今度は3歳児に暴力! 戸塚ヨットスクールの“体罰教育”を支持する石原慎太郎ら右派論客のグロテスクな狙い

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 その代表格が、石原慎太郎元東京都知事だろう。1983年の戸塚氏逮捕直前には「文藝春秋」で対談し、「戸塚さんがやっていることは、あるべき正当な教育やしつけの一番の真髄なんだね」と絶賛。拘留、刑期中、出所後も一貫して擁護し続け、現在も戸塚氏と個人的親交が厚く、「戸塚ヨットスクールを支援する会」の会長も務めている。なにより石原氏は、戸塚ヨットスクールが脚光をあびる前から“体罰肯定派”の急先鋒だった。1969年に出版してベストセラーになった『スパルタ教育 強い子どもに育てる本』(光文社)には、それこそ戸塚氏も顔負けのトンデモ体罰論が展開されている。

「子どもをなぐることを恐れるな」「暴力の尊厳を教えよ」「いじめっこに育てよ」「子どもに、戦争は悪いことだと教えるな」。さらには、今回の戸塚宏の行動を彷彿とさせるこんな一節まであった。

〈子どもは、幼ければ幼いほどなぐらなくてはならぬ。なぐることで親は、はじめて親の意思を直裁に、なんの飾りもなく子どもに伝えることができる。〉

 同じく、極右政党・次世代の党(現・日本のこころを大切にする党)の同志であった元航空幕僚長の田母神俊雄も、戸塚氏の熱心な支持者の一人だ。2010年には『それでも、体罰は必要だ!』(ワック)という戸塚氏との対談本も上梓。そこで田母神氏は、現代に必要な「教育改革」として「『体罰』をOKにしたら、問題児の八割は良くなる」と主張する戸塚氏と意気投合、ふたりで“日本の武士道は世界最高だ”と称揚しつつ、得意げにこう述べている。

「体罰は絶対にいかんなんて、子どもたちにとっては大変不幸な環境ですよ」
「子どもを絶対に殴らないというのは、日本は絶対に先制攻撃はしないという発想と同じなんですね」

 さらに、戸塚氏が顧問兼支部長を務める「体罰の会」という体罰復活を主張する団体があるが、この会にもズラリと保守言論人が顔を並べている。会長は加瀬英明氏、役員には宮崎正弘氏、西村幸祐氏、水島聡氏などなど。さらにあの日本会議会長の田久保忠衛杏林大学名誉教授も顧問を務めている。田久保氏は、09年の「『教育における体罰を考える』シンポジウム」での講演で、「学校教育法を『体罰を加えることができる』と書き換えるべき。戦後、社会全体がゆるんでいる。こういうとき体罰が必要」と主張している(産経新聞09年7月6日付)。

 また、戸塚氏を直接支持していなくても、体罰肯定論者は山ほどいる。数々の人種差別やトンデモ発言で知られる作家の曽野綾子も「体罰はすべてダメ、ということになった時から、教育は狂って来てしまった」(「週刊ポスト」1996年12月6日号/小学館)、「体罰も幼い時は当然だ。体罰は一種の世代間の会話だということを大人は忘れてしまっている」(同2002年2月1日号)と“体罰は教育になる”が持論だ。

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