テレビ朝日元社長が安倍首相と癒着する早河会長ら現幹部を「腹心メディアと認知されていいのか」と批判! 株主総会で追及も

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菅義偉ホームページより


菅官房長官の会見で助け舟を出したのはテレ朝政治部記者だった

 安倍首相がお友だちへの利益誘導ごまかしのためにぶちあげた「獣医学部、全国展開」だが、完全に火に油を注ぐ結果となったようだ。それはそうだろう。何しろこれまでの説明と国の方針をいきなり180度転換する発言、しかも、本当にこんなことが実行されたら、獣医行政や獣医師教育は大混乱におちいってしまう。野党はもちろん、ふだん弱腰のテレビ・新聞もさすがにこの発言には、一斉に「疑惑を隠すために国の政策を根本から変えるなんてありえない」と批判の声をあげている。

 ところが、そんななか、まったく逆に、政権をアシストする動きをする記者が現れた。27日午前の菅義偉官房長官の定例会見でのことだ。この日の会見は、まさに「獣医学部、全国展開」発言が波紋を広げるなかでの官房長官会見ということで、各社がこの問題を一斉に質問した。しかも、菅官房長官が安倍首相をいさめるどころか「52年間規制してきたことが問題」「全国展開していきたいのは当たり前のこと」などと安倍首相の妄言の実行を示唆したため、その後も20分にわたってこのテーマについての質問が続いたうえ、東京新聞の望月衣塑子記者がこの日も改めて「加計ありきだったことの反論になっていない。中立的な第三者の調査を行わないのか」と政府の対応を追及。菅官房長官も明らかに苛立ちをつのらせていた。

 そこに、突然、ある記者が加計問題追及をさえぎり、こんな質問をしたのだ。

「デビュー以来、公式戦での無敗記録が続く史上最年少棋士・藤井聡太四段が29連勝を達成しました。30年ぶりに最多連勝記録を更新しましたが、御所感があればお願いします」

 おいおい、このタイミングでいったい何を質問してるんだ? と唖然としていたら、案の定、菅官房長官はそれまで木で鼻をくくったような答えしかしていなかったのがいきなり饒舌になり、「14歳2カ月でデビューしたときも……」とデビュー時の印象から、棋風、AI活用まで、延々3分にわたって“藤井聡太論”を展開。そのまま会見を終わらせてしまったのだった。

安倍首相と早河会長の会食に報道局長、政治部長も同席で、忖度強化

 どう考えても安倍応援団メディアが窮地に陥っていた菅官房長官に助け舟を出したとしか思えないが、しかし、この質問をした記者は読売新聞でも産経新聞でもNHKでもなかった。テレビ朝日だった。

「質問したのは、映像でもわかりますが、テレ朝のH記者。政治部で官房長官担当を務めている記者です」(全国紙政治部記者)

 テレ朝といえば、『報道ステーション』『羽鳥慎一モーニングショー』などが、森友問題や加計問題を徹底追及しているため、なぜ? という感じがするが、政治部はまったくそうではないらしい。

「テレ朝が今の報道姿勢を続けていられるのは、社会部やワイドショーを管轄する情報局の頑張り。政治部はもともと安倍応援団的な傾向が強い。以前、『報道ステーション』に安倍首相が出たのも、政治部が番組や他部署の反対を押し切って、官邸に勝手に働きかけてと実現させたんです。今もその姿勢は変わっていなくて、加計問題でも、政治部の幹部が出ると、前川氏に批判的なコメントをしています。
ましてや、現場の政治記者なんて、忖度記者だらけですから、官邸のほうしか向いていませんよ」(テレビ朝日政治部関係者)

 さらに、この記者が菅官房長官に助け舟を出す原因となったといわれているのが、5月24日、安倍首相とテレビ朝日の“ドン”早河洋会長との会食だった。早河会長が同局の番組審議会の委員長をつとめる幻冬舎・見城徹社長を通じて、安倍首相と接近し、頻繁に会食を重ねているのは有名だが、24日というのは、衆院本会議で共謀罪が強行採決された翌日、前川喜平文科省事務次官が朝日新聞で実名証言した前日だ。安倍首相側に共謀罪や加計問題の追及に対する牽制と懐柔の意図があったのは明らかだろう。

 しかも、問題なのは、この席に篠塚浩取締役報道局長、伊井忠義政治部長、総理番のY記者が同席していたことだ。早河会長だけならまだしも、報道の責任者や幹部がこんな席に同席したら、報道に手心を加えようという話になるのは当然だろう。

「とくに、篠塚報道局長、伊井政治部長は露骨な動きをしていました。篠塚報道局長は共謀罪報道で現場に「政府の言い分も報道しろ」と現場に圧力をかけまくっていたし、伊井政治部長も前川氏の会見のあと、その動機があたかも、菅官房長官に対する怨恨であるかのようなコメントをしていました。今回、H記者が菅官房長官に助け舟を出したのも、伊井政治部長の指示、もしくは忖度ではないかといわれています」(前出・テレ朝政治部関係者)

テレ朝・君和田元社長が「越えてはいけない一線を越えようとしている」

 実は、早河会長や報道幹部と安倍首相の癒着については、テレ朝の社長経験者からも疑念の声が上がっている。

 2005年から2012年まで代表取締役社長、同会長をつとめた君和田正夫氏が、塾長をつとめる「独立メディア塾」のウェブサイトで、今回、早河会長らが安倍首相との会食したことについて、〈「私にとって衝撃的でした。」「この時期に?まさか」というのが正直な気持ちでした。〉〈会食することによって、「首相の腹心のメディア」と世間に認知される恐れを抱かなかったのでしょうか。〉〈メディアが「越えてはいけない一線」を越えようとしている〉と厳しく批判。さらに、報道局長が同席していたことについて〈取材・報道に携わる者は取材先との距離感に敏感でなければなりません。癒着が疑われたら報道内容の信ぴょう性にまで影響します。社内的にもCEOと報道局長が、首相と親しいとなれば、「忖度」する部下が出て来る恐れがあります。そうならないことを願っています。〉と強い危惧を表明したのだ。

 また、テレビ朝日では今日29日、株主総会が開かれるが、その席で早河会長や、取締役でもある篠塚報道局長と安倍首相との癒着問題が追及されるのではないかとの噂も流れている。

「5月24日の会食はもちろん、幻冬舎・見城社長を介した官邸との癒着についても爆弾質問が飛び出すのではないかといわれています」(テレビ関係者)

 安倍政治のデタラメが次々とあきらかになっているいま、その安倍政権と癒着して報道を歪曲してきた新聞・テレビの幹部連中の責任も厳しく問われる必要がある。

最終更新:2017.12.05 01:49

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