくことを決めたようだが、不妊に悩むカップルが「家族を持ちたい」という思いから里親という選択を望むのは自然のことだろう。しかし、現在の里親制度は、ある意味不妊カップルの現状とミスマッチを起こし、「壁」となってしまうことも少なくない。この点を理解したうえで、早めに情報収集することが、選択肢を増やす」ことにつながっていくのではないだろうか。
(江崎理生)

最終更新:2014.07.07 06:04

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