上田晋也の番組で東国原英夫と千原せいじが嫌韓発言を連発するも、元ネトウヨの古谷経衡に逐一反論され日韓問題への無知晒す

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千原せいじが「韓国の国民性」発言に古谷は「日本が上から目線」

 明らかに論破されているのだが、しかし、せいじら「韓国と仲良くしなくてもいい」派は、持論を撤回するどころか、手を替え品を替えて韓国を叩こうとする。たとえば、討論のなかで「韓国と仲良くしなくてもいい」立場の大学生が、「いろいろ教えてもわかってくれない。覚える気もなさそうだし」「勉強に喩えたときに、日本が先生で韓国が生徒」と発言したのに乗じて、せいじが「国民性だ」などと言い出した。

せいじ「そういうのってすんごい面白くって。本当に国民性やなと思うんやけど。あの、ハブ空港なんか行くと、乗り換えのときに一番手前がアジアで言えば中国やねんな。中国の飛行機、もう中国の人が近うないと嫌や言わはるから。その次に韓国。韓国の人は日本より後ろ嫌や言うて。結局日本がつくるときに一番金出してんのに、めっちゃ奥にあるみたいな。なんかそんな感じで、付き合う言うても、うまくいかへん感じがすごい臭うてるのよ。空港ひとつみても」

 ちょっと言っている意味がわからないが、ようするに、せいじは「韓国人はわがままで、日本人は我慢している」と言いたいのだろう。だが、こうした主張は、単に韓国を上から目線で罵り、「国民性」などと言ってレッテルを貼る、つまりはヘイト丸出しの言説でしかない。実際、番組のなかでも、せいじは古谷氏にこう指摘されていた。

古谷「あの、原則から言っちゃえば、世界の国々ってどんな小さな国でもどんな大きい国でも、平等なんですよ。国連決議のときに一票持ってるんです。で、日本と韓国にしてみれば、1965年の日韓条約で、お互い平等な主権国家であることを認めたので、どっちが教えてやるとか、甘やかしてやってるとか、いや、こっちが我慢してやってるとか、そういうこと関係ないんですよ。もう平等なもので見なきゃいけない。ところが、なんか一部の人を聞いてたら、まだ日本が上から目線のように私は聞こえる。それはよくないことだと思います」

 まったく古谷氏の言う通りだろう。結局、「韓国は嘘つきでわがまま」「日本は我慢してきた」というような言説は、植民地支配や戦中に日本が朝鮮半島の人々に対しておこなった非人道的な行為の数々をまったく考慮していないだけでなく、それこそ“アジアで最初に近代化をなしとげた大日本帝国”のマインドを引きずった差別的感情の発露でしかないのだ。

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