関西万博で十数億円のパビリオン建設キャンセル料の支払が発生! 支払先は吉村知事のパー券購入の大和ハウス 他にも巨額受注が

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

大和ハウスは吉村知事のパーティ券購入していた! タイプXのパビリオン以外にも例のリングの屋上や大阪カジノも…

 吉村知事は2019年2月1日、ホテルニューオータニ大阪の「鳳凰の間」で政治資金パーティである「大阪市長就任3周年記念パーティ」を開催したが、吉村知事の政治団体「友洋会」の政治資金収支報告書によると、このパーティ券を2019年1月15日に大和ハウス工業が40万円分、購入している。ちなみに翌2020年に、大阪府と大和ハウスは包括連携協定を締結。このとき、吉村知事は「大阪を良くするため一緒に歩みたい」とコメントしている。

 吉村知事のパーティ券を高額購入している企業が、万博事業を受注──。これではパー券購入の見返りとしての利益誘導を疑われても仕方ないと思うが、大和ハウスが請け負う万博事業は噂されている「タイプX」だけではない。「週刊文春」(文藝春秋)12月14日号では、大和ハウスの受注状況を以下のように伝えている。

〈大和ハウスの100%子会社「大和リース」(大阪市中央区)は、夢洲・舞洲地区の会場外駐車場等建築物の賃貸借を約13億円で受注。施設整備事業(テーマ館「いのちを磨く」)も約12億円で受注(建設会社フジタとのJV)。これらを総合すると、公表分だけで大和リースは約31億円を受注している計算だ。更に産経新聞(10月27日付)は“350億円リング”で、人々が回遊できる屋上の緑化事業を大和リースが受注した旨を報じている(万博協会は「公表していないが、概ね記事の通り」とした)〉

 しかも、吉村知事と大和ハウスの関係はパー券購入の間柄だけではない。大阪府と市は2022年3月、大阪万博関係の特別参与に国交省出身の神田昌幸氏が就任したが、神田氏は大和ハウス工業の常務理事を務めている。また、吉村知事の大阪市長時代から後援会幹部を務める人物は「大和のお偉いさん」とも呼ばれている大和ハウスの元社員だというのだ(前出・「週刊文春」より)。

 市民の税金をじゃぶじゃぶ投入する万博で、吉村知事の親密企業が儲ける。だが、大和ハウスにとっての本丸は、万博のあとの大阪カジノにある。実際、大和ハウスは大阪府・市がカジノ事業者に選定した米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスが合弁で設立した「大阪IR株式会社」に出資。大阪カジノにともなう夢洲周辺の商業施設やホテル、物流センターなどの開発に参入することを希望しているのだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

関西万博で十数億円のパビリオン建設キャンセル料の支払が発生! 支払先は吉村知事のパー券購入の大和ハウス 他にも巨額受注がのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。パーティ券吉村洋文和泉洋人大和ハウス工業大阪万博編集部の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄