指原莉乃卒業でその処世術を考える! オヤジ目線を内面化し女性を攻撃、エライ人には全面同調

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

AKB落下事故を「本人の不注意」と自己責任論で運営擁護

 指原のこうした姿勢はセクハラだけではない。愕然としたのが、AKB落下事故のときのコメントだった。

 これは2018年3・4月、さいたまスーパーアリーナで行われていたAKB48グループのコンサートにおいて、アリーナ上に設けられた3メートルほどの花道から出演者が転落したというもの。HKT48の秋吉優花が足の薬指と小指の中足骨を骨折し、AKB48の稲垣香織は頭蓋骨の後部にあたる後頭骨を骨折した。稲垣に関しては後頭骨という危険な箇所の怪我ということもあり、経過観察のため入院するという重大事故だった。

 ネットでは、当然、運営の安全対策や管理責任を問う声が上がったのだが、指原はこんな「自己責任論」をツイートしたのだ。

〈対策も何もないです、こればかりはステージに立つ人間が気をつけるしかないです。イヤモニでずっと「落ちないでね!気をつけてね!」と声がけはしてくれてます。気を引き締めてステージ立ちましょ!〉
〈本人たちは絶対に自分の不注意だってわかっているから。。なんでも運営運営っていうのは違うんですよねえ。。〉

 また、『ワイドナショー』でも、このツイートを受けて松本人志から「じゃあ、指原にして見れば、『落ちてんじゃねえよ、バカ』っていう?」と煽られると、「そういうことじゃないですけど」と否定しつつも、笑いながらこのように続けた。

「他のアーティストやアイドルの方って落ちるか?っていうのがあって。いままであんまりないじゃないですか? あんまり落ちるっていうのは」

 怪我を負っているメンバーに対して、心配するどころか、バカにして本人が悪いと言わんばかりの物言いをするとは、いったいどういう神経をしているのか。

 ちなみに、指原はHKT48のメンバーであると同時に、尾崎充氏と共にHKT48劇場支配人を務めるプレイングマネージャー的なポジションにある。表向きは同じメンバー代表のようなポーズを取っているが、その内面は完全にアイドルをもののように扱っている運営側なのだ。

 いや、ある意味、それは運営側よりも悪質と言えるかもしれない。自ら現役のアイドルである指原はこうした物言いをすることで、運営を免責し、ほかのメンバーが異を唱えづらくなる抑圧として機能してきたのだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

指原莉乃卒業でその処世術を考える! オヤジ目線を内面化し女性を攻撃、エライ人には全面同調のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。AKB48ワイドショー指原莉乃本田コッペの記事ならリテラへ。

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄