SMAP解散で『校閲ガール』原作者がジャニーズと文春を批判!「文春がメリー副社長をもっと追及していたら…」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
bunsyun_170103.jpg
「週刊文春」(文藝春秋)1月5・12日合併号

 12月31日付けの解散ということで、SMAPが話題を独占していた感のある昨年末。数多くの著名人や芸能人たちが、その解散劇について語っていたが、本質を突くようなものはほとんどなかった。なぜSMAPが解散せざるを得なかったのか、なぜマスコミは真実を伝えなかったのか、なぜジャニーズ・タブーは温存されたままなのか。誰もそういうことに触れようとはしなかった。

 だが、そんな中で、2人の女性作家から鋭すぎる発言が飛び出した。直木賞選考委員もつとめる大御所作家・林真理子氏と、ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ)の原作者で人気急上昇中の宮木あや子氏だ。

 林氏は、これまでジャニーズのタレントのコンサートに足しげく通い、SMAPメンバーや飯島三智元マネージャーと個人的親交もあることで知られている。一方の宮木氏も今井翼、そしてジャニーズJr.らの公演にも足を運ぶほどのコアなファン。

 そんな2人が、今回、「週刊文春」(文藝春秋)1月5・12日合併号で、「ジャニーズが青春だった」と題する対談を行い、ジャニーズ愛について熱く語っているのだが、SMAP解散の話題になってさらにヒートアップ。他では聞けないようなコメントを連発したのだった。

 まず、林氏は公開生謝罪のことを持ち出し、メリー喜多川副社長をこう批判する。

「あれも文春のメリーさん(メリー喜多川副社長)へのインタビューがきっかけだけど、その後“公開処刑”と言われた放送がありましたよね。「ジャニーさんに謝る機会を木村(拓哉)君が作ってくれて、僕らが今ここに立てています」っていう、言わされている感じのあまりに切ないシーンがあって。あれでファンはみんな怒ったわけですよ。メリーさんひどいって」

 林は今年1月にSMAP騒動が勃発した直後の「文春」連載コラムでも、『SMAP×SMAP』(フジテレビ)での“公開生謝罪”を取り上げ、メリー氏を批判。さらには〈あの会見のキムタクのドヤ顔〉〈それにしてもキムタクのあれは演技じゃないと思いますよ〉などと、キムタクにまで皮肉を放っていた。林氏はこのときの怒りをこのスペシャル対談で、再び持ち出したのだ。

 だが、さらに踏み込んだのが宮木氏だった。宮木氏は解散騒動で、SMAPと嵐のファンの間で対立ができたと、ディープなファンならではの話をした後、いきなり「普段友達と話していることをここで吐き出させてもらってもいいですか?」と、こんなことを語り出した。

「あのインタビュー自体は悪いものではなかった。でも文春なら、あそこを入り口にして、ジャニーズ事務所のいろんな瑕を炙り出せたんじゃないかと。だって、普通の企業に置き換えて考えたら、副社長が自社の目玉商品のダメな点を週刊誌にわざわざ言いませんよね?」
「もし株式公開していたら総会で糾弾されるでしょうし。どうしてそういうところに突っ込まなかったのか」
「芸能界がいくら特殊な場所だとしても、もし、文春があのあと継続してしつこく追及していたら、事務所内部での意識改革的なものがあったかもしれないし、中の人が目をつぶっていたことや見えていなかったことに気づいて、SMAPにも違う未来があったかもしれない。いままで文春は、世間の悪を暴いてきたのに、今回はただ聞いたこと、見たことを書いただけじゃないですか」 

 宮木氏のいう「あのインタビュー」とはもちろん、2015年1月に「文春」に掲載されたメリー氏のインタビューのこと。メリー氏はSMAPを「踊れない」と罵倒したうえ、飯島氏を呼びつけて、記者の面前で「飯島、私はこう言いますよ。SMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう。あなたは辞めなさい」とパワハラ。これがきっかけで飯島氏が追い詰められ、SMAPもまた独立に動かざるを得なくなった。

 宮木氏はこのメリー氏の言動に対して“株式公開していたら総会で糾弾されるような愚挙”であると、真っ当すぎる批判を口にし、さらに“「文春」がきちんとジャニーズの体質を追及していたら、SMAP解散はなかった”と、文春批判にまで踏み込んだのだ。

 文春批判については“八つ当たりじゃないか”と思う人もいるかもしれないが、これもある意味、本質を突いた指摘だ。たしかに「文春」のメリー氏インタビューは、「編集者が選ぶジャーナリズム大賞」を受賞するくらい中身の濃いものだったが、しかし、文春はそのパワハラや、事務所の体質を批判してはいない。それどころか、インタビュー以降、文春はジャニーズ事務所とパイプをもつようになり、SMAP騒動ではむしろ、メリー・ジュリー派よりのスタンスをとるようになった。

 SMAP独立の動きについても、「文春」はスクープした「週刊新潮」(新潮社)よりも先にキャッチし、年末から中居正広らメンバーや飯島氏を尾行していたが、これもメリー副社長周辺からの情報だったといわれている。

 さらに、騒動が表面化すると、「文春」は誌面にメリー氏の腹心であるジャニーズ事務所顧問の小杉理宇造氏を登場させ、“SMAPは15年前に壊れていた”“飯島マネージャーがキムタクと静香の結婚に反対したがメリーが守って結婚させてくれた”など、その言い分を垂れ流した。

 宮木氏がいったように、もし「文春」があそこでメリー氏側になびかず、ジャニーズ事務所やメリー氏の体質を批判するキャンペーンを張っていたら、たしかに流れは変わっていたかもしれないのだ。しかし、それを「文春」誌上で口にするとは……。ジャニーズ愛恐るべし、という他はない。

 この後も、2人は飯島マネージャーの功績を讃えるなど、芸能マスコミとは全く違う角度からの鋭い分析を連発。林氏からは「私は飯島さんとは親交があって、この間も会ったけど、すごくお元気でしたよ」という発言まで飛び出した。

 そういう意味ではかなり興味深い対談だったが、しかし、一方で引っかかるのは、こうした本質をつく発言がジャニーズ愛のある2人の作家の口からしか聞けなかったという事実だ。しかも、こんなに面白い発言がいまだ、テレビでもスポーツ紙でも一切取り上げられていない。

 ここまでの騒動を引き起こし、当のファンからも激しい事務所批判が起きているのに、テレビをはじめとする芸能マスコミはこれからもジャニーズ・タブーを温存していくのだろうか。
(林グンマ)

最終更新:2017.11.15 05:46

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

SMAP解散で『校閲ガール』原作者がジャニーズと文春を批判!「文春がメリー副社長をもっと追及していたら…」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。SMAPジャニーズ林グンマ林真理子週刊文春の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 石原伸晃の無症状ですぐ入院に非難殺到! 入院中の国立大学病院は救急お断りも
2 バイデン大統領就任でも日本のトランピストのフェイクは止まらない
3 ぼうごなつこ『100日で崩壊する政権』は安倍政権のインチキの記録
4 河野太郎の「ワクチン接種5月」デタラメ呼ばわりこそフェイクだ
5 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
6 ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
7 特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も
8 蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
9 葵つかさが「松潤とは終わった」と
10 もはや権力の「中の人」…御用ジャーナリスト5位〜2位、大賞を発表
11 稲田防衛相はレイシストと蜜月と最高裁が
12 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
13 読売新聞「菅首相が疲労」報道は安倍政権末期にもあった官邸の作戦
14 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
15 安倍政権でも菅政権でも権力大好き! 御用ジャーナリスト大賞10位〜6位
16 吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
17 菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」を忘れ、患者を「お客さん」
18 大統領選不正デマを拡散した日本のトランプ応援団の妄言総まくり!
19 羽田雄一郎参院議員の死が示すコロナ検査の現実
20 菅首相ポンコツ会見で「国民皆保険の見直し」というグロテスクな本音ポロリ
1 菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」を忘れ、患者を「お客さん」
2 ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
3 もはや権力の「中の人」…御用ジャーナリスト5位〜2位、大賞を発表
4 菅首相ポンコツ会見で「国民皆保険の見直し」というグロテスクな本音ポロリ
5 吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
6 石原伸晃の無症状ですぐ入院に非難殺到! 入院中の国立大学病院は救急お断りも
7 特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も
8 河野太郎の「ワクチン接種5月」デタラメ呼ばわりこそフェイクだ
9 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
10 蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
11 読売新聞「菅首相が疲労」報道は安倍政権末期にもあった官邸の作戦
12 バイデン大統領就任でも日本のトランピストのフェイクは止まらない

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄