百田尚樹と宮根誠司がバトル!“たかじんの旗”取り合いが気色悪すぎ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
miyanehyakuta_01_141111.jpg
左/フジテレビ『Mr.サンデー』番組サイトより 右/百田尚樹ツイッター(@hyakutanaoki)より


 百田尚樹が故・やしきたかじんとその32歳年下妻・さくらさんの愛情物語をつづったという“ノンフィクション”『殉愛』(幻冬舎)。発売以降、テレビやスポーツ紙ではあざといまでの大プロモーションが展開されているが、そんな中、作者の百田がこんなクレームまがいのツイートをして、話題になっている。

「ミスターサンデーのやしきたかじんの再現VTRは実にひどい作りやった! 作り手に技術がないのはもちろんだが、何よりも愛がない! スタジオにいて、これほど情けない気持ちになったことはない…。」

 たしかに、11月9日、宮根誠司が司会を務める『Mr.サンデー』(フジ系)がこの『殉愛』を大々的に特集。百田自身も『金スマ』に続いて同番組にゲスト出演し、二人の感動物語について語っていた。百田のいう再現VTRはたかじんと妻の闘病生活を再現したものだが、感動の夫婦愛の物語をお茶の間に届けているさなかに、わざわざそれに水を差すようなクレームを口にするというのは、相当腹にすえかねたということなのだろうか。

 ただ、再現VTRは、素人目に大きな問題はよくわからず(ネットでは「金スマにくらべてMr.サンデーのさくら夫人役がかわいくなかったためじゃないか」などというひどい憶測も飛び交っているが)、そんなところから、このツイートには、当日、スタジオでのやりとりも関係しているのではないかという見方も流れている。

 実は、この日の放映では、司会の宮根とゲストの百田の間に冷ややかな空気が流れた瞬間があった。

 再現VTR明け、やしきたかじんと親交の深かった宮根が、たかじんがさくらに遺したという手紙を朗読し、こんなコメントを口にしたことが始まりだった。

「僕はたかじんさんとは26年以上の付き合いで、この世界でごはんを食べられるようになったのはたかじんさんのおかげですけど、こんなやさしい言葉をかけられたことはなかったので、ちょっとさくらさんに嫉妬してしまいますけど……」
「僕もはじめて見る手紙ですけども」
「長くお世話になった人間としては、ほっとした。うれしかった」
 
 すると、百田がさくら未亡人によってたかじんがいかに変わったかをやたら強調し始めたのである。

「さくらさんと出会って(たかじんは)どんどん人間が変わっていくんですよ」
「破天荒で、すぐ人を殴る、宮根さんもよく殴られましたよね」
「ところがスタッフたちが、会うたびに変わっていくと、みんな言うんです。こんなやさしい笑顔をする人だったのかと」
 
 これに対して、宮根はたかじんが自分にメモを遺していたことを持ち出し、たかじんの思い出をもう一度語ろうとする。

「たかじんさんは、闘病でたいへんななか、僕にもメモを残してくれた。それは、ずっと僕の心のなかだけに留めてるんですけど」
「さくらさんに対する愛情表現と、僕に対する愛情表現とちがうけど、やさしい人だったと思う」

 そう語り、目を潤ませる宮根。ところが、百田はそれに対抗するようにこんな一言を発したのだ。

「はい、それも僕は見せてもらいましたけど」

 このとき、宮根は明らかにムッとした表情を見せていた。そして、宮根は百田を無視するようにこう続ける。

「まあ、たかじんさんは地獄に行ってますよ。好き放題したんだから。地獄でテレビの企画考えたり、おいしいワイン探したりしてると思います」

 宮根はわざと悪態をついて、自身とたかじんとのフランクな仲をアピール。そして、特集の最後では、『殉愛』について「まあこれが闘病記なのか、愛情日記なのかわかりませんけども」と突き放したように言い放ったのである。

 すると、今度は百田がムッとして「愛の物語だとわたしは思います」と返した──。
  
 これが当日の一部始終だ。多くの視聴者はスルーしたかもしれないが、注意深くチェックすると、そのやりとりはバトルといってもいいものだった。二人とも、明らかに相手に対して不快感を抱いており、これが、先述の百田のツイートにつながった可能性はあるだろう。

 しかし、宮根の肩をもつわけではないが、百田のほうにもおおいに問題があった。宮根がたかじんとの思い出を語ろうとしているのに、さくら夫人のことばかり語る百田。あげくは「僕の心のなかだけに大切にしまっている」と話しているのに、「オレ全部知ってる」感をアピールしてくるというのはあまりにデリカシーがなさすぎだろう。

 だが、宮根の不快感の原因は、たんに当日の百田の態度だけでないという話もある。そもそも宮根はさくら未亡人に対しても、百田の『殉愛』に対してもいい感情をもっていないというのだ。

「宮根にかぎらず、たかじんの古くからの知り合いはみんな、さくら夫人や『殉愛』に冷ややかな反応を見せています。古い知り合いから見ると、むしろさくら夫人と出会ってたかじんがおかしくなったという気持ちさえある。そのうえ、たかじんと一面識もない百田がさくらさんの指名で、本を書いた訳ですからね。実際、『殉愛』はたかじんのことを書いているわけでなく、さくらさんのための本ですよ。それを、“ここにこそ真実のたかじんの姿がある”とかいわれたら、そりゃムッともするでしょう」(在阪テレビ局関係者)

 実は、11月10日の『ミヤネ屋』(日本テレビ系)でも『殉愛』を特集していたのだが、そのときもやはり宮根は終始冷ややかだった。芸能レポーターの井上公造がさくら夫人について「無償の愛」などと持ち上げるのに対し、いつもは饒舌な宮根が微妙な表情を浮かべるばかり。コーナーの最後に、「たかじんさんが最後幸せだったんだとしたら、ホッとする」とだけ述べ、さくら夫人の「無償の愛」や「懸命な介護」については一切語らなかった。

 いわば、新旧勢力による「やしきたかじん」という錦の御旗取り合いというところか。最終的にどうなるかはしらないが、どっちも浪花的マッチョ臭がにおいすぎて気持ち悪いことだけはたしかである。 
(田部祥太)

最終更新:2015.01.19 04:31

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

ゆめいらんかね やしきたかじん伝

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

百田尚樹と宮根誠司がバトル!“たかじんの旗”取り合いが気色悪すぎ のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。やしきたかじん宮根誠司田部祥太百田尚樹の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 King Gnu・井口理が米イラン緊張で日本の戦争加担に危機感
2 強制捜査受けた河井前法相と案里議員は菅官房長官より安倍首相のお気に入り!
3 葵つかさが「松潤とは終わった」と
4 「桜を見る会」問題で今度は推薦者名簿を“改ざん”
5 車庫飛ばしで公安に誤認逮捕された男性が語った取り調べの酷い中身
6 山口敬之逮捕を握り潰した“官邸の忠犬”中村格が警察庁ナンバー2に!
7 警視庁の「しばき隊メンバー」逮捕は“安倍やめろデモ”潰しだった!
8 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
9 米イラン緊張のなかダルビッシュが排外主義と戦争反対を表明!
10 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
11 秋元康の東京五輪に椎名林檎が危機感
12 ネット右翼発言めぐり稲垣吾郎を百田尚樹が「頭の悪いタレント」と攻撃!
13 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(前編)
14 BBCが山口事件の被害者・詩織さんを特集
15 稲垣吾郎MC のNHK番組が日本の五輪ナショナリズム批判!
16 安倍の成蹊時代の恩師が涙ながらに批判
17 早野龍五・被曝論文に重大誤り!お墨付き与えた糸井重里の責任
18 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(後編)
19 秋篠宮家の料理番がブラック告発
20 松尾貴史「日本を壊しているのは安倍さん」
1 久米宏が「テレビが反韓国キャンペーンをやってる」と真っ向批判
2 安倍政権・厚労政務官が外国人在留申請で口利き「100人で200万円」
3 玉川徹がGSOMIA破棄で加熱するテレビの嫌韓煽動を批判
4 明石家さんまが吉本上層部と安倍首相の癒着に痛烈皮肉!
5 『ゴゴスマ』で今度は東国原英夫がヘイト丸出し、金慶珠を攻撃!
6 『報ステ』の“安倍忖度”チーフPがアナやスタッフへの“セクハラ”で更迭
7 『ゴゴスマ』で「日本男子も韓国女性が来たら暴行しなけりゃいかん」
8 文在寅側近の不正に大はしゃぎの一方、安倍政権が厚労政務官の口利きに無視
9 埼玉知事選で警察が柴山文科相への抗議を排除!柴山も表現の自由否定
10 安倍首相がトランプからトウモロコシ爆買い
11 菅官房長官「トウモロコシ大量購入は害虫被害対策」は嘘
12 GSOMIA破棄は安倍のせい 慰安婦合意から始まった韓国ヘイト政策
13 安倍が後に先送り財政検証の酷い中身
14 GSOMIA破棄で日本マスコミの「困るのは韓国だけ」の嘘
15 松本人志や吉本上層部批判の友近、近藤春菜にバッシング、報復か
16 『週刊ポスト』の下劣ヘイト記事は「小学館幹部の方針」の内部情報
17 GSOMIA破棄!八代・有本ら安倍応援団は「嫌なら来るな」
18 『モーニングショー』で「暑さに耐えるのが教育」元高校野球監督は右派論客
19 古市憲寿の芥川賞候補作「参考文献問題」に選考委員が猛批判
20 『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』のデマとトリックを暴く

カテゴリ別ランキング


マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄