コロナ感染拡大も安倍応援団の“極右”は別世界! Hanadaは「安倍総理の決断が感染爆発止めた」、WiLLと日本会議は「今こそ憲法改正」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

百地章は“緊急事態条項がないから”、日本会議系団体が「憲法に緊急事態条項を!」のチラシ

 しかも、恐ろしいのは、安倍応援団のメディアや極右勢力が、“トンデモ安倍首相擁護”だけでなく、を展開する極右雑誌は世間的に見てトンデモではあっても、安倍応援団にとっては、コロナを改憲のダシにしはじめたことだ。

 小川氏は「Hanada」で〈日本の総理には、緊急事態においてさえ、権限の集中がほとんどなく、国民の私権を制限することは極度に困難だ〉と安倍首相をフォローし、〈憲法に緊急事態条項が無いためである〉と改憲への弾みに結びつけている。「WiLL SPECIAL」のほうでは、日本会議の改憲議論を牽引する百地章・日本大学名誉教授が“政府がコロナ対策を強行できなかったのは憲法に緊急事態条項がないから”という趣旨で〈憲法上の緊急権についても、積極的に議論を始める必要がある〉と力を込めた。加えれば、日本会議関係者が実質的に事務方をになっている極右改憲団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」(共同代表=日本会議の田久保忠衛会長、三好達名誉会長、櫻井よしこ氏)も4月、コロナにかこつけて「憲法に緊急事態条項を!」などと謳うチラシを拡散するなど、“コロナ改憲”のPRを加速させている。

 ようするに、安倍首相と一心同体の極右応援団の皆さんは「安倍首相はコロナ対策を頑張っているが、憲法の制約があるから難しいのだ。だから憲法改正だ!」と息巻いているのだ。剥き出しのコロナの政治利用としか言いようがあるまい。

 つまるところ、日本の「自称保守」=安倍応援団たちは、国民の生活や生命など二の次で、この破滅的な総理大臣をヨイショした先にある改憲という身勝手な願望を叶えることに躍起なのである。

 しかし、この極右勢力と安倍首相のこれまでの蜜月、連携を考えると、これは安倍首相の本音なのではないか。かけてもいい。おそらく安倍首相はこれだけ失策を重ねたにもかかわらず、その責任には一切ほおかむりし、もう少し経ったら、コロナ感染拡大を逆に憲法改正のせいにして、改憲を煽り始めるだろう。

 その前に、一刻も早く、安倍首相を総理の座から引きずり下さねばならない。

最終更新:2020.04.21 11:34

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

コロナ感染拡大も安倍応援団の“極右”は別世界! Hanadaは「安倍総理の決断が感染爆発止めた」、WiLLと日本会議は「今こそ憲法改正」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。安倍応援団小川榮太郎憲法改正新型コロナ対策月刊Hanada月刊WiLL編集部花田紀凱の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄