百田尚樹の在日差別発言はやっぱりデマ! 千葉大レイプ事件の匿名扱いは容疑者一族が法曹界の大御所だから

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ニコニコ動画「百田尚樹チャンネル」より


 やはり、このオッサンの頭の中は差別思想しかないらしい。作家の百田尚樹が3日、こんなツイートを放った。

〈「日本死ね」という言葉を流行語に選んだ審査員の顔ぶれを見ていると、韓国人がいた。〉
〈日本人ほど、優しく、他者を慮る心を持った民族はいません。
このことは在日韓国人たちも本当は知っています。同時に、日本が素晴らしい国であることも知っています。にもかかわらず彼らは日本人の悪口ばかり言います。〉

 本サイトでも報じたとおり、百田は先日、千葉大医学部の学生3名が集団強姦致傷容疑で逮捕された事件で氏名が未公表だったことについて、〈犯人の学生たちは大物政治家の息子か、警察幹部の息子か、などと言われているが、私は在日外国人たちではないかという気がする〉とツイート。当然のように、一般ユーザーから「ヘイトスピーチだ」「人種差別だ」といった批判が殺到した。

 また、ジャーナリストの津田大介氏もツイッターで、〈この人この種の発言懲りずに何度も繰り返してるし、単にツイッターの利用規約違反なので、ツイッター社はしかるべき警告を発した上でそれでもやめないようなら、この人のアカウントを停止すればいいんじゃないかな〉と糾弾。ネットニュースで「百田VS津田」などと報じられ、大きな話題になったが、百田は執拗に津田氏への攻撃を繰り返している。

〈以前から私を執拗に攻撃している某氏のアカウントを覗いてみると、何とフォロワーが100万人!有名タレント並!
ところがある人の情報によると、フォロワーを買える裏システムがあるらしい。デビューしたてのアイドルとかが人気あるように見せるために買うという。
某氏が買ってるのかは知らない。〉
〈某氏の本職って何だろう。
本人はジャーナリストと言ってるが、これまで何か取材したものがあるのだろうか…。
でも、自己プロデュースだけで、ここまできたとすれば、凄い努力の賜物と言えなくもない。フォロワーを買うのもその一環だろう。たゆまぬ努力!〉

 ちなみに、百田がいう「フォロワーを買っている」というのはデマで、実際にはスパム業者がフォロワー数の多い津田氏を勝手にフォローしているだけなのだが、それは置いておくとしても、「これまで何か取材したものがあるのか」とは笑わせるではないか。なんの取材もせず、妄想だけで差別的な決めつけをし、デマを拡散しているのは完全に百田のほうだろう。

 その典型が、まさに千葉大医学生らの集団レイプに関するツイートだ。昨日発売の「フライデー」(講談社)が、「千葉大学医学部レイプ事件『これがエリート医大生の素顔だ』」と題して、容疑者たちの素性をスッパ抜いたのだが、この記事によって、「犯人は在日外国人」という百田のツイートがなんの根拠もないデマだったことがはっきりしてしまったのだ。

 記事によれば、3名の容疑者は全員医学部の体育会に参加していたスポーツマンで、AとBはラグビー部、Cはスキー部などで活動していたという。Bの父親にも直撃し「被害者の方には本当に申し訳ないと……、本当に申し訳ないことをしてしまったと思っています」というコメントも取っているが、なかでも注目すべきはAの存在だ。「フライデー」によれば、Aは父親も兄も弁護士という法曹一家。記事ではAの知人がこう証言している。

「A家は日本法曹界でも指折りの名家なんです。曾祖父は東京帝国大学法学部で岸信介元総理の学友であり、最高裁判事などを務めました。身内には、法律関係の財団法人の理事長や各弁護士会の幹部経験者などがゴロゴロいます」

 ようするに、千葉県警が容疑者が成年にもかかわらずその氏名を公開しなかったのは、Aが “法曹界の名家”であることに配慮した結果だったのだ。

 周知のように、司法・検察・警察組織は身内に甘いうえ、組織同士もお互いにべったりの関係で、不祥事をかばい合う関係にある。当然、今回の事件についても、法曹界のルートを通じて情報公開に圧力がかかったのは想像に難くないし、容疑者の曾祖父が安倍晋三首相の祖父・岸信介と親密な関係にあったことを警察組織が忖度した可能性もあるだろう。

 ところが、百田はこの権力による身びいきを逆に「氏名が公表されないのは犯人が在日外国人だから」などと言いふらしたのだ。

 そもそも、これまでの新聞報道などを見ても明らかなように、在日外国人が犯罪を犯した場合も実名は発表されるし、報道もされている。容疑者の国籍をうんぬんする前に、百田の「在日外国人だから実名を伏せられた」という主張自体が最初からありえない話なのだ。

 ようするに、このオッサンは在日外国人排除と差別の扇動目的でこんなデマを飛ばしたのであり、その心性はほとんどネトウヨと同じなのである。

 しかも、このネトウヨ作家のおぞましいのは、「犯人は在日外国人」デマが散々国籍に対する差別扇動だと批判された後も、まったく反省の色をみせず、平気で差別主義をひけらかし続けていることだ。冒頭で挙げた〈「日本死ね」という言葉を流行語に選んだ審査員の顔ぶれを見ていると、韓国人がいた〉〈(在日韓国人は)日本人の悪口ばかり言います〉というのはその典型だろう。

 念のため言っておくが、例の「日本死ね」ブログは、日本で暮らす母親による待機児童問題の喫緊の訴えであり、広く社会問題として認知されるきっかけになった言葉だ。「悪口」でもなければヘイトスピーチでもない。一方、百田のこのツイートは、おそらく在日韓国人二世である姜尚中東京大学名誉教授のことを指していると思われるが、2016年の社会状況や選考過程まったく無視し、「韓国人」という属性だけを根拠に“「日本死ね」という「日本人の悪口」を流行語大賞に選んだ”とレッテル張りをしている。これがグロテスクな国籍差別の披瀝でなければ、いったいなんなのか。

 少なくとも、百田を見ている限り〈日本人ほど、優しく、他者を慮る心を持った民族はいません〉などというのは、タチの悪い冗談としか思えない。
(編集部)

最終更新:2017.11.12 01:59

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