佐野研二郎の5年前の著書『思考のダイエット』を読んでみたら…そこには今回のパクリ騒動を予見させる言葉が満載だった!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
sanokenjiroudiet_01_150912.jpg
佐野研二郎氏が2010年に上梓した『今日から始める 思考のダイエット』(マガジンハウス)

 9月1日に東京五輪組織委員会がエンブレムの使用中止を発表した後も、いまだ収束する気配のない佐野研二郎氏へのバッシング。

 一方で、そのサノケンが2010年に出版した著書『今日から始める 思考のダイエット』(マガジンハウス)がやたら売れているらしい。筆者もコワいもの見たさで、さっそく入手して読んでみた。

 と、パラパラとページをめくっていると、ふと目に止まった以下の文章にビックリ! なんと、サノケン、5年前に今回の騒動を引きおこすことを予告していたのである。

〈いま手がけている広告やその商品を、街の人が見たり、手に取ったとき、いったいどんな表情を浮かべるかをシミュレーションすることを怠ってはなりません。例えば、あるビジュアルをつくったら、それを街のビルボードの写真に合成したり、持っているショッピングバッグの写真に合成するだけでもずいぶんリアリティーをもって客観的に確認することができます〉

 そう、ショッピングバッグの写真に合成というのは、サントリーのトートバッグを連想せずにはいられないし、街のビルボードの写真に合成というのは、もろ、エンブレムの展開例でやっていたことではないか。

 もしや、この本にはサノケンのパクり方テクニックが書かれているのでは…そんな妄想を膨らませた筆者は、本を読み進め始めた。ところが、次に目についたのは、こんな記述。

〈閉じられた空間ばかりにいるのではなく、街に出て、人に会うことも重要です。いま、世の中がどのようなものを求めているのかは、インターネットを検索しているだけでは、見えてきませんし、自分の目で見たり聞いたりした、その実感がなければ、世の中の空気を察知する感受性を見に付けることができません〉

 それ、あなたに一番、言って聞かせたい言葉なんですけど……。さっき言ったエンブレムの展開例の写真とか、トートバッグのフランスパンとか、多摩美のポスターの眼鏡とか、きちんと「街へ出て」自分で写真を撮っておけば問題にならなかったはず。それこそ横着して「閉じられた空間」のパソコン上でチャチャッと仕事を終わらせようとしたからこんなことになったのではないか。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

大手広告代理店のすごい舞台裏 電通と博報堂が圧倒的に強い理由

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

佐野研二郎の5年前の著書『思考のダイエット』を読んでみたら…そこには今回のパクリ騒動を予見させる言葉が満載だった!のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。五輪井川健二の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 東京五輪学徒動員”に向け、緊急事態宣言中に教員770人が会場を“集団下見”
2 大阪維新・府議の「感染、即入院」はなぜ報じられない?
3 菅首相の7月高齢者接種完了宣言の裏で総務省が自治体に「完了すると言え」
4 大阪で123の病床が削減! コロナ医療崩壊でも菅政権が強行する医療カット
5 高橋洋一「さざ波」「笑笑」ツイートを擁護するお笑い芸人たちの浅はかさ
6 北海道の感染爆発は菅首相忖度の鈴木知事が対応を遅らせた!
7 宮本亞門が「“お金がからない五輪”は架空」海外のVIP接遇費44億円
8 つるの剛士が虎ノ門ニュースに出演
9 入管法改正強行に小泉今日子らが反対表明!スリランカ人女性見殺しにも非難
10 大阪の入院率10%のなか、維新議員が「コロナ感染、即、入院」で非難殺到!
11 維新の市長候補はたかじん遺言執行人
12 西村担当相が「マスクでも感染」認めたのに濃厚接触者の定義変更しない菅政権
13 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
14 菅原文太の安倍批判が一周忌に公開
15 内閣官房参与の高橋洋一がコロナ感染状況を「さざ波」「笑笑」とツイート
16 東京都が東京五輪の観戦に子ども81万人を動員! 感染拡大中に通達
17 東京五輪ボランティアと同種の仕事に「時給1600円」疑惑を組織委に直撃
18 ウーマン村本、ローラ…権力批判芸能人を排除する醜悪メディア
19 松坂桃李、GLAYもランクイン「芸能人よく言った大賞」後編!
20 池江璃花子のツイートを菅政権やメディアが反対運動封じに利用!
1大阪の入院率10%のなか、維新議員が「コロナ感染、即、入院」で非難殺到!
2コロナのさなか自公が高齢者の医療費負担を2倍にする法案を強行採決へ
3東京五輪学徒動員”に向け、緊急事態宣言中に教員770人が会場を“集団下見”
4 菅首相がコロナ対応の失敗を改憲にスリカエる発言! 国民投票法も強行成立
5大阪維新・府議の「感染、即入院」はなぜ報じられない?
6 菅首相が「人流は間違いなく減少」と真っ赤な嘘! 東京駅前は昨年の1.8倍
7宮本亞門が「“お金がからない五輪”は架空」海外のVIP接遇費44億円
8『めざまし8』で3時のヒロイン・福田らが「吉村知事はタイプ」話で盛り上がる
9大阪で123の病床が削減! コロナ医療崩壊でも菅政権が強行する医療カット
10北海道の感染爆発は菅首相忖度の鈴木知事が対応を遅らせた!
11菅首相「五輪選手と国民が交わらない」は嘘 528自治体で選手団と住民が交流
12内閣官房参与の高橋洋一がコロナ感染状況を「さざ波」「笑笑」とツイート
13高橋洋一「さざ波」「笑笑」ツイートを擁護するお笑い芸人たちの浅はかさ
14池江璃花子のツイートを菅政権やメディアが反対運動封じに利用!
15西村担当相が「マスクでも感染」認めたのに濃厚接触者の定義変更しない菅政権
16入管法改正強行に小泉今日子らが反対表明!スリランカ人女性見殺しにも非難
17菅首相の7月高齢者接種完了宣言の裏で総務省が自治体に「完了すると言え」

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄