菅政権で「公費不倫出張」の和泉洋人首相補佐官が再任、“官邸官僚”のトップに! 虎の威を借る恫喝と行政の私物化が再び

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菅政権で「公費不倫出張」の和泉洋人首相補佐官が再任、官邸官僚のトップに! 虎の威を借る恫喝と行政の私物化が再びの画像1
和泉洋人首相補佐官(首相官邸より)


 本日、菅義偉・自民党新総裁が衆参両院の本会議で第99代首相に指名され、菅内閣が発表された。しかし、その顔ぶれは麻生太郎財務相や萩生田光一文科相をはじめ安倍内閣から続投が8名、3名が横滑りという代わり映えのなさ。発足前から「居抜き内閣」「第三次安倍政権」と呼ばれる始末だが、こうした組閣の一方で注目すべき人事がある。それは安倍政権を象徴する「官邸官僚」たちの人事だ。

 まず、安倍政権では「影の総理」と言われ、絶大な権力をふるってきた今井尚哉・首相補佐官兼秘書官は、菅政権では内閣参与に。他方、菅氏の最側近である和泉洋人首相補佐官はそのまま再任し、さらに元エリート警察官僚である杉田和博官房副長官と、内閣情報室(内調)のトップから国家安全保障局局長に登り詰めた北村滋氏も再任となった。

 安倍政権下で菅氏が“官僚の監視”を担わせた杉田官房副長官や、“野党やマスコミの監視、謀略情報の仕掛け人”として暗躍させてきた北村氏をそのまま再任させたことからも、官僚の人事を掌握して忖度を引き出す「官邸主導」がさらに進められてゆくことがはっきりとしたが、問題は今井氏と和泉氏の処遇だ。

 安倍首相は菅氏を後継に決めた際、今井氏を官邸に残すことを菅氏に迫ったとも言われているが、内閣参与は言うなれば“顧問”にすぎない。その一方、菅氏の最側近として陰に陽に動いてきた和泉氏が、首相となった菅氏を引きつづき補佐官として支える──。しかも、これまで和泉氏は〈国土強靱化及び復興等の社会資本整備、地方創生、健康・医療に関する成長戦略並びに科学技術イノベーション政策担当〉とされてきたが、本日公表された補佐官名簿ではこれらに加えて〈その他特命事項担当〉と追加されている。つまり、今井氏に代わって、今度は和泉氏が「官邸官僚のトップ」として権勢をほしいままにすることになる、ということだ。

 そもそも、和泉首相補佐官は国土交通省出身で、政府が名護市辺野古で進めている埋め立て工事で関係省庁を統括し、新国立競技場の管轄を文科省から取り上げ“やり直しコンペ”を仕切ったのも和泉首相補佐官だと言われる。もともとは民主党・野田政権時代に内閣官房参与として官邸入り、そのまま安倍首相が留任させるという異例の人事がおこなわれたが、その背景には和泉氏と付き合いが長かった菅官房長官の後押しがあったとされる。

 そして、和泉氏といえば、加計学園問題では菅氏の命を受けて前川喜平・元文科事務次官に「総理は自分の口からは言えないから、私が代わりに言う」と“恫喝”したり、前川氏の告発を潰すべく読売新聞に「出会い系バー通い」を報じさせた件で、記事が出る前日に前川氏に揺さぶりをかけるなど、安倍首相による「私物化」の実行部隊として動いてきた人物だ。

 しかも、強調しておかなければならないのは、和泉氏は自身の私利私欲のために首相補佐官という立場を利用して、行政を「私物化」してきた人物である、ということだ。その最たる例が、厚労省の大坪寛子・大臣官房審議官との“公費不倫問題”だろう。

 たとえば、今年2月に大きな話題となった「コネクティングルーム」問題では、ふたりが出張したインドやミャンマー、中国、フィリピンの滞在先ホテルでふたりの部屋が隣同士でコネクティングルームだったことが発覚。これらの出張は大坪氏が参加する必要性があったのかどうかも疑問視され、公費を使った「不倫出張」だったのではないかと批判された。

 首相補佐官が国民の税金を使って出張を“不倫旅行”に利用したのではないかという疑惑だけでも大きな問題だが、さらに重大なのは、2人の不倫関係が人事や国策にまで影響を及ぼしていたということだ。

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