北方領土の日、安倍首相の挨拶や政府広報から「日本固有の領土」の主張が消えた! ロシアに屈し交渉失敗を隠す卑劣

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「固有の領土という言葉を使え」と迫られても使わなかった安倍首相

北方領土の日、安倍首相の挨拶や政府広報から「日本固有の領土」の主張が消えた! ロシアに屈し交渉失敗を隠す卑劣の画像2
政府広報の広告から消えた「北方領土は日本固有の領土です。」の文言


 安倍「あのー、わ、あの、政府の立場としてはですね、えー、北方、えー、その北方領土についてはですね、えー、の、しっ、島々には、我が国の主権、北方領土の島々は、我が国が主権を有する島々であると、いう立場でございます」
 大塚「『固有の領土』という言葉は使えなくなったんでしょうか」
 安倍「これはですね、あのー、これはもう、この国会ではこういう、この答弁を一貫させていただいておりますが、(手元のペーパーを見ながら)北方領土はですね、我が国が主権を有する島々である、この立場、この立場には、変わりが、ないということを申し上げているところでございます」

 まるで壊れたロボットみたいではないか。ようするに、安倍首相の答弁や、政府広報の広告から「固有の領土」という言葉が消えたのは、ロシア側からのプレッシャーに負けた結果なのは誰の目にも明らかだろう。それは、北方領土帰属問題をめぐる進展のなさを表しているだけではない。裏を返せば、安倍首相が盛んに使ってきた「領土」という概念が、いかにフィクショナルなもので、政治のご都合主義的なシロモノに他ならないかを示しているともいえよう。

 にもかかわらず、安倍政権はいまだに「領土交渉は進んでいる」との嘘をつき続けているのである。

 先月の日露外相会談後、河野太郎外相は「首脳間の合意を受けて、しっかりと前へ進めていこうという手応えを感じた」「明確にすべてのことについて日本側の主張をお伝えできた」などと記者団に説明した。しかし、実際には日本側はロシアとの共同会見をキャンセルし、ラブロフ外相は単独会見で「『第二次大戦の結果、南クリール諸島はロシア領になったことを日本が認めない限り、領土交渉の進展は期待できない』と再度、伝えた。反論は聞いていない」「島の主権をめぐる問題については議論されなかった」と明言している。

 つまり、実際には「南クリール諸島=北方領土はロシア領である」という主張に反論すらせず、「主権をめぐる問題」の議論すらしていなかったのに、安倍政権は「領土問題は進展している」とデマカセを言って、国民を騙しているのだ。その国民についた“嘘”とロシアの顔色を見ねばならない“現実”のしわ寄せが、まさに、安倍首相が「北方領土は日本固有の領土」と言えなくなった理由なのだ。

 大手マスコミは、「固有の領土」などの表現が消えた問題を「ロシア側に配慮」などとぼかして伝えているが、安倍首相たちがこれまでいかに私たちを騙してきたかをきちんと報じるべきだ。それができないのならば、もはや政府がいかなる失態を繰り返したとしてもそれが報道されない“報道統制国家”と化してしまうだろう。

最終更新:2019.02.07 10:52

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